精密板金の丸井工業ブログ

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加工機と作業の数値化

2008年08月15日 | 精密板金 設備
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


【 精密板金加工 】“加工機と作業の数値化”についてお話します。

精密板金加工の作業についてお話するところから多少遠回りをしま
したが、今後の説明をして行く上にも役にたつ事と思います。

当社を例に作業を大きく分けると“抜き”“曲げ”“溶接”となり
ます、多分一般的にみても大差は無いと思います。
この中で“抜き”という作業は機械が全てを行います。

昔は以前お話しました“ケトバシ”という道具を使い抜きと曲げなど
の作業をおこなっていましたが、この場合は穴をあけたい位置や曲
げたい位置に作業者が材料を移動させ蹴飛ばすこの単純作業の
繰り返しでした。(穴をあけたり曲げたりする機械は他にもあります
のでまたいずれかの機会に説明します)


精密板金 丸井工業 ケトバシ
▲ケトバシ(道具)中央の台に材料をのせる


それを現在では、移動する材料の位置をX座標Y座標という
概念で数値化する事により加工機が全てを行う様になりました。



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当時の作業者

2008年08月04日 | 精密板金 歴史
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


【 精密板金加工 】“当時の作業者” についてお話しします。

少し昔と言っても、30年前位の町工場の風景です・・・
数日に渡って私の見聞きした昔のお話をしてきましたがもう少し
おつきあいください。

前回は“ケトバシ”の説明をしましたが分りにくいと思います。
モーターや油圧では無く、人間の足が動力のプレス機と言った方
がわかりやすいかもしれません。

ケトバシに使う金型は金型屋さんに発注する場合もありますが
作業者が手作りで金型を作って板金加工をする場合もありました。

とにかく人間が動力、体力と気力の勝負!
人間だから段々と疲れてくるだろうし、集中力を切らさないなど
いったいどの様な精神力だったのでしょう?不思議に思います。

現在の様に工程計画にもとずいた作業指示書なんて無かったでし
ょうし、一元管理された情報を各端末で作業者が共有するなんて
事は夢の様な話だと思います。

ですから、その当時は作業者が使える情報は図面だけ
当然図面には載っていない、顧客の細かい要求事項などは伝わる
訳は無く、悪く言えば「すべて作業者の力量まかせ」品質が安定
するはずはありません。

今日の様な暑い夏、いったいどんな品質の製品だったのか?

それでもその当時の作業者は図面の要求に近づける様に努力
をしていたのだと思います。

凄いです。


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昔の加工について

2008年08月01日 | 精密板金 歴史
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


【 精密板金加工 】“昔の加工”についてお話しします。

さて、今日から8月に入りました夏本番です!

先日にひきつづき私が見聞きした少し昔の作業風景にタイムト
リップです。

子供の頃の工場の中は灰色やら薄緑色やら黒い金属の色がそ
のままといった加工機が並んでいたのであまり興味が沸く様
な場所ではありませんでした。
(工場内には“入るな!“とも言われてましたし)

現在の工場内はとてもスピード感がありますが、その当時の
工場は独特なリズムというか時間の流れの中で作業が進んでい
た気がします。
「カッツン、カッツン」と小さなプレスのカムの音に混ざり
「ドン!」という“ケトバシ”の音が響いていました。

やはり殆どが手作りの加工が多く、“ケトバシ“と言う道具が
ずらっと並んでいて作業者がそれを使って加工をしていました。

もともとそういう名前の道具なのか使い方から来た呼び名なの
かは知りませんが現在でも“ケトバシ”は十分に活躍している
道具です

“ケトバシ”はケトバシの前に座って足元にあるバーを足で
蹴飛ばします、蹴飛ばすと上から金型が下がって来て、その下に
ある板金を切り抜いたり、曲げたり、絞ったりと蹴飛ばす力加減
を調整して製品を作って行くのです。




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