おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

20年ぶりに卒業生に会った

2013年01月31日 10時16分28秒 | 日記

昨夜は阿蘇カルデラの北側=阿蘇谷に夕飯を食べにいった

昔担任をしていた生徒が、結婚して阿蘇市の方でレストランを開いていると聞いたので、早速出かけた。

この情報は正月に泊まりに行った産山の温泉旅館の女将をしている卒業生の情報で、泊まった晩に女将が電話をしてくれて話はしていた。その時、「いつか食べに行くよ」と言ってたので約束は守らないといけない。

南郷谷から約40分

クラス担任として毎日欠かさずに書いた学級新聞の彼女のことを書いている記事をコンビニでコピーして持って行った。

もちろん畑から自家製の白菜とホウレン草を食べてもらおうと土産に持参

場所は阿蘇駅(道の駅阿蘇)から内牧方面へ向かい3,4分で着く。道路沿いにあって古民家風の建物で店の前には自噴井があって水が勢いよく噴き上げている。

店の中は古民家の古材を利用して新しい感性でデザインした洒落た内装だった。



オーナーでシェフをしている旦那様が出迎えてくれた。スタッフ皆感じよく教育が行き届いている。
事前にディナー会席(3500)を予約していた。

妻が運転するというのでお酒を飲みながら食事。「和」なのだがどこか洋風で垢抜けている。どれも味が最高だし、食器やテーブルを飾る花とか食事の雰囲気作りにも気を配っている。

Aちゃんなかなかやるもんだ感心感服

旦那様の料理の腕が一流なのだ。

Aちゃんの心遣いもあって、楽しい会話といい料理といいお酒を一杯頂いて気分よく帰路に着いた。

お客さんも次々に入ってくるし、ウィークデイなのに盛況。卒業生が頑張っている姿に接することは教師冥利に尽きる。

帰りに彼女が一言。「先生、死なんでよーっ!!」

「お前も元気でがんばらにゃんばい


限りなく拡がる体罰問題

2013年01月30日 15時57分27秒 | 日記



桜宮高校での体罰を受けて自殺した生徒が出たことで、両親の告訴、橋下市長の体育科入試中止、クラブ部長達による記者会見・・・この問題は愛知県にも飛び火。

そして今度は予想だにしなかった体罰・パワハラ問題が生起した。

オリンピック女子柔道監督に対し、日本を代表するような選手達15名による告発となった。

こうなるときっと全国で「被害者」からの告発が続いていくだろう。

どうも違和感がある。今回の柔道選手達は皆大人だ。どうして勇気を持って監督と話し合いを行わなかったのか?

こうなると熊本県出身の金メダリスト内柴正人のハレンチ事件から今回告発となって、柔道界は負の側面ばかりが浮彫りになってこれからもっともっと練習して強くなりたいと思って活動している中学高校の生徒たちはまじめに柔道に向き合っていけるのか?

泥を被ってしまったこの競技に夢を砕かれたと感じている若者が出てくるのではー

学校教育においてクラブ活動の過熱、勝利至上主義の蔓延、親の過剰な期待と子どもの心理に入り込む進学就職などの進路の打算・・・高校スポーツ界は教育の一貫であることを忘れプロ化している。

そして東大を頂点とした進学熱が小学生から進学塾へ通わせ、点数=「偏差値」が子供の尊厳を決める社会になっていることも片方には存在している。誰かを蹴落とさなければ思うところには合格できない。

東大何人合格させたかで高校の社会的な評価が決まる社会では、高校間に厳しい序列が作られる。

下の方に位置づけられる学校に通う生徒は高校の制服に誇りがもてない。学校帰りには制服を脱いで着替えて街に出る生徒の話もよく聞く。こういう生徒が自分らしさをどこに求めるかというと、派手な格好をしたり、街の「ワル」と付き合ったり、暴走行為をしたり負の自己主張をしようとする。

こういう生徒が多い学校は世間が評す。「あそこは荒れている」と。街中でははっきりとそういう生徒に対する差別がある。

だから学校の生徒指導は実に困難になっていく。教室で暴れて、器物破損する生徒、教師に暴力を振るう生徒もいる。こういう時に、あくまで言葉で優しく指導すべきだと主張する民主的な教員集団がいる。

