おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

根深い民族差別意識

2016年01月31日 09時57分24秒 | スポーツ


昨日TBS「報道特集」を見た。

スポーツそれも昨年大いに活躍した桜ジャパンのラグビーという種目をやっていた。

しかし、報道特集が取り上げる題材だ、なんだろう・・・?

その主役は高校生のラグビーチーム。今年初めて花園に出場することになったという
紹介から番組は始った。

高校名は東京朝鮮高校。

これまで同じ高校のカリキュラム(若干の民族的な特色を取り入れた教科があるらし
いがー)なのに、高校として認められず専門学校扱いで高校総合体育大会(総体)に
参加することができなかったという。

そしてラグビー部も練習試合で相手になってくれるチームは東京都内でたった1校を
除いてなかったそうだ。

そのたった1校のラグビー部の日本人監督が今でもこの東京朝鮮高校を熱心に応援し
ているという。流石私立だ。私も務めたのが同じ私立高校、誇り高い思いであった。
しかし、自分はどうだったろうか・・・?

確かに耳にしていたこの朝鮮高校生への差別事件。チマチョゴリをカッターで切る
とかーいろんないじめがあったらしい。

校内の授業では全部ハングル語だし、正面の壁には金日成、キム・ジョンウルの写
真が貼ってある。民族教育が行われているのだ。

しかし、スポーツを一心にやっている子供たちにとってその生い立ち民族的なアイ
デンティティーは二の次のことではないのかと頭では思う。

一所懸命にゴールを目指して走ってタックルしている姿は日本人も朝鮮人もない筈。

応援して来た私立高校のラグビー監督は今年の花園にも行っていた。残念ながら敗れ
たが選手たちは清々しい顔をしていた。

日本は島国でほかの血が混ざらないで民族を形成したというのは実は違うのだ。アイ
ヌ人の血が混じり、混血はどの時代にもあった。もちろんそれは差別の歴史でもあっ
たのだがー

今は肌の黒い日本人のスポーツ選手がいるし、いろんな分野で活躍している。
昨夜のサッカーは時間が遅かったという所為もあるけど見なかった。韓国とはライバ
ルで熾烈な戦いになるはず。

試合を離れたら同じ人間同士、国境を越えた友情を培ってもらいたものだ。

朝鮮高校ラグビー部へはこれからしっかり応援していこうと思った。



最近読んだ本。
北川哲史の『白桜の剣』、六道慧の『寒鴉』、佐藤雅美の『捨てる神より拾う鬼』。
幕府御庭番を主人公にした「白桜の剣」が面白かった。ストーリーに無理を感じさせ
るところもあったのだが、ドキドキ感があった。

気合を入れて観戦!ラッキー!!

