おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

動画と住民の生活権

2015年05月31日 07時31分27秒 | 社会

西郷配流の島でも知られる沖永良部では火山の爆発、さらに小笠原の地下深くマグニチュード8.5という大きな規模の地震が起こった。夜は関東中心にパニック、テレビもそのことでいっぱい。

風光明媚な南の島で火山が爆発。島民は危険を予測していたということで犠牲者が一人も出ないで隣の屋久島に避難した。

気になることが二つある。

一つは爆発の瞬間を撮影した動画のこと。殆どの局が中学生が撮影したカメラの動画を使用している。声まで入った緊迫感があるもの。

しかし、いい画像があったからとて少年が撮影した動画を持て囃し、少年は嬉々としている。動画には音声が含まれているので何度も聞いたが親は何も規制している様子はなかった。

あの場面は何回か見た。普賢岳でも御嶽でもそして両者ともたくさんの専門カメラマンの犠牲者があった。

元教員として、大人として思う。こういう動画撮影を賞賛するのは危険だ。自然の脅威を子供はまだ知らない。

沖永良部では爆発から火砕流が全方向に流れている。避難に全力を注ぐべきだ。

避難している方々がテレビのインタビューで早く島に帰りたいと切望している。島には養殖している豚がいる、牛もいる。そして畑も・・・家も心配。

ここはどんなに行政が帰島を規制しても生活権まで奪うことはできないはずではないだろうー?落ち着いてからの島民の生活を国が行政が保証する?阿蘇の豪雨の時だって結局、あとは自分達任せになっていく。

だったら爆発がある程度落ち着いたら自己責任で!一時帰省をゆるしてもいいのではないか。

こう列島が暴れているのだから、阿蘇だって「大爆発」をいつ起こさないとも限らないと思っている。

宇江佐真理の『雷桜』

2015年05月29日 07時24分52秒 | 読書

朝の我が家のガーデンの花々。



こりゃあ手放しで面白い。

宇佐江の小説は何冊かすでに読んでいるが、これまでこんな奇妙なストーリーで深みにどーんと引き込まれて、そして感動で泣いている自分がいる。

江戸時代の徳川御三卿のひとつ清水家の主人斉道、この人はあの徳川家斉の十七番目の息子。後に御三家紀州徳川家に養子に入り藩主となる人。

物語の三人主人公の一人。そして謎の女遊、その兄助次郎。

本来は庄屋の娘として大切に育てられていた遊だが幼いときに誘拐され、行方不明になってしまう。探しても探して見つからない。

江戸に出た兄助次郎、学問をそして剣を学びながら研鑽に励む。そして斉道との出会い。

斉道は虚弱体質で性格も切れ易く他人の容喙を阻む難しい人間。

その斉道に助次郎が見初められて傍に侍るようになっていく。

そして、遊との出会い。遊は育ての親がいなくなってふらりと実家に帰ってくる。

誘拐されてずっと山の中で暮らしていた遊。親は事情があって一目をしのんで山に潜んでいた。

だから躾もされず、まるで男のように育って行き、狼女、天狗とか呼ばれる。

その遊が住む世界の隔絶した斉道にとって生まれて初めて心を許せる人間だった。

そして恋慕の情を抱いていく。

随所に感動の場面が織り込まれている。

実はまだ少し、読み残しがあるのだがゆっくり味わいながら名残を惜しみながら読みたい。

こんな小説誰が書いたか調べたら、昭和24年10月生というから同世代。うーんそれで感覚がすごく近い。

頻尿で悩んでいたけど・・・

2015年05月28日 07時21分18秒 | 医療
我が家のガーデニングもいまが盛り。勝手にオープンガーデン興味のある人どうぞ咲き誇るバラバラ見に来ませんか?

頻尿が続いた。

正確に数えてはいないが一日20回はトイレ通い。日中は現役で職場ではなく自宅なので畑など何も植えていない隅っこに要を足している。

但し、夜中が困っていた。

まず1時間に1回の割りで目が覚めてトイレ。そして結構の量が出るのだから不思議に思っていた。

痛飲している医者にも相談したけど腎機能の数値を見比べて「正常値で問題なにないですがねー」と首を捻った。

昨日も同じ問答を担当医とやって自分で対策を考えるしかないとじっくり日常の生活を振り返ってみた。

そしてついに犯人に辿り着いたのだ

そうだ飲んでいる水の量が多すぎるのではないか?

