
西郷配流の島でも知られる沖永良部では火山の爆発、さらに小笠原の地下深くマグニチュード8.5という大きな規模の地震が起こった。夜は関東中心にパニック、テレビもそのことでいっぱい。
風光明媚な南の島で火山が爆発。島民は危険を予測していたということで犠牲者が一人も出ないで隣の屋久島に避難した。
気になることが二つある。
一つは爆発の瞬間を撮影した動画のこと。殆どの局が中学生が撮影したカメラの動画を使用している。声まで入った緊迫感があるもの。
しかし、いい画像があったからとて少年が撮影した動画を持て囃し、少年は嬉々としている。動画には音声が含まれているので何度も聞いたが親は何も規制している様子はなかった。
あの場面は何回か見た。普賢岳でも御嶽でもそして両者ともたくさんの専門カメラマンの犠牲者があった。
元教員として、大人として思う。こういう動画撮影を賞賛するのは危険だ。自然の脅威を子供はまだ知らない。
沖永良部では爆発から火砕流が全方向に流れている。避難に全力を注ぐべきだ。
避難している方々がテレビのインタビューで早く島に帰りたいと切望している。島には養殖している豚がいる、牛もいる。そして畑も・・・家も心配。
ここはどんなに行政が帰島を規制しても生活権まで奪うことはできないはずではないだろうー?落ち着いてからの島民の生活を国が行政が保証する?阿蘇の豪雨の時だって結局、あとは自分達任せになっていく。
だったら爆発がある程度落ち着いたら自己責任で!一時帰省をゆるしてもいいのではないか。
こう列島が暴れているのだから、阿蘇だって「大爆発」をいつ起こさないとも限らないと思っている。