おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

自然は無情!

2011年01月31日 09時28分29秒 | 日記
寒いです。南阿蘇外輪山麓、新たな積雪はないけど雪が降っています。

サッカーで日本中が狂喜乱舞しました。時にはいいものです。

アフリカのチュニジア、アルジェリア、そしてエジプトの政情を考えると日本は何てのんびりしているのか、先人の多くの犠牲の上に乗っかったこの平和を貴重なものとし感謝しながら、心のどこかでこれでいいのだろうかと一人暗鬱になります。あのムバラクの倣岸不遜、内閣に責任を押し付けて総辞職させ自分だけはその地位に留まり続けようとしている。独裁者の顔があるのですね。
菅さんはいつもニヤニヤ笑っています。ムバラクの強情そうな、威嚇的な表情と温和な「感じ」の菅さんの表情、対照的ですけど居直っている姿は共通していますね・・・

霧島の爆発をTVで見ていて思います。自然は容赦ないし、人間界の事情なんてまったく関係なし。宮崎が牛のコウテイ疫でしこたま被害を受けた上に、今度は鳥インフルエンザで何十万という鶏が殺処分さています。

そして、今度は霧島です。その灰が今都城に降り注いでいる。
神も仏もないものか
と不遜にも思ってしまいます。

東北日本海側の積雪被害も甚大だといいます。いずれも少子化、職を求めて若者は田舎を離れ都会へ旅立ち、過疎で高齢化が進み村は次第に活力を失っていきます。若者がいないこの過疎の地域を自然災害が襲っています。

TVのニュースショウで映し出します。困っている住民にマイクを向けます。屋根から滑り落ちそうになっている人に無神経にマイクを向けて「大丈夫ですか」と問いかけます。カメラは返事を待たずに次に移動していきます。その後、屋根の上の雪下ろしの人はどうなったのでしょうか?

霧島でも、畑を降灰でやられ途方にくれている農民にマイクを向けます。レタスを指差して
こりゃダメですね!」
と簡単に表現します。

このレタスを大きく育てるためにどんな苦労をしてきたか、都会から来たキャスターにはわかりません

無情です。この災害は格差社会といわれる時代にあって、田舎で静かに無欲に生きている庶民をこれでもかこれでもかと打ちのめそうとしています。


菅さんよ、どっか知らないけど海外に羽伸ばしている場合じゃないでしょうに。背広を脱いでゴム長はいて、殺処分されている現場に一日、霧島の現場に一日、東北の豪雪地帯に一晩くらい泊まってじっくり話し込んだらどうでしょうか。

言葉に説得力がないのはそういうほんとうのフィールドワーク=実践から理論が紡ぎだされてこない話が多いから、あなたのスピーチは聞きたくなくなった・・・これが国民の偽らざる感情ではないでしょう。

やかまし奥さんがどこかで喋っていたけれど、世論調査による内閣支持率は関係ないと開き直っていましたが、それは「違いますよ」。
少なくとも「民主」の看板背負っている以上、民とは何でしょうか?国民ではないのでしょうか
支持率が下がっていることはそこに何かがあるからではないでしょうか。その反省がまったく感じ取れませんね。

あなた達も特権階級であり、上昇志向に気付かない差別者といわざるを得ませんね。
一票入れたものとして残念無念

寝不足だぞーイエイ!!

2011年01月30日 10時45分14秒 | 日記

83???