まず基本的に機械的な還元水を500mlの3本=1.5Lほど飲む。それから薬専用の水ー機械に設定してあるーを500l。

それからだ。

3度3度飲む野菜・果物ジュース。コップ1杯半。

コーヒー一日4杯くらい。

夜のビールの代わりのノンアルコールビール1缶。

食後の3度のお茶。お茶はコーヒーの後。

これを合計したら3~4Lにはなると思うのだ。いずれも免疫力を高めるのに効果ありと世間で言われているのもばかり。

しかし犯人はこれだと確信した昨晩夕食の飲料水の量を制限してみた。

すると夜の尿様は度々目覚めなかった。3時と5時の2回だけ。一日前は7~8回だったものが・・・

要は 過ぎたるは及ばざるがごとし ってね

なぜこんなに面白い!時代小説

2015年05月26日 07時20分13秒 | 読書


夜中にトイレで目が醒めるたびに布団に潜るとすぐ枕元の本を手に取る。

今夜は柴田錬三郎による時代小説『御家人斬九郎』と村上元三の『平賀源内』、そして五味康祐の『上意討ち』。

この斬九郎と上意討ちを読み上げた

二人とも今はない時代小説家だが、これまで名前だけは知っていて、ドラマ化されたものを幾つも観ていたが本を手に取ることはなかった。

時代は少し後れて山本周五郎、池波正太郎、藤沢正平が続き、今上田秀人、 逢坂剛、 佐伯泰英、 坂岡真、白石一郎、鈴木英治女性作家としてあさのあつこ、宇江佐真理、澤田ふじ子、宮部みゆきがいる。

現代の作家を中心に読んできたが先にあげた先輩の作家の本を集め読み始めた。これが流石に面白い。

なぜこう時代小説に凝るのか?

定年して時間が出来た所為もあるけど生涯学習の一つとして始めた「古文書講座」で郷土史(時には「公事方お定め書」もやったが)、地方文書など地道に解読していると時代の生の空気に触れる。

昔この場所で生きていた人々がどういう生活をし、悩み、喜び、時に怒り、それが行動に結びつく場合だってあった。
これを文章に残している。



古文書が今次々に時代の狭間に消え去ろうとしている。

だれも読めない、持っていても保存が難しい。自家のプライバシーも含まれることもあり外に出したくないという所有者の感情。
ポイをにゴミ袋いれるのが手っ取り早いのだ。

しかしそうなると歴史の身近な人の生き様が消えていく。分らなくなる。教科書程度の乾燥した知識では本当の歴史の面白さがわからない。

今日は古文書だ。今、細川藩江戸初期の事件簿をやっている。

婚姻の破綻で両家が藩を離れ面子をかけて果し合いを行なう。しかも大勢の加勢を加え、弓鑓鉄砲まで持ち込んでやっている。

今考えると馬鹿な話だが実話だから面白い。

トイレの不思議

2015年05月25日 07時34分22秒 | 日記
先日病院でトイレに入った際の事だ。

病院は新設の大きな総合病院で広く清潔感があり入院病棟らしき建物でも3階まで。

広くて患者が少なく感じる。

ここのトイレに入った

出来たばかりだから何もかもが新しい。その便器に奇妙なものがあった。



知る人ぞ知るかもしれないが私は知らなかった。

写真は横写しになっているけど、男子の小便器。男子は立って便器に真向かって小水を出す。その落下地点と思えるところに赤い斑点?があるのに気付いた。

何かなと思い顔を近づけてみると、それは赤く燃える炎ではないか!!

要するにこれを消火してくださいという訳だ。

狙い所をしっかり定めて、外に外さないようにーという訳だ。

これには参った!!

都会ではすでに普及しているのだろうか?

公衆トイレはすぐ汚すのが人間の悪習。我が県ではこの公衆トイレの蛇口を外して盗む馬鹿者がいるのだそうで、役場から見回りが出ているのだそうだ。

山道を走ったりすると道路脇に小さな赤い鳥居が置かれてあるのをよく目にする。これは何だろうと思っていたけど、きっと真相はこうだ。

ここで立ちションベンをするなということだろう。あんたは神様に小水を掛けられるのか?!!

何だか変・・・日本人ってそんな神様への信仰=神道を持っていたかしら?