2016年01月27日 09時36分54秒 | スポーツ


こんなラッキーなことは最近では珍しい。

ネガティブなことが続き、底抜けに笑うってことが確かに少なくなっていた。

昨夜、サッカーの五輪予選準決勝勝てば直行切符が約束される。負ければ3位
決定戦で勝てば五輪出場。

相手はイラク。よくは知らないが強いらしい。

詳しくはないが日本代表といってもU23というからアンダー23OLD、23歳以
下の選手たちということかー

熊本出身の植田も出ている。

あまり見てこなかったけど、昨夜だけは気合いを入れて全試合を観戦。

1-1で迎えた後半、アディッショナルタイムのギリギリの処で日本は素晴ら
しいゴールを入れる。

こんな感動的な試合もなかなか見ることができない。どちらかというと凡試合
の方が多いのでは・・・

昨夜は違った。

若い選手で素晴らしいプレイヤーがたくさんいる。
目立ったのが中島、鈴木、原川、浅野、久保・・・

私達昭和世代では考えられなかった民族的混血があっという間に進んでいるこ
とに驚いている。

特に黒人との混血の選手がいろんなスポーツで目立ってきた。

最近のテニス、高校野球、陸上でも、昨夜は試合に2人も出場。活躍した。
黒人の肉体的なアドバンテージ筋肉の強靭さ、ばね。鈴木は50m5秒台で走る
とか。

陸上のサニブラウンもテニスの大阪もあっという間に全豪3回戦へ進んだ。

「純潔日本人」ってもう古いのだろう。現代という時代における情報化も凄いが
、人種的混血の国際化もすごいスピードで進んでいる。

うれしい心遣い

2016年01月25日 11時10分31秒 | 医療


去年の1月には耳の中の炎症でひどい眩暈があって立って居られず、
とうとう入院するはめになった。

その時5日間の入院。

耳は完治。

そして先日、また下痢と熱発で入院。

去年は人生初めての救急車。今回は妻の運転で大学病院へ。
病院でもひどい下痢が続き、応急の点滴やらいろんな治療を受けて、4日目には
やっと下痢止まる。

5日目に退院。阿蘇の家に帰る。


その日、すぐ隣のご夫婦の奥様が訪ねてきて「暫く見なかったのでどうされたかと思い
心配で顔を見に来ました」と手に白菜のお漬物を見舞いに持って来ていただいた。

病気をすると、人の「こころ」があからさまに見えてくる。陰で噂を流して本人は決して
近づかない人。口先だけの見え見えの親切心を押しつける人。

自分の「利益」に適わないと判断するとスパッと切り放つ冷酷な人。

こころを裸にして励まし続ける本当の温かい心を持った人。

この隣の奥様の気遣いはこころ深くに染みいった。
ありがとうございます。もう大丈夫です。

政治と金・・・永遠のテーマ

2016年01月24日 10時42分15秒 | 社会



                               椎葉の古民家。

真面目そうな甘利大臣が今政治献金問題で厳しい追及を受けている。

国会での審議で甘利大臣の答弁で野党議員が全員退席し、演壇に立った甘利が涙ぐむ
シーンをニュースで見た。

ココだけ見たら「いじめ」だが、献金に対する大臣の対応が曖昧で無責任なので仕方
ないかー

献金は権力者として企業側の利益追求に手を貸した御礼のカネ提供ということだ。

昨日、読了したこだま雄一郎の『醇堂影御用』のなかにこういう文章が出てきた。

為政の側に立つ者は、人の上に立つ者は、それに
応じた清廉高潔、高い志操を忘れて
はならない、と。非を問われたら言挙げせず、ただちに腹かっ裂く覚悟が必要なのだ。
世の中は上が乱れりゃ、下も乱れる。それで割を食うのは常に弱い者たちだ
。」


国政でこんなことが起こっている。ここ小さな村の中でも村長の不正問題が浮上した。
しかし、これは謝罪と弁済と自分の給料を減額することで告発もあったが何とか乗り切った。

しかし、人の上に立つ者として決して清廉高潔とは言えない。謝ればそれですべてOKとは
いかない。村民の信頼を裏切った事実に変わりわないのだ。

世の中あっちもこっちも倫理が乱れている。

ベッキー問題が起きる前から、私はその「裏」を見抜いていた。このブログでも検証すれば
書いていることがわかる筈。

しかし、ラインの問題が気になる。なぜ携帯の通信の中身が公に曝されるのか?これだけは
きちんとその事実関係を明らかにするべきだ。

人権に関係する大きな問題だと思う。

通信した内容についての事実関係がどうであったかーも大事だが、なぜ個人のラインの中身が
他人によって暴かれたのか?それは違法ではないのか?

その他に読んだ本。
新潮社『時代小説 ①』、柴田錬三郎『貧乏同心御用帳』。柴田の本は今の人気作家達の謂わば
小説創りの教則本になっている。

誰を中心に考えるべきか?!

2016年01月23日 10時38分07秒 | 日記


先日、湯布院に行った時のことは書いた。

小さなお土産店での店員さんとの会話。

「病気して味覚が変わったりして、以前のようには食べられなくなりまして、
それに酒を飲めなくなりましたので、この店で売られているような昔ながらの
『かりん糖』のような和菓子が好きになりました」


「そうですかー、私の妹も突然重い病気なって、きつい治療をはじめ頑張って
いるのですが、時には自分へのご褒美で『お菓子』を食べているようです」

そしていっぱいお菓子を買ってレジしている時に、そっと「これをどうぞ!」
と実にさり気無く差し出したのは霊験あらたかな木の枝を削って作ったお守り
だった。

情けの押し売りはご免蒙る。実に自然に心の底から湧きあがる思いやり=心遣い
をさり気無く伝えるのは昔の日本人は上手だったはず。



一方、一昨日、週一の病気治療に出かけた折、早く終わったので阿蘇内牧にあ
る評判の食堂に行った。

ちゃんぽんが美味いという評判だった。今体の免疫力を高めることが大きな課
題で、具だくさんのちゃんぽんは栄養満点でGOOD!!と思った。

並んで待たなければならない程の人気店なのだが、待つ場所はお隣の雑貨屋さ
んの店内に移動して待っていろと指示。チェーン店になるのか?

パッとしない店だがここにいると自分の待ちの番号札を放送で呼び出す仕組み。

私は治療立ちっぱなしというのはつらいので店内にあった椅子に座っていた。

ところがその店員が愛想なく「これは座るために置いているのでありません」と
注意して椅子を取り上げた。

椅子は何のためにあるの?客を待たせるのにそこを指定されたのだから、長い時
間かかると高齢者にとってはつらくなる!

なぜかいっぱい人が訪れるけど、こういう対応では先がしれる。

利益追求の前に合理化を図り、血の通ったコミニュケーションが薄れ、殺伐とな
っていく。

人はその前に何を求めているのだろう。美味しさ、安さも確かにあるだろうが、
やはり美味しく感じるための前提としての人間味=情の厚さが酷薄であれば美味し
さは半減するだろう。

やはり店のちゃんぽんは案の定、美味くなかった。妻の作ったちゃんぽんが数倍の
味がする。

脚下照顧、原点回帰しなければ
おそらく落日は見えている。なあ「○○きん」さんよ!