おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

薬品中毒の思い出

2013年11月30日 07時26分49秒 | 日記


今一部屋の増築工事を行っている。

その工事も終了間近になった。

照明など電気工事を残してほぼ内装が終り、外装の塗装が一昨日と昨日行われた。

壁の塗装だが母屋と同じ色に塗り上げる。

そこはプロの腕。ところが窓枠をニスで塗る時に問題が起こった。欠陥が出た訳ではないのだが、「臭い」が残った。

それはそれは強烈なシンナー臭さ。昔シンナー遊びが流行ったことがあったが、もちろん時代が違うしこういう臭いはダメ

運悪く、塗った後暴風雨になって窓が開けられない部屋の換気だけで対応したが間に合わない。

暫くして風が止んで小雨状態になったので窓を開けて、窓の外に向けて扇風機を最強にして部屋の空気を追い出しに掛かった。

部屋は寝室に接続している。寝室とのドアが最後に入るので開け放たれている。ここから臭いがどんどん進入してくるのだ。

昨日は小雪が降ったが塗装には支障なく、終了、今日腰壁の木部の防腐剤処理(塗り)が行われる。これが難敵。

以前、母屋を建てるときにこの防腐剤で急性中毒になって死ぬ目に遭った

防腐剤の名をクレオソートという。危うく命を失うところだった。

だから今日は家を避難する。今日の塗装が終わると、付属する屋根つきデッキを作る手はず。これは1~2日で終わるだろう。いよいよ完成だ。

出費は頭痛いところだが、妻の願いだ、叶えてえてやりたかったのだ。苦労させてばかりだったから・・・

簡単に行う殺人と背景

2013年11月29日 07時40分37秒 | 日記


最近短絡的な若者の殺人事件が多発しているような気がする。

昨日八丈島で逮捕された男が22歳。三鷹のタレント女子高生殺人の犯人が21歳。二つの事件は似ている気がする。

どちらも付き合いが過去にあって、別れてから振られた男がストーカーになり付回し、ついには殺人に至っている。

市川の被害者は子どもがいる女性。テレビで見ていると近所の評判はとてもよかった。「少し派手ではあるけどー」といった人もいた。

気になったのはNHKのニュースで流した被害者の写真は高校時代のまじめな顔。古館のニュースショーでは確かに派手なタレントの何とかショウコというお宅族に人気の女に似た化粧だ。フニャフニャ?とかいう変な格好のタレントにも目の瞳=コンタクト?も一緒。

2年も同棲していたという。男はやくざらしい。

三鷹にしても知り合うきっかけは携帯。

情報化社会が浸透し、機器は発達を極度に遂げ、便利ではあるが危険がその分周りに忍び寄っている。人間の欲が情報や機器の発達によって刺激が深まり、どんどん危うい方向へと導いている。

自分の中でしっかりした生き方への自己意識=自己規制の力を養っておかないと振り回されることになる。

用心用心

暴風雨

2013年11月28日 07時29分24秒 | 日記


昨日は強烈な風と雨、雷が阿蘇の南外輪山を襲った。

幸い大きな被害はなかったものの、デッキに置いていた物ほとんどが飛び散った。

さらにこの日、増築の部屋の窓枠などの塗料塗りが行われていた。このシンナーの臭いが強烈で、家中臭いが充満。

これを消すためには窓を開け放って空気を入れ替えるしかない。しかし、外は風雨

仕方ないので外の様子を見ながら、部屋の換気と雨が吹き込まない向きの窓を小さめに開けた。後で小雨になって風が収まったので窓を全開にして換気。8割くらいのシンナー臭さは消えたが、寝室まで臭いが充満していたので完全に除去することはできない。

臭いの幾分残る中で眠ったので気色の悪い夢を見てしまった。

見覚えのある顔の女の子と何人かで歩いていた。そしてなぜか高いつり橋に差し掛かったときに突然女の子が手すりに乗ってまるでサーカスみたいに「演技」しだす。両側に手すりを使い演技していたその時、手が滑って真っ逆さまに転落していく。

凍りついた。そして目が覚めたのだ

頭がシンナー中毒にかかったのだろうか?