昨夜は燃えた。(変な表現

サッカーザックジャパン殊勲の勝利だ。
試合はずーっと守勢だったけど、しのいでしのいで特に川島のデフェンスは前の試合韓国戦から神が彼には降臨していた。

延長に入りそれも後半、PK戦になるのかなと思った。ところがやはり長友は凄かった。Wカップの時から思ったけれど、彼はプロの仕事人だ。長い間修業を続けて匠の技を修得した腕一本の職人だ。あの絶妙のセンタイングがあったからこそ、李忠成のストライクがあったのだ。あのシュートもかっこよかった。後半に出てきていい所を全部彼が持っていった感じだ。

最優秀選手には本田が選ばれたらしいが、彼も若いけど押しも押されぬ実力を持った日本のスターだ。

終わったのが午前2時半。そのまま布団に入ったけれど、興奮冷めやらずでなかなか寝就かれず1時間ほども悶々としていた。今朝それを妻に話したら「あなた、すぐイビキを掻きはじめたわよ」と否定。「あれっ・・・」

単純な私は夢でサッカーをやっていた。俺ってこんな単細胞だったっけーと再認識。

スポーツは変な夾雑物が入らない勝つか負けるかのストレートな行為。そこが偶には人間を熱くさせるし、昨夜はいつもなら寝てしまう妻まで最後まで観戦、李のゴールの時も、勝利の瞬間にもハイタッチ(こんな随分なかったことですぞ)したのだから凄い。


新燃岳の噴火と読書

2011年01月29日 09時45分12秒 | 日記
細雪という言葉があるが、今北風に乗って細かな雪が降り始めた。五岳も雪雲で全く視界が閉ざされている。今日も寒くなりそうだ。

新燃岳が突然爆発した。九州にある活火山の内、現在活動が活発なのは桜島だけだと思っていた。すぐお隣の霧島が噴き出したのだから、自然はわからない。あれはいつだったか教員時代、まだ終礼前に時間、突然暗くなった。外に出ると灰が降っている。車はその灰で真っ白。
それは普賢岳の噴火による火砕流だった。

江戸時代にあった噴火では多くの被災者を出しているのだが、それは対岸の肥後にまで影響が及び、「島原大変、肥後迷惑」と言われた。

この時にもたいへんな量の火山灰が熊本の地に降り注いだ。それ以前には静かな山で、家内の実家の熊本市の西部海岸線からは真正面に山が見える。雲仙温泉に泊まりに行った時はこの河口付近まで見学に行っていた。頂上付近には社があってお参りしたものだ。
これがある日を境に、噴火活動を再開する。そして大火砕流が生じ、40数名の命が失われた。

そして、今度の霧島。自然の力の巨大さを痛感する。しかし、霧島は宮崎と鹿児島の境界、火山灰は風に乗って今宮崎の都城を襲っているらしい。道路に5cm程も降り積もっているというから、被害は甚大だ。

霧島火山帯というそうだがその北端に阿蘇山があり、南には琉球硫黄島がある。霧島の爆発があって、五岳を見る。活動している中岳は見えないのだが、烏帽子の奥にあるのだからその方向を注視するけど、煙は見えない。現在は大丈夫そうだけど、地下のマグマは繋がっているだろうから、噴き出している所があるなら影響がないはずはない。

数年前に湯之谷付近で突然水蒸気が地下から噴出して、今でもすごい量の水蒸気を吐き出しているのが見える。村史を調べているが、江戸時代には湯之谷の現在も温泉宿(古い湯治場)が存在するのだが、この近くで水蒸気爆発あって湯宿に死者を含めた被害が出ている。

阿蘇も日本を代表する火山、どこかに不安がある。



最近読んだ本。水野肇の「医療はどこへ向かうのか」(草思社)、五木寛之の「元気」(幻冬社)、原の「私が殺した少女」(早川書房)。
水野の書に書かれていた日本医療費31兆円の額の大きなに愕然とする。そうだろうな、私は病院にかかる度合いが他に人よりも随分多いと思うが、そこに支出される保険の額も相当のもの。身を縮めるしかないのだが、日本人ほど病院好きの民族は他にないのではないかー大学病院も民間病院もお年寄りばかりで一つの社交場になっている。先日、待合室で隣にいた老いた患者さん、夫を早く失って一人暮らしらしい。看護婦にこういった。

