おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

アル中オヤジのある日

2010年04月30日 06時38分36秒 | 日記
昨日、この村にある唯一の大型薬品ストアに買い物に行った。ここにはくすりだけでなく、ほぼ何でもある。特に必需品の酒(ビールと焼酎)が安いので定期的に買いに来る。ビールはいつものようにカロリー糖質、プリン体カットの発泡酒。グリーンラベルをいつも飲んでいる。ここには台湾製、韓国製の超安い(98円)ビールもある。若干薄気味悪いけど飲んでみたら意外にいけた。

酒のコーナーを見て回ると何故だか「幸せな気分」に浸れるから不思議だ。これってもうアル中に近い状態を示している?

焼酎の棚を見てたら、本日の売り出しという紙切れが張られていて「赤霧」が1280円で出されていた。そして既に売り切れ。この前の旅行の時横浜のみなとみらいワールドポーターで特売1300円だったので「奇跡」と思い2本買って自宅に送っている。「まっいいか!!」と諦めたらその横に「赤の宝山」が誇らしげに、「1280円」のレッテルを付けられて威張っている。たしかこれも貴重なプレミアの附く奴ではなかったか?すぐ買い物籠に2本入れて買った。

帰ってから、我が家の作り付けの書棚の一角の焼酎コーナーにその2本を飾った。これで「魔王」、「百年の孤独」、「赤霧島」3本、「伊佐美」の1升瓶、そして「赤宝山」が2本並んだ。見ているだけでうっとりする。「バカだなあ・・・」

山女魚釣りの極意を聞いたぞ・・・

2010年04月29日 09時19分36秒 | 日記
阿蘇に移り住んで、田舎暮らしを始めたけれど、幾つかのリスクがある。その最大級は病院が遠いこと。少なくとも定期的な診察を受けている目の大学病院と内科全体を見てくれているかかりつけ医。二つを一緒の日に合わせて月一、山を降りることになる。これは1時間程度のことでたいしたことではないが、もし救急な必要に迫られるような事態が起こった時がちょっと不安ではある。
あとは小さなことだが、郵便ポストが近くにないので、車で郵便局まで行かければならないこと。それから買い物が不便。店(スーパー、八百屋)がないこと。これも郵便局までの距離くらいある。といっても6,7kmかかる。
だから生鮮野菜は自分の畑で、あとは買い置き。

それと阿蘇は九州の臍のような所に位置しているので、海が遠い。これは一番近くて、天草大矢野まで2時間。村の人達で海釣りをする人は宮崎の延岡まで出るという。これは私にはしんどい。
それで思い切ってこの辺、阿蘇外輪山の山間部、渓流に恵まれている。これに変えた。仕掛けは延べ竿に、山女針、小さな浮きをつけていたが、昨日先輩に「浮きは附けないで探りでやるのだよ」と忠告された。錘の2Bでいいのだそうだ。いたって簡単。餌は「どんぐり虫」。去年秋に腐るほど周辺にあるくぬぎのどんぐりを集めて、バケツに赤土の塊を入れて置くだけで、十分。どんぐりに救っているどんぐり虫が栄養を採って、殻から抜け出し、冬赤土に潜り込んで越冬する。これも教えてもらったことだけれど、初めてその赤土の塊を砕いた時、驚いた。虫が赤土の中にいっぱい三々五々部屋を作っていて眠っている。(いやもう起き出しているがー)
餌は買いに行くことはない!どうせ釣り道具屋といっても街に降りなければないのだが・・・
今週は一昨昨日、昨日、いつも行くポイント、といっても車で4,5分のところだが。
 
今年は今までにない変化があった。山女魚が2匹釣れたのだ。竿を出してすぐガツンと来た。弾きもいい、感動の瞬間だった。釣りはこの魚が掛かった時の指先に伝わる魚信(生体反応)がすべてといっていいくらい。今まではアブラメしか釣れなかったのに、今年は幸先がいい。

