広島の雨の被害が言語に絶する状況になっている。心からお悔やみとご同情申し上げます。
ニュースを聞く度に行方不明者の数が増えるというのは最初不思議に思えた。しかし山崩れが広範に起こり住宅がまったく跡形も残さず埋め尽くしてしまったことから一家全滅という事態で情報が途切れてしまう所為なのだろう。
それほど酷いということだ。
以前この土地でも集中豪雨でたいへんな被害が出たし、実際に怖さを経験した。
朝から雷鳴が轟いている。どうも今日は北九州、阿蘇を含め危ないようだ。
そうだ一昨年になる。忘れもしない、7月12日、朝4時過ぎ雷鳴と豪雨で目を覚ました。

雨の降り方がいつもと違う!!先ず音が「ザーッ」でもない、「ゴーッ」でもないその時感じたのは「ドーッ」という異常な音だった。
5時頃だったか、村の有線放送が「雨がこれまで経験したことのないようなひどさです。がけ崩れの虞があります。避難できる方身の安全を確保して避難して下さい」という当直の男?の震えた声だった。
住んでいる土地が外輪山の中腹、もともと傾斜地だったのを切り開いて階段状に住宅地としたところ。確かに避難した方がいいのかもしれない・・・
しかし、待てよーどこに逃げるの?そんな避難訓練なんてあったことないし、逃げる場所だってこの村に安全な場所って存在するのか?平な土地といえばカルデラの一番低い場所である白川の付近。しかし、ここは水が溢れて洪水の恐れがあるだろう。
すぐ村の役場に電話。「逃げろ」といってどこに逃げなさいという指示をしない避難勧告って無責任では?
この電話で役場ではいろいろ対策を練ったのだろう夕方になると場所施設の指示が放送された。その間に被害は集中していたのだ。
この村でも山崩れによる死者が2箇所でたしか3人の死亡者が出たし、とくに酷かったのが阿蘇=阿蘇谷。北外輪山が崩落し20名を超える死者が出たのだ。
広島の状況はもっと酷い!!
もうすでに死者・行方不明者を含めると100名以上になっている。
昨日、北九州バスの旅で門司まで行ってきたが窓から見える風景が随分山の上まで住宅が拡がっているなーということ。
こんな雨が集中的に降ったら中腹から麓に拡がる住宅地いっぺんに土石流に飲み込まれるのではないかと思った。
これは政治責任でもあるし行政の責任だ。都市部に近く通勤圏に住みたい!!こういう庶民の思いがあるだろうが、そこは宅地開発を行政が許すかどうかの判断をする時、より慎重を期さねばならないと思うのだが「
甘い

」
天気が異常になっている!しかし、自然災害という前に「人災」ではなかどうか正確精緻に見極めなければならない!