「ごめんね、私帰っても誰もいないから話す相手がいないので、ここで話をさせていただいているの。迷惑だけど許してね」

なんか心に暗く響く言葉だった。日本という社会の現状が具に表現されている言葉だ。独居老人、介護、医療、保険・・・

五木の本は今年になって二冊目。「不安の力」、そして「元気」。元とはおおもとのこと。気は氣でありつくりが米になっている。米を生み出す大地の力。五木は「万物の原初。天と地を生み出した始原のエネルギー」を元氣と呼んでいる。元氣から宇宙が生まれ、宇宙から地球が、地球に人間が生じた。だから人間は元気の一部なのだという。心身のエネルギーが尽きた時に命=魂は元氣の海に帰っていく。落葉帰根という言葉を始めて知った。自然法爾(ほうに)。すべて元気に帰ることを表現している。なんかちっぽけなことで思い悩む自分がいる。小さなことにストレスを感じてしまう自分がいる。しかし、人間なってそう「元氣」のほんの小さな一部なのだ。もっとおおらかに生きたらいいではないかー

原の「私が・・・」は推理小説として面白かったというのが感想。少しだけ言えば、情景描写がしつこすぎる。表現の巧みさはこの作者は純文学を書いてもいいものができるのではないかと予感させるものがある。誘拐事件に巻き込まれて、否応なく事件にもみくちゃにされながら、しかし複雑に絡んで糸の一本一本を解いていく緻密な展開。読み応えがあった。

現在は芭蕉と島尾敏雄のヤポネシアを読んでいる。



さて今日というか明日というかアジアカップ決勝だ。十分昼寝の時間をとって、恐らく終了するのは3時頃だろう。気合を入れて見たいと思う。香川は残念だった。しかし何とかなるのではないか・・・

国際理解=友好親善って難しい

2011年01月27日 09時29分55秒 | 日記
81.6kg、一日でなんでこんなに数値が動くのだろう?

今朝は寒いけれど、朝日が射しているので気持ちだけ「小春日和」、ほっとする。

ニュースを見ていたら、日韓戦のことでいろいろ騒がれている。まず猿真似をして日本に対する敵愾心を表現したという選手。

何で猿なのかよくわからないのだが・・・生物学的に考えて、あの国民だけは猿ではない別の何かが始祖になっているというのか?そのことこそ変じゃねー

おっと冷静に!(天の声)

そうだ彼の言い分がある。観客席の日本サポーターに旭日旗で応援している人間がいたのだそうな。はっきり言ってこれは日本人の歴史認識の甘さだ。
日本は沖縄を除いて他国に侵略支配を受けた経験がない。あの第二次大戦でも。
日本の歴史を考えると、秀吉の朝鮮出兵から近代にはいっての日韓併合による植民地化。ついこないだ(この間)まで半島は日本の領土として支配政策が敷かれていたのだ。
創氏改名、日本語教育の徹底、日本各地に送られたと朝鮮人労働者と国内での差別。1923年関東大震災における朝鮮人虐殺。
長い間の「恨み」(「恨」(ハン)はもっと広く深い意味があるのだが、怨恨のハンはその一部)は民衆の間に血肉化し、立(歴史=親から子へ)、横すなわち民族の意識下を流れる暗い伏流水となって今でも消えることはないと思う。日韓の関係回復が政治の次元から民衆レベルまで拡がっていることも事実である。

熊本城に時々遊びに行くと今やってくる人韓国人と中国・台湾が多い。去年阿蘇のお猿の劇場と阿蘇山上の記念館に入った時にも韓国からのツアー客がいてびっくりだった。それは経済の復興と表面的な関係の改善であって、もしトラブルが起こってしまうと消えずにある「伏流水」が沸騰するのだ。

社会科教育の弊害で、近現代史を教えてこなかった教育の責任もあるだろう。軽々しい「文化」交流の影響もあるだろう。しかし、向こうの歴史教育は徹底しているということ、そして余りにも日本人がその歴史認識が浅いこと。このギャップがこの事件の真相だろう。