昨日釣り場からの帰り、地元の知り合いの方に偶々出会った。山菜を取りに来たという。その方たちと立ち話をする中で、新たな情報が手に入った。今の釣り場は狭く、去年からすると雨ばかり降るので水量が増え、足が狭くなって釣り辛くなっている。「そこよりこの上流にいいとこがあるよ」とポイントを教授された。「じゃー今から行ってみます」と別れて、すぐそこに向かった。今まで気付かなかった山奥に登っていく道があった。薄暗く少し勇気がいるが登っていくとすぐ分れ道になって、渓流に降りる道がある。用心深く降りていくと「あった、あった!」。
松島菜々子が清涼飲料水の宣伝でロケーションに使った(これもここから1時間くらいところ)場所に似た轟々と水が流れ落ちている堰があってその下に淀みがありたしかに魚がいそう。ここなら妻も安心して遊べる。秘密にしておかないと、荒らされるので口外秘!山女魚は塩焼きがいちばん!アブラメはテンプラ。岩魚っていないのかなあ・・・?山女魚釣りは釣り人の姿が見えると軽快して餌を食わないそうだ。静かに、身を潜ませてー闘志が湧いて来たぞー。今日も行っちゃおっかなあ

自主製作のベンチ完成!可オア不可?

2010年04月28日 06時47分04秒 | 日記
不器用この上ない私が田舎暮らしを始めるに当たり、この技術の上達は必須要件だと思っているのが木工。実は、この前か金槌で左手の親指を思い切り叩いてしまい、爪には当たらなかったので大丈夫だったがその横の皮膚が酷くやられてずっと治療(といっても自分で消毒するだけ)していたのだ。周囲の住人はみな自分でデッキを作ったり、Uさんのように素人にも関わらず本格的な住居を建築している人もいる。ほとんど何でも作っておられる。いろいろ見ている内に「俺だってこれくらいできる筈」という意欲が湧き上がる。それで最初に作ったのが花壇の柵。これに白いペンキを塗った。これがもう2年前、別荘として使い始めた時。今や古びて、今回すべて見えないところ(家の裏の杉林との境)に移し、新しく柵を作り直した。この駐車場・書斎を建築している時に出る廃材がかなりの量になっているので材料に不足はない。

今回は前回よりも少しスキルアップした。まず、丸ノコを使って下端を尖った山状に切り揃えたこと。支柱も長くしっかりしたものを使った。ペンキはやはり白を使った。白が一番見栄えがいい。これでいくらか建物の印象が良くなったと思う。

それからベッドサイドのテーブル。これもUさんに教わりながら作ったのでいいものが出来た。塗料はマホガニーを使った。
その後、釣り道具入れ。胸ぐらいの高さ、奥行きも1m位の大きなもの。屋根は波板を張った。扉を作る技術がまだ足りないので、買い物でもらったしゃれた大きなビニール袋を四囲をはさみで切って、2枚にを使い貼り付けた。これで不自由はないのだが、今日は木材で扉を取り附けようかなー。

畑には耕運機を収納する倉庫、肥料、農耕具を入れる簡易倉庫(扉はない)。これまで作ったものはこんな状況。

さて昨日、畑の脇にベンチがあればちょっと疲れたときに、腰掛けられるので一休みできるのではないかとずっと思っていた。それを実行することにした。
今回は土台部分を建築に使った柱用の大きな角材を利用して、それに横木をつけるのにオス・メスを使って接合するように工夫した。これが実に面倒。丸のこ、ノコギリ、ドリル、ノミを使った。これが大工のようにぴたっとは納まらなかった。問題は寸法をしっかり測って、正確に切る、彫ること。これは慣れと相当に経験がいるようだ。土台ができたら後は比較的簡単に出来上がった。支柱が大きいので重量感があってよくできたと自分では思うのだが・・・さて写真をご覧になってどうでしょうか?
それとも

