おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

小保方賛歌

2014年01月31日 07時35分35秒 | 日記
天高く育った皇帝ダリア。


30歳の若くて見目麗しい女性が生命科学の世界で大発見をしたらしい。

まったく知らない人であり、未知の学問分野で山中氏がノーベル賞受賞の大騒ぎを覚えているけど、価値ちしてはそれに匹敵するとのこと。

毎日同じ内容の報道が続いているが、研究室は若い女性だけがいて何だか静に淡々と研究が行われている。

注目したのは小保方さんがお祖母ちゃん譲りの割ぽう着を着て顕微鏡を覗いている姿。

夜、ニュースショウを見ていてつい

「彼女の割ぽう着姿を見ただけで彼女を応援する気になるよ」と迂闊にも呟いたら妻の耳に入ってしまった

その直截的反応は冷ややかで且つ鋭い非難の眼差しだった。

世の男性人よご用心なされよ

彼女は早稲田出身だとか、早稲田といえば村上はじめ作家、評論家に異才を輩出しているけど先端科学の分野でも多くの才能を生み出しているんだ・・・

ハーバード医学部の研究室にいてやはりそこでも存在が際立っていたとかー

世の中才色兼備といいてもそんなにはいない

男でもそうだ。凄い才人といえばおでこ(前頭葉)が以上に発達していて、おでこでお盆代わりに皿茶碗が運べるみたいな・・・

昔はだいたいそうだった。頭のいい男女というのはまず醜女醜男(しこめぶおとこ)が相場。ところが最近どうも違ってきた。

こちとら頭も顔も体型も天から見放されたような悲劇的存在。

あーあ神よ今一度私にもチャンスを与えたまえ


久しぶりに読書の楽しさを味わった時代小説

2014年01月30日 08時47分15秒 | 日記


映画にもなったというが知らなかった

直木賞を取った作品ということだがこれも知らなかった。恥ずかしい

葉室麟。恐らく生まれ年は違うが一緒の年代に育った人。しかも小倉というから生粋の九州人。

書名は『蜩ノ記』(ひぐらしのき)。

前半は若干冗長に過ぎていくが中盤から後半にかけて作中に入り込んだ読者を一時も話さない「力」がある。

いつの時代も権力争いはあった。日本だけでなく中国でも朝鮮半島でも、「トンイ」、「チャングム」のようにー

特に殿様の正妻と側室をめぐる跡目を狙う重役を含めた臣下の分裂抗争。

その争いの中で一人の重役が重い処分を受ける。10年後に切腹というー

「死」が決められた逼塞している者の生き様と監視役に送られた若き侍の変貌。

この波乱万丈人間ドラマは切迫感があるし、人の生き様というよりも今や跡形もなく消えていった武士の魂=武士道=倫理を自己の死を恐れず、あくまで守ろうとする説得力と感動

この作品はこれからも幾度となく読むに値する

残念なのロバートキャンベルの解説。東大の文学部教授だそうだが、これは程度が低い。折角読後の興奮に浸っている時に水を浴びせかけられたような感じ興醒めというと酷い表現だが人気タレントを安易に起用した祥伝社が悪い

今森村誠一の時代物を読んでいるけれどサスペンス作家としての彼を知っているが時代物が書けるなんて驚きだしかも作品としてどの角度から見ても申し分ない。これはまだ途中ー

今日から宮部みゆきを久々読み始めた。

阿蘇は温かいけど強い雨が降っている


こころ温まる人の情け

2014年01月29日 09時11分08秒 | 日記
こんな寒さの今でも畑で採れる作物。

昨夜は妻が実家で老父母の介護のために宿泊する日。

今月から毎週火曜日に一泊二日で不在することになった。

80台も後半の二人だけの生活は何かと不安があって一番頼りにしている妻がその日の介護担当。

それだから週に一泊二日の妻不在日は自炊しなければならない。

村の生涯学習支援クラブにある「男の料理遊び」に加入して3年目。もう会の古株で常連なのだがどっこい自分で賄うとなると話が違う

性格が面倒くさがりなので調理本を調べてメニューを決め食材を買出しに行く。

皮を剥いたり、水にさらしたり手の込んだものになると下準備に時間が掛かる。だから面倒は一切省き、やるのは簡単なものばかり。ところがそれでも失敗する。塩加減をしくじった。辛くてー

豚肉の一人分100gほどのパックを買ってくる。それと14円のモヤシ、48円のえのきと15円?のチャンポン麺を購入。

後は畑に下りて調達できる。

やるのは豚肉とキャベツかレタス、えのき、モヤシの炒めもの。あるいは焼ソバ。麺が好きなので本当はトマト味のパスタにしたいのだが茹でたりするのが面倒に思えてまだやれないでいる。