言葉では「荒れ」は直らない。生徒に丸ごとぶつかって行く勇気を教師が持ち、自分の人生を賭けるくらいの情熱で接していかないと生徒は変わらない。

現在、体罰への摘発が続いている。さらに全国へ拡がっていくだろう。スポーツの問題から生徒指導へと論点が移行して行くことも考えられる。その時、いつか来た道「荒れた学校」再び出て来ないか心配だ。自分の人生を賭けて生徒の更生に立ち向かって行く教師がいなければー何もしなければ問題は起きないのだ。クラブだってあえて希望しなければ給料をもらえるのだから「三無主義(無気力・無関心・無責任)に徹する教師が増えてくるのではないかーこれが心配だ

駆け込み退職について

2013年01月28日 09時23分22秒 | 日記


昨夕、ウォーキング月例会(3地区クラブの合同)を南外輪山中腹アスペクタ周辺で行った。月一最終日曜日に開いていているこの会、昨日は流石に寒かったし、雪がチラついていたので参加者は10名足らずと少なかった。

私もまだ腰の痛みがあって、どうしようかと迷ったけど、少しずつ体を動かしていかないとかえって回復が遅くなりそうだと考えて出席。1時間、のぼりを歩く際には腰に負担がかかったので、杖になる竹を見つけてカバー。なんとか完歩。

それから雪が止みそうになかったので積もるだろうと予感があった。今朝はカーテンを開けると一面雪景色

寒い一日になりそうだ

最近ニュースでよくやっているけど、早期退職の問題。桜宮体罰・生徒自殺事件から教育問題に照明が当てられているのでこの観点から待ってましたとばかりマスコミが教育現場たたきをしているように思う。

あと2ヶ月待って生徒を進級させたり卒業させたり、一定のけじめをつけてから退職にすればー当然150万円?の退職金のリスクはあるだろうけど教育=聖職者にとっては利より義を重んずべきという倫理観をマスコミは煽っているように感じる。

市民の感情はもちろん生徒の親の立場になって考えるだろうからそれに乗る。

じゃあ教職も人間にとっての生活を支える労働として考えてみたらどうだ?聖職といったって食えなければ仕事はできない。

「武士は食わねど高楊枝」って古ーい言葉を使って意見を言ってたけど、自分を別の世界に置いて高見の見物の姿勢では?

まず目の前に迫った退職という人生の大きな節目に傷をつけたくはない・・・これは人情。預かっている生徒がいるのだからまずは生徒のことを教師だったらだれだって考える。

しかし、60になって退職していくこれからの生活、私みたいに無収入生活(今は基礎年金だけだが65からの満額年金生活)を考えたら経済的に不安が大きいはず。そして突然目の前に通常退職なら150万円減額になるということを突きつけられたら考えるのは当たり前ではないかー

さらに辞めてからの臨時雇用をしないという。(埼玉、佐賀はたしかこれをやるといっていた!)

埼玉の上田知事は早期退職を決断した100名の教師を非難しているけど、「あなたには責任ないの?」といいたい。

もちろんこういう不測の事態を予見できなかった政府の政策の間違いにイチバンの責任がある

早期に退職するならば2ヶ月の月給がなくなるのだから実質的目減りは5,60万になる。
私だったらそのリスクは止む得ないだろうと諦める。嫌な思いを残して永く勤めてきた仕事に終止符を打ちたくないもの。

最近労働組合が弱くなってしまって、これこそ労働問題なのに労組が正面切って闘わなくなった。

しかしもっと視点を高くして社会を見ると、退職金をもらえる分羨ましい(辞めても何の保障もない)と思っている多くの国民がいることも知っておかなければならない。

日揮の社長に学ぶ

2013年01月26日 11時47分34秒 | 日記


アルジェリアで起きたテロ事件で日本人スタッフが10人犠牲になってしまいました。

亡くなられた方に心から哀悼の意を表します。

遠いところで頑張ってこられた人たちは日本のために、途上国アルジェエリアの発展のために砂漠の中不便を強いられる中で全力尽くしてこられたのに、なぜ殺されなければならなかったのかどうしても理解できません。

この方々のご家族の心中を思うと言葉に表現できないほど複雑な感情を抱きます。

テロリスト集団に対する怒り、テロ集団への見せしめ的な強攻策を取ったアルジェリア政府への不満。それを支持表明しているフランス政府・・・

ご遺体が返ってきて社長の記者会見がありました。ずっと見ていましたが、あの方の誠実さはストレートに胸に届いてきました。
「つらい・・・つらい・・・」と言葉を重ねられた時には思わず涙が零れました。

社長さんは事件が生起してすぐ自ら現地に赴き陣頭指揮をされていたようですね。これって当たり前のようでいて決してそうではないと思います。

普通は危険な場所に大会社のトップを派遣する企業があるでしょうか?恐らく副社長とか幹部の誰かが派遣されるのでは?もしってことになったら、会社の受けるリスクは想像を絶するものになるでしょう。