「チャングム」随想

2010年04月27日 10時40分50秒 | 日記

この春、TV局の方針で大分番組が変わった。一番楽しみにしていたのは「田舎に泊まろう」だったが、なぜだかなくなった。家にこないかなあ・・・と期待していたのに、残念。実はこの近くまで来ていたのだ。タレントが行きたがらなくなったのか、地味すぎて「時代」に合わないというのかー数字が取れなかったのか。最近では2本のうち1本は昔見た事のあるものを再放送していた。このやり方には頭にきて地元TV局に抗議の電話を入れたこともある。その頃からTV東京内では問題化されていたのだろう。

でも私は好きだった。何にも情報を持たされていないタレントがある田舎に連れて行かれて、宿を探す。単純だけれど、あまり顔を知られていないタレントは警戒されて、迷惑がられて拒否され、追い帰される。しかし、そこは人間が表れるところ。正直にお願いして、了解を得て民家に上がらせてもらうと、どの家も出来得る限りの歓待をしてくれる。美味しいものを、一番いい酒を、そして一番風呂に入れさせてもらい、暖かな布団に寝させてもらう。
そして翌日は必ず恩義を形にして返す(形にしない場合もあるが、農作業のお手伝いとかー)。別れの場面が感動的であった。人間味があるタレントは情感深く接していただいた民家の家族に別れを惜しんで涙する。そして見えなくなるまで手を振り続ける。(ここだけは演出も入っているものと思うが、「是非見えなくなるで手を振ってください」とディレクターが頼んでいるはず)
タレントが一泊を頼む場面で、突然であるだろうがけんもほろろに拒絶する家が出てくる。そういうもんかなあ・・・?
しかし、残念至極。

熊本ではチャングムが再々?放送されている。キー局が次々替わっているようだ。初めはNHKだったか、BSだったかーそれから民放に移り、現在地元の民放で放映されているが、全国的にはどうなのだろうか?
再度見始めたが、これが歯痒くなるほど?面白く、見入ってしまう。これが日本人を熱狂させるものって何だろう?前回、(日曜日12時)すべての仕事を止めてテレビの前に座って見るのだが、少し客観的な視点も入れて見た。朝鮮王朝の宮中での話しなのだが、ストーリーとしては歴史に残るような時代の大きな変化をドキュメンタリー調に描いてあるものではなく、チャングムと一女性の謂わば出世物語で、ドラマの中心はほぼ女同士の妬み、恨みつらみが微細に描かれるのだ。少し距離を置くとそんな大袈裟言わなくても・・・そんな気がしないわけではないのだが、視聴者を引き込む魔力が備わっている「チャングム」にはー。橋田寿賀子のドラマのファンが多いと聞くが、人情の機微の描き方は似ているのではないか。見たことはないのだがー。
しかし、出てくる女優の美しいこと。チャングムのイヨンエ最高。男優の武官のチジニもいい男だ。女優達が皆同じ顔に見えるのは何故だろう。もしかしたら、整形で似通った顔になっているのではと疑ってしまう。韓国では整形が普通に行われていいるというから。もちろん日本でも増えてはいるが・・・

「冬のソナタ」も流行した。今でも「冬のー」ツアーにロケ地へ出掛ける日本人の女性達が多いという。先日はその中から一人行方不明者が出ている。そこまでいくと「「日本人って軽薄で恥ずかしいなあ」と思ってしまう。地元民が日本人に対して歴史的社会的な憎悪を未だに持ち続けていること、つめの垢ほども知らないでのこのこ出かけ手言ってるとすれば、甘いと言わざるを得ない。少なくとも近代植民地時代の歴史についてはある程度の知識を持って出かけるべきだろう
私は「お笑い」が大好きだった。ショウを見ていると大笑いして、ストレスの解消法にもなる。しかし、流行が度を越してしまい、お笑い日本一を決める番組では賞金が最初は100万円だったのものが今や1000万円に高騰し、芸人の養成学校までできている。どうして日本人はお笑い芸人を好むのか?チャンネルを捻ると必ずどこかにお笑い芸人が出てきて、「芸」ではなくバラエティーで大威張り。ドラマまで次々に登場する。
この頃は嫌になって、殆ど見ない。今、面白いと思って見る番組が少なくなっている。
紳助もその傲慢さには辟易する。さんまの方がいい。たけし、タモリは才能豊かでただギャグだけ言っているような人文ではなく、学識も芸術的な感性も豊かで凄いと思う。
夜10時からの古館ニュースショウ「報道ステーション」の他は、NHKの「家族に乾杯」、「龍馬伝」、教育TV の「趣味の園芸」、テレビ朝日の「人生の楽園」これくらいかな・・・

写真は善光寺の仁王像

いやーん、ばか見つめないで!