旭日旗は日本軍国主義の象徴だった。帝国海軍旗、帝国陸軍旗若干のデザインの違いはあるのだが、朝日の射す16条のマークは一緒。「いけいけジャパン」はいいけど、これはやはりすべきことではないと思う。キムヨナの顔を仮面にして額に角生やして悪魔として表現した応援者もいるという。
感情として浅田真央を応援する気持ちは一緒だが、だからといってこういう個人的誹謗中傷はいけない。

日韓戦、「猿真似」は知らなかった。しかし、ずーっと感じていたことがある。選手達を見ていると特に主将のパクチソン、素晴らしかった。冷静で、しかもプレーは他を寄せ付けない程の技量を感じた。彼は日本でプレーをしていたらしいが、こういう人間的に素敵なスポーツマンって尊敬する。
遠藤がパクに辞めないでと励ましているらしいが気持ちよくわかる。

感情(主観)をできる限り抑えて、理知的(相手をよく知ること)に行動することができる人間が増えることで真の国際理解となるのではないかー

学校にあった時代、国際交流事業で姉妹校が韓国論山にある関係でよく当地を訪れた。ハングルも勉強した。結局草薙君みたいに見に着かなかったけれど、交流会で必ず発した韓国語がある。

「チョヌンコンドレマンドレ」

私は酔いどれです、という意味の言葉を酔っ払って酩酊してから意識していうと必ず爆笑を誘い、場が和んだことを思い出す。

いつも思うのだが、朝鮮半島も日本も根っ子は繋がっている。思い切って言うと血を遡ると同根だということ。白鳳のモンゴルだって中国だってやっぱり生まれてきた子には蒙古班があるはず。

仲良くせにゃんばいー

復活PCからの便り

2011年01月26日 09時24分19秒 | 日記
83kg


昨日お向かいのHさんの娘婿であるT君に頼んで、私のPCを診てもらった。流石機械に詳しくて、横で見ていて感動だった。ももの10分かかったろうか見事に不調になる前の段階に復活、さらに不具合の原因になるようなものを除去してくれた。
個人的な性格が反映して、無料でダウンロードできるとなるとすぐ取り込もうとするエゲツナサ、浅はかさ。その一つひとつを取り除いてくれたので、今朝は立ち上がりが早い。

「神様、仏様、T様」と帰っていく後姿に手を合わせた。



今朝はこの話題から入ろう。日本中を沸騰させたアジアカップ準決勝、韓国戦。

手に汗握る試合とは昨日の一戦のことを言わずして何を言う。

点を取られると取り返し、先手を打つとまた追いつかれ、延長に入っても好ゲームは続いた。後半得点しあと少しというところで追いつかれ、そのままPKへ。

Wカップですごく目立った、川島、ゲーム中余り目立たなかった。レッドカードまでもらい1試合欠場している。しかし、PKにはいると違った。まさに神懸り、立て続けに2本を阻む。そして日本は2本ナイスシュート。最後はこの誕生日の今野が決めたからいうことナッティング。

応援で興奮して、血が騒ぎ眠りに就いたのが。2時頃、こんな時間まで起きている事はないのに・・・神経がざわついてなかなか眠れなかった。昔の日本チームはあそこで負けていたように思う。幾らか進化したといえるのではないかー

サッカーはよくわからないが、目立つフォワードだけでなくてデェフェンスがしっかりしていないと勝てないのだなということが理解できた。内田、長谷部、今野そしてなんといってもあの試合のヒーローは長友と香川だったと素人の私は思うのだ。香川は今回前評判通りとはいかなかった。しかし、フォワードとしてボールキープ力は流石。
遠藤は疲れていたのだろう、ミスが目立った。
フォワード陣も強力だ。本田、岡崎、香川、これを支える長友、長谷部、かっこいいーっ

さあオーストラリアとの決勝だ。また興奮するような試合してほしいな。