しかし、彼は自分で決断したのだと思います。言葉の端々に責任企業のトップとしての思いと犠牲になられた方々への深い哀しみが現れていました。

会見に出てくる広報部長の方もすごい冷静でしかも人情味があって好感が持てます。

この会社ってよく知らなかったけれど、悲劇の真っ只中にありますが、素敵なトップの下で人的コミュニケーションが大切に考えられる働きやすい環境であったのでしょう。

だからこそ優秀な人材が集合し、先端技術をもってガス開発の当たられていたのでしょう。それが狙われた。悔しい限りです。

他所の国だったらどうでしょう?素早く外交ルートの折衝(中間的な国を通じてテロ集団との対話を求める)、さらに軍事的対応も慎重に行っていたのではないでしょうか?しかし、日本はどうも後手後手にまわっていたように思えます。

アルジェだけでなく、世界中に日本の技術者が派遣されてその土地で一所懸命に尽力されているでしょう。宗教的な問題が出てきたらどうしようもないところがあります。日本人のように八百万の神、何でも受け入れるような寛容の国ばかりではないのでからー

どうぞ気をつけて安全第一に働いてください。

再度、犠牲になられた10人の日本人の皆様、多くの現地スタッフに中心からお悔やみを申し上げますstrong>

何かに挑もうとする気持ちーワッキーの250km挑戦に思う

2013年01月25日 09時42分03秒 | 日記
今朝の腰痛情報。腰椎の全体に重い痛みが拡がっていた状態から今朝はその西側(左側)から東側に「低気圧」じゃない痛みが移動し次第に限局されてきたような感じる。昨夜は床に身を横たえて体位を変換することさえママならない状態だったのだけれど、朝方には体を捩っても余り痛みを感じなくなった。

好天いや好転した原因は安静にしていることと(痛くて動けない!)毎日通っている温泉のお湯と電気療法のお陰かなと感謝してる。またこの後、大枚?300円を使って温泉に行こうと思っている。

温泉はやっぱ最高



昨夜、NHK10時から放映された「地球でイチバン」を見た。

サハラ砂漠を5日間で250km走る世界的な挑戦企画で、優勝賞金とかは一切ないというレース。世界各国からランナーが挑戦したのだがこれに芸人ワッキーが初参加、そのドキュメンタリー番組だった。

優勝したからといって多額の賞金が贈られたり、社会的な賞賛、栄誉がある訳でもない。ただただ自分一人でレースに挑むだけ。

自分の暗い過去からの脱却を試みる人、生きる目的を見失った人がこの困難なチャレンジに挑むことで何かを見出そうと参加した女性・・・

ワッキーはテレビの放送企画が先にあって、誘いがあって知ったマラソンだったのだろう。

しかし、最終的には自己決定したはず。ワッキーにも芸人としての「壁」を自覚しそれを打ち破りたいという思いを秘めていたのかもしれない。想像だが・・・

最初はきつくて、砂漠を走ることに否定的なことばかり表現していた彼が次第に心に変化がでて来る。

最後は泣きながらゴールするのだが、見てて自分の初めてのフルマラソン挑戦のゴールを思い出した。30キロまでは㌔5分で順調に進んでいたのだが、終盤の長い坂道を気合で越えてから明らかな変調が来た。お腹が空いて胃が痛いのだ。沿道の知らない人から飴を貰ったりしたのだが、膝から下が力が抜けて走れなくなった。エネルギー切れだ。ゴールの競技場が見えている。しかし殆ど歩行と立ち止まりをくり返しゴール。その時に涙が自然に流れていた。

二度とマラソンなってするものか!!strong>ってその時は思ったがなぜか数日経って疲労が抜け元気が回復するまた走りたくなってきた。

走っている時には孤独なのでいっぱいいろんなことを考える。自分の過去、現在、友人のこと、仕事のこと、生きるということ、家族のこと、これからの人生・・・

時にはこういう時間が人間には必要なのかもしれない。

マラソンの走る時間は長いほうがいい。見てて確かに走りたくなった。64歳の夫が妻と挑戦していた。年齢的にはできないことはないだろう。

狭心症さえなかったら心臓発作の不安さえなかったらまたフルに挑戦するのだがーそういえば阿蘇にはカルデラマラソンといって外輪山の周囲を100キロ走るマラソン大会があるのだが・・・こりゃ無理!!