2010年04月26日 09時20分19秒 | 日記
退職後、阿蘇に移り住んでひと月過ぎた。一時は不安と変化で天気みたいに気持ちが落ち込んでいた時もあったが、少しずつこちらでのペースを摑みつつある。

昨日は午前中、畑仕事。今は植え付けのための準備というとこかー。見て回ると所々に竹が新芽を出している。すなわちこの下に根が張っているということ。これが作物の成長を阻害する。大根など変形のもとだ。鋤とスコップ(場所によって表現が違うらしいが,工事用・農作業用のもの)で新芽の場所を深く掘る。あった根が40センチ程の深さに横に長く根が張っている。これを引き抜かなくてはならない。格闘だ。そして切れないで長いのが取り出せると何故か誇らしげな、誰かに見せたくなるような思いを抱いてしまう。密かな楽しみになった。
これで一汗掻くことになる。けっこう力も入るし、運動になる。

午後はリビングの電灯が1個切れているので、交換。といってもそんな簡単にはいかない!家の作りが洋風?で天井がめっちゃ高い。太い梁が床から7mくらいあろうかそこに吊り下げ式の蛍光灯(シャンデリア風ーなんでも風・・・)3個吊られていてメインの「シャンデリア」には今風電球が6個ついている。この1個が切れた。昔は暗い裸電球に白い円盤状の菅笠のような笠がついていた。それも低いところに吊り下げられていたので交換は容易かった。脚立も普通の90cmでは全然だめ!!

近所の仲良くしてもらっているUさんから伸び縮み式の梯子(伸ばせば10mくらいにはなりそう)アルミサッシでもかなり重いので夫婦で協力しながら、部屋に持ち込んで梁にかけた。そこでだー誰が登るか!?こういう所で男を示さないと「男が廃る」。「おれがやるよ」と申し出る。するときっぱり「あなたは不調法だから高いところに登るとフラ付いてツコケル(こけるの意)からだめ!!また病院かからなくちゃならなくなるわよ」とダメだしされた。怪我・病気・入院・・・私の専売特許なのだ,確かに。これを言われるとグーの根も出ない。
「下をしっかり支えといて頂戴」と命じられ、妻が潔く梯子のステップを登っていく。途中、立ち止まる。「どうしたの?」、「わかってるじゃない、恐いわよっ」。「はいはい」
こんな、問答をしながら作業を終えた。

その後は、久しぶりに木工をしようと決めた。梯子を借りたUさんは凄い人物。定年退職されて、ここに別荘を一人でこつこつと建築されている。時々は知り合いの大工に手伝ってもらっているがー。基本的にはひとり。もう建て始めて4年。私が土地を探している時に知り合った。5歳上なのだが、とてもいい人でたいへんお世話になっている。
時々、お邪魔して進捗状態を見させてもらっている。母屋はできあがった。素晴らしい豪邸だ。純日本風で、まるで流行の温泉旅館みたいですね、すぐお客さん取れますよ!と冷やかしたりする。建坪で7,80坪くらい。敷地は350坪ほど。現在は、駐車場を建ててその仕上げとして間口のシャッターを木材で戸を作りつけているところ。見ていると刺激されて自分もやってみたくなる。その影響で木工の道具あらかた揃えたのだが、まったくぶきっちょで、面倒臭がりの自分を発見。私にはやれそうにないと諦めていたところ。でも畑にベンチでもあれば疲れたときに腰掛けられる。これくらいは作れるのではないかとチャレンジしようと決意。夕暮れまで取り組んだ。この結果は後ほど・・・

去年の赤大根。「いやーんバカ、見つめないで!!」