今朝も寒い。
昨晩は街に降りた。教え子のTが今年全国詩吟大会で青壮年部門で優勝し、6部門すべての中でトップの成績で最優秀賞=高松宮妃杯をもらって日本一になったことを祝するパーティーに出席するためにー
メルパルクホテルの会場で150人ほどの彼女が属する詩吟団体清吟流の会員の方達が中心だったのだが、来賓来賓として県会議長、国会議員、県知事なども参列していた。
パーティーの前半は受賞のセレモニーが続いた。師匠である父親の挨拶に始まり、来賓各位それぞれの祝辞。そして記念品の贈呈があって、詩吟のお披露目。
彼女のお姉さんも今回少壮吟士(全国で50名くらい)という称号をもらったということで二重の喜びであった。
二人がそれぞれ李白の詩を吟じた。
姉妹だけに声が似ているのだが、それぞれ全国優勝の経験者だけに声に伸びとはりがあって、しかも音程はもちろんしっかりしているし、詩の叙情を巧みに表現することのできる心揺さぶる歌であった。
Tの家は清吟流の宗家なのだが、4歳から稽古を始めてこつこつと努力を積み重ねてきた結果の成果であろう。
Tは高校のバスケットの選手であった。卒業後もずーっと師弟関係なのだがチーム全員親類縁者同様の付き合いを続けている。日本一が決まってすぐ、私達夫婦で街の馴染みの居酒屋でお祝い会をしてあげた。TにはR君という長男ひとり息子がいるのだが、阿蘇の我が家に訪れる時にはいつも一緒についてくる。宴が盛り上がり、「さてそろそろR君の詩吟を聞きたいな」と頼むと少しはテレながらデッキに出て阿蘇五岳に向かって「天草灘」(頼山陽)を歌った。近所の人たちも夏だと窓を開けているので聞こえるのだという、みんな感心し、楽しみにしてくれている。
R君は小学校4年生、詩吟でも全国大会に出場している子供の有力者なのだが、サッカー少年でもある。
パーティーにはクラブのチームメートが3人だけだったが出席していたので、終わってから2次会に誘って少し飲んでいい気分になって阿蘇に帰った。帰り着いたのはもう日時の変わる時間だった。
詩吟は日本の伝統文化。しかし、ユースカルチャーはアメリカンカルチャーに押されっぱなし。日本には演歌も浪曲も民謡もあって詩吟もある。光りがなかなか射さない分野だろうが、「吟道」を極める修業を積んでいる人たちがいるのだ。
もっと称揚すべきだろう。
公共の情報伝達機関新聞があまり積極的報道しないのは、残念というか噴飯ものだ。しっかりせよ「熊本日日新聞よ!」
昨晩は街に降りた。教え子のTが今年全国詩吟大会で青壮年部門で優勝し、6部門すべての中でトップの成績で最優秀賞=高松宮妃杯をもらって日本一になったことを祝するパーティーに出席するためにー
メルパルクホテルの会場で150人ほどの彼女が属する詩吟団体清吟流の会員の方達が中心だったのだが、来賓来賓として県会議長、国会議員、県知事なども参列していた。
パーティーの前半は受賞のセレモニーが続いた。師匠である父親の挨拶に始まり、来賓各位それぞれの祝辞。そして記念品の贈呈があって、詩吟のお披露目。
彼女のお姉さんも今回少壮吟士(全国で50名くらい)という称号をもらったということで二重の喜びであった。
二人がそれぞれ李白の詩を吟じた。
姉妹だけに声が似ているのだが、それぞれ全国優勝の経験者だけに声に伸びとはりがあって、しかも音程はもちろんしっかりしているし、詩の叙情を巧みに表現することのできる心揺さぶる歌であった。
Tの家は清吟流の宗家なのだが、4歳から稽古を始めてこつこつと努力を積み重ねてきた結果の成果であろう。
Tは高校のバスケットの選手であった。卒業後もずーっと師弟関係なのだがチーム全員親類縁者同様の付き合いを続けている。日本一が決まってすぐ、私達夫婦で街の馴染みの居酒屋でお祝い会をしてあげた。TにはR君という長男ひとり息子がいるのだが、阿蘇の我が家に訪れる時にはいつも一緒についてくる。宴が盛り上がり、「さてそろそろR君の詩吟を聞きたいな」と頼むと少しはテレながらデッキに出て阿蘇五岳に向かって「天草灘」(頼山陽)を歌った。近所の人たちも夏だと窓を開けているので聞こえるのだという、みんな感心し、楽しみにしてくれている。
R君は小学校4年生、詩吟でも全国大会に出場している子供の有力者なのだが、サッカー少年でもある。
パーティーにはクラブのチームメートが3人だけだったが出席していたので、終わってから2次会に誘って少し飲んでいい気分になって阿蘇に帰った。帰り着いたのはもう日時の変わる時間だった。
詩吟は日本の伝統文化。しかし、ユースカルチャーはアメリカンカルチャーに押されっぱなし。日本には演歌も浪曲も民謡もあって詩吟もある。光りがなかなか射さない分野だろうが、「吟道」を極める修業を積んでいる人たちがいるのだ。
もっと称揚すべきだろう。
公共の情報伝達機関新聞があまり積極的報道しないのは、残念というか噴飯ものだ。しっかりせよ「熊本日日新聞よ!」