妻がそこを思いやって惣菜を出かける前に作って置いてくれるようになった。だからほとんど温めるだけ。

昨晩もそれを準備しようと思っていたところに近所のHさんから電話。

「今から一人で食事でしょうー家内が粕汁を作ったので持ってきます」と

ご主人がお盆を手に畑に上がってきた。見ると粕汁だけでなく、魚のフライと旬のフキノトウ、春菊が添えられている。

ありがたや涙が出るほどに感激した

一人お膳だけど昨夜は豪華な食卓になってつい酒も進んでしまった。

9時半に床に入って起きたのは8時一寸前。危うく「ごちそうさん」を見逃すところだった。

今日の出征するゲンちゃんとの別れの場面は落涙。直後の「あさイチ」の有働が目を真っ赤にしている

日本人ってやっぱり情が深い民族だな






大腸・胃の同時内視鏡検査体験記

2014年01月28日 09時26分36秒 | 日記


なにしろほっとした

昨日は4時半に起床して胃腸洗浄剤マグコールを2Lの水で溶かして飲み始めた。

もう10年近く毎年1回この検査を受けているので慣れたもの。そしてクスリも飲み易くなっている。

これを1時間半をかけてゆっくり飲んでいく。薬も飲み易いのだが飴玉を舐めながらーだからどんどん入っていく。

この掛かりつけの内科医クリニックは検査の苦痛を防止するために全身麻酔をかける。検査中の痛みや嘔吐感が極少。そして検査を終了しても眠った状態なので別のベッドでゆっくり眠るこれが実に気持ちいいのだ。

飲んでいる途中であれが「来る」お腹を洗浄するって下剤を飲ませ洗い流すということなので「それは」出口を求めて殺到する。

尾籠な話で恐縮だが昔受けた勲章がここにはある!
JI=ジ=痔の手術経験とその後遺症。手術を受けて1ヶ月入院した。その時、酷い状態だったらしく出口を切開し、神経を一部切ったらしい。だから若干感覚が弱い

用心しなければならないのは、BENIを催した時我慢するといけないもうすぐそこに敵が侵入している。

敵は真っ暗いトンネルを抜けて明かりの差す方向へと押しかけてきているのだ。

ここで時に失敗が起きてしまうことがある。敵を押さえ込まねばならない戦闘で負ければ敵軍が出口から様子を窺いながら顔を出す。

こうなるといけないので敵の襲来を感じたらすぐトイレに急がねばならない

今回もいろいろあった。汚したものを風呂場で一人で密かに処理している姿をご想像願いたい。惨めなもんです

10回 し て クリーンになったらいよいよGO

遠くまで行くのでバッグには「もしもの場合(敵にその途中で遭遇することも考えられる)」に備えPANTSを1枚忍ばせている。

病院では問診が行われ、ナニの最終点検が行われる。9回行っているので透明だった。「OK

採血し、点滴が行われ、最後に睡眠薬が注入される。

今回もしっかり注目した。麻酔薬が入ってどれくらい経つと眠くなるのだろう。その瞬間を知りたい

左腕から入っていく麻酔薬、腕から全身へ拡がっているーと感じる間もなく眠りは神の啓示の如く突如として降りてきた。

その後は無意識の中、大腸の検査はまったく覚えていない。その後胃に移行するのだ。

但し、お間違いなく内視鏡を黄門様から抜いたものをすぐ口に挿入する訳ではない  はず
しかし眠っているからそこは不明。いちいち別の検査キットに取り替えるのが面倒だと看護師や医師が思わなければいいがー

終了。

約1時間?ご就寝の後、検査結果の説明。

この時ばかりはドキドキする

しかし、「大丈夫でした。ポリープ(3,4年ものの財産)も3mmで大きくなっていないし、憩室の存在が見られるが心配ない。胃も逆流性胃炎の跡があり、ビラン性胃炎あるけど大丈夫でしょう」

大腸の検査は2年毎でいいのではないかと思うが、胃をまた来年診ましょう。

気分が急に良くなって途端に空腹を覚え、そぐ回転すしに直行。妻と二人で20皿を平らげた

欲張りすぎた?『足尾から来た女』

2014年01月26日 09時58分15秒 | 日記


このドラマ、すごく刺激があった。

時勢にマッチしているし、近代史において決して忘れてはならない人物田中正造を思い出させてくれた。

前編を見終わった後、書棚から田中正造の本を数冊探し出してきて読み始め「オサライ」をして後編に臨んだ。

尾野真千子がたしかに好演している。

舞台?装置も時代考証がしっかりなされていたと思う。東京の電車が走る場面はちょっと違和感を感じないでもなかったがー

映画と違いテレビドラマでは制作にかける資金も少ないだろうから無理からぬことかもしれない。
それでもよく頑張ったと思う。

ただ後編は意外に心を打たなかった。原敬役の國村に礫を投げ付ける場面があったがここが前編後編通して絶頂だった。

ただ石川三四郎、石川啄木との男女関係の演出は特に啄木との接触は識字=字を学ぶことを通して無告の民が社会への思い通路を開いていくーそしてそのことを通して短歌との出会い、啄木との接点が生まれるのだがフィクションで造形したサチという女性との恋。人間パンのみにて生きるに非ず。「知」も「愛」も重いテーマ。

尾野は恐らくこういう情念ドロドロの男女の絡みが巧いのだろうし、本人好みかもしれないがー

私はドラマに描かれた谷中村、田中正造の政治家・社会思想家として生き方が現代に突きつける課題というよりも刃をもっと後編で描き出して欲しかった。欲張りすぎ。

近代化や高度成長、「アベノミクス?」で経済優先政策によって、政府や社会から見捨てられ切り捨てられていく辺境の存在。谷中村は水俣に沖縄にそして福島に通じている。

NHKでこの辺を突っ込んで描けと期待しても無理なんだろう。上からの無言有言の圧力が掛かってくるだろうしー男女に目を逸らして描いた方が無難とプロデューサーは心底の牙を隠したのだろう。

ここでも正造の生き方の凄さが却って浮彫りになってくる。

暫くは正造に埋没しよう・・・みたいな?