
鉄素材の板金(材料)を使ったパネルに塗装とシルク印刷を施した加工例です。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
装置など製品の外装や化粧部分に使われる精密板金製品の表面処理としては塗装にシルク印刷をするものが一般的なパターンです。
精密板金で使われるポピュラーな材料はSPCC(冷間圧延鋼板)と言って鉄そのままの材料です。この材料に何も表面処理をしないで塗装をするといずれ錆で塗装は剥がれてしまいます。通常SPCCを使った場合はメッキ処理をしてから塗装を行います。
丸井工業はクロムフリーと言う環境に配慮した材料を使っています。この材料は表面にメッキ処理がされているのでこの上に通常の工程を踏んだ塗装をすれば材料が直接の原因で錆が発生して塗装を剥がしてしまう様な事はおきません。

▲ NCT加工機、ベンダー、など幾つかの工程を経て出来上がったパネルです。

▲ パネルに塗装をした物です写真では分かりませんが黒系のメタリックです。

▲ シルク印刷が完了したパネルです。文字以外にも線やベタ(塗りつぶし)も印刷します。

▲ ベタ印刷の部分には後から不滅インクでナンバリングなどができます。
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