今日の天気はどうか?雨が降らなければ家中の窓という窓開け放って空気入れ替えねば

私のボンビー話

2013年11月27日 07時30分21秒 | 日記
俵山の山野草

昨夜、「さんま御殿」を見た

テレビタレントの面白おかしい貧乏時代の話。

確かにインパクトのある昔話もあった。だけど、同じようなこと自分も経験あるって昔を思い起こしていた。



中学の1年。親の体調不良で仕事がままならず、とうとう工場のある大きな家を売り払い、近くに新たな家を求め引き移った。

その家がーだ!

見るからに古ーい家で、茅屋まさに廃家で風呂はあるにはあったが「五右衛門ふろ」それも焚口が屋内にあるためにお湯を沸かすと家の中は煙が充満して皆目に泪

確かに五右衛門は強烈な思い出。テレビの話の通り。

テレビと違う話。その我が家、天井板が葺いていなくて、梁(はり)にベニヤ板を乗せていた。風が吹く屋根裏から接着剤代わりに使った赤土=粘土がざーっとベニヤに落ちてきてこれが傾いているので寝ている布団に落ちてきた。

それから家に入るために襖紙を張り替えようと破いていった。
ところが・・・

襖の下張りに「古文書」が貼り付けてあったのだ。和紙に墨字でそれも連綿体でさらさらと書いてある。中一の私には古文書の価値なんてまったくわからないし、その解読なんてとんでもなかった

結局皆破り捨ててしまったのだけど、今思うとそれがどんなもの(公文、私文、覚書、手紙・・・)であったにしても、それなりの価値はある筈。今更だがもったいなくてー

こういう風にして文化財が民間から誰知らずして消えていくのだろう。

いろいろあるが、日本は豊かになったものだ。道歩く人も運転中の者も下を向いていると思うと皆スマホをしている。
どこかの知事さんが選挙に出るのに(自分は否定しているがダレの目にも裏は読める)無利子で印鑑もない借用書一枚で5000万円を借りたという。

豊かであることと人間が本当に心ゆたかに生きていくということとは異質なことだ。貧乏時代にも生きた輝きというものがあった。

青野圭吾『分身』読了

2013年11月25日 09時26分50秒 | 日記
咲き誇った皇帝ダリアも寒さで完全に萎れ果てた。でも初めて咲いてくれてありがとうと言いたい。font>

昨晩からの強い風雨が今も続いている。家の工事は雨で一休みだ。

青野圭吾って現代の若手?作家でも人気の高い人。随分書きまくっている。

何冊かの彼の本は読んでいる。今回は『分身』という小説を読んだ

彼は大学で電気工学を学んでいた関係からかこの本の中には現代科学の最先端分野の一つ生殖医療についてミステリーに仕上げていた。

要するにこの世に同じDNAを持った同じ姿の人間が3人いることが次第に判明することになる。

一人はもともとの遺伝子の所有者でこの人の細胞から2人の人間が別々の代理母によってこの世に生み出されていく。

若い鞠子と双葉。そして高城晶子。

この中で青野は生殖医療技術の危うさについていのちの本質的な、哲学的な考究をしている。いのちとは何だろう?生きるとは?

一方で有力な政治家がい自分の病気を治すためにクローン技術を必要として、そのためにだけこの技術を使ってクローン人間を生ませ利用しようとする。病気を治すために人間のいのちを勝手に「製造」し、治療のためという利己的欲求を満たすために生まれたいのちの尊厳も生きる権利も無視して利用していく。

倫理・道徳観念をまったく外せば、現在この技術は実現可能な段階に来ているのだろう。

ディテールは科学専門らしく詳しく記述されているが、枝葉末節を全部消去すると残るのは単純な人間の冨と権力と長生きへの欲望の構図だけ。

文学はミステリーでももっと深い人間的考察が述べられ、生き方への示唆があって、感動がなければならない。この点、少し消化不良。

もうすぐ古文書の手引き書『古文書に親しむ』(山川出版社)を読み終える。古文書が写真版で記載されていてこれを解読していくのだが、釈文がついているので読めない文字もすぐわかる。やっと7~8割方読めるようになった。来期の研究会再開まで半年の休止期があるのでその間に自分で実力を磨いていかないとー