おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

都市地域社会のコミニュティーの崩壊

2015年02月28日 09時27分35秒 | 社会


中一殺人事件もついに容疑者が逮捕された。

調べが進んでいくに従って共犯者の数が随時増えていくことだろう。

そこにいて傍観していた人間も事件に大きな責任があるはず。

主犯の18歳の強かな態度には呆れる。その父親という人物の顔を見てみたい。事前に防禦線を張って、弁護士を雇い、警察署へタクシーで乗りつける手際のよさ。

そして声明文。男とはいったいどんな人物なのか?18歳の男よりそっちに興味が湧く。

都会ではこういう不良集団が作られ、野放しになっている観あり!!

殺された少年が学校から離れていき、悪者集団に近付いていったその時点がポイントだった。

学校はその時何をしていたのだろう。○月○日電話連絡、○月○日家庭訪問・・・これもノルマを果たすために担任としての責任行為を記録することに重点が置かれていたみたい。中味がない感じ。

夜中に家を出て行く息子を母親は不審に思い警察に相談することはしなかったのか?この母親、外側から見ると喪失の悲しみはわかるのだが何故か表に出てこない。

コメントは爺婆ばかり。公的機関として警察のほかにも教育相談所もあっただろう。やはり先ずは学校だ。責任重いと思う。

先にも書いたけどこういう残忍な犯罪者集団、反省の色が見えないというか開き直っているかに見える人間とは共同生活を送りたくはない。「切れたら止まらない」感情短絡と暴力。恐らく大金持ちの馬鹿息子だろう、子分共に金で操る陰険さも親から相伝していたのではないかと想像する。

死刑はできないだろうからアメリカみたいに懲役100年とか、終身刑とかすべきだろう。一生掛かっても償いきれない罪を犯したのだから

痛快!時代小説ー山本一力

2015年02月26日 07時31分03秒 | 読書
最近老齢で亡くなってしまった・・・


読んでいてその時間、本から離れていてもその余韻で何だかこころ豊かに楽しくなる・・・えらいべた褒めだが、山本一力の小説に当たった。

『峠越え』PHP文庫500ページに喃喃とする力作。

5人の男と1人の女が江戸から東海道中を通って久能山の権現参りに出掛けるーそれだけのストーリーだがその旅の途中で次々に起きる事件が心を躍らせる

この主人公は女衒の新三郎。その惚れた女が博打ツボ振り女のおりゅう。江戸でのるかそるかの大賭け事=出開帳を仕組み大成功を収め、莫大な収入を得てやっと借金を返し、女を騙し、女の涙で商いをする女衒の商いから足を洗うことができた新三郎。

かれに惚れたおりゅうと所帯を持って幸せなスタートを切れる筈だった二人にとんでもない不幸=チャンスが舞い込んでくる

江戸の祭りに欠かせない出店を仕切る香具師江戸の四天王と呼ばれている男達、そしてこれまで世話になった女衒の元締めの5人が出開帳を成功裏に終わらせた新三郎を見初め、自分達を久能山までお宮参りに連れて行ってくれと依頼する。旅のツアーのプロデューサーで世話役だ。

足下に何十人と子分を持ち一年に何万両という実入りの商売を仕切る男達。目の前に出るだけで震えが繰るような面々。

この7人旅。途中で次々と厄介な事件が起き、のっぴきならない処断を迫られる。

これを新三郎とおりゅうが知恵をあわせ解決していくストーリーに心躍る。

何だかあまり見たことはないのだが子供を主人公にしたディズニー映画みたいなワクワクドキドキの本だ。

現在他にも明治初期の歴史小説、「血の日本史」という古代からの事件簿総覧みたいなものを読んでいるが、ついつい山本の本に集中してしまう

こういう痛快なストーリーが書ける山本一力の想像力は凄い。時々テレビに出てきているが・・・


ショッキングな映像のオンパレードで命の尊厳が軽くなっている!?

2015年02月24日 07時27分49秒 | 社会


中一少年殺害事件が報道されている。なかなか犯人が捕まらないけど、恐らく相手が少年ということで慎重に進めているのだろう。

しかし、問答無用の無慈悲で冷酷な犯罪が起きた

中一で離島から都会に引っ越してきた少年の苦労は容易くなかったのではないかと思う。

私も中一の2学期からど田舎から別天地に思えた当時工業都市で栄えていた(裏面では環境破壊が進んでいたのだがー)水俣に引っ越した。

県の北部から最南端の町へ。まず言葉の障壁があった。

クラス集団に溶け込めずだんだん足が重くなっていった。

登校の途中で水俣川の大橋を渡るのだが渡りきる前にリターンして家へ帰ってくるようになった。

どのくらい時間が掛かったのだろう?いつの頃からか近所の同級生が家に立ち寄って迎えに来てくれるようになり一緒に通い出して苦境を越えた

しかしこの少年、心を開ける仲間がいただろうか?クラスは、担任は、教職員集団は教育課題としてどう対処していたのだろう?

頼ったあてが悪かった。

昔は「ワル」でもそれなりの仁義があった。



弱いものには手を出さず、強気をくじくようなところがあったのではないか?

この連中は非道だ。

「弱いものいじめ」そのもの。

サディスティックに苛め抜いた末の犯行で、犯人には人間の血が通っていないかのようだ

恐らく犯人達は20歳以下。「少年」という少年法という保護下にあることを意識しての犯罪だろう。長崎の女子による親殺人事件も起きていた。類似犯多数生起している。

こういう簡単に殺人を犯す人間を法律で守る必要が果たしてあるのだろうか?

それとマスコミの責任も大きい。ISILの犯行ビデオを殺す場面を見せなくても想像できるようなぎりぎりまでの放映の必要性は?

サスペンスでの執拗な殺害シーンの描写は?「表現の自由」と作り手側はいうだろう・・・

しかし間違いなく世なのかを殺伐とした雰囲気を醸成していることに間違いはない

携帯文化の末端への浸透によって放映の制限規制は掛けられなくなった。パソコンを自由に操れる若い世代は何でも見れるのだ。

間違いなく死刑にはならない!!いずれ一般社会に知らん顔して戻ってくる。彼らと共同社会が構築できるだろうか?

今日は地域自治の日

2015年02月22日 08時49分01秒 | 日記
これからは季節で風向きが変り、我が家の方向へ「ヨナ」が降るといわれている。火山灰が降ると洗濯物も外に干せないし、畑の葉物の栽培ができなくなるが・・・

今日は、私達の住む南外輪山中腹に住まう域外から移住してきた者達で結成した住民自治会「くぬぎの里の会」(2年目、会員24軒)の総会・懇親会と朝からの苦役=清掃作業奉仕活動を実施する日。

朝の8時半から清掃作業をする予定で連絡していたが目覚めると小雨が降っている。

会長と事前に雨では中止と決め、時間になったら集合場所に出向き、中止を伝えようと約束していたので早く着替えて出かけた。


ところが雨にも拘らずゾクゾクと集まってくる

地元住民が新たに入ってきた移住者を気持ちよく受け入れるということが希薄で封建的意識の強く残存している場所であるために、住む地域を隔てる県道の上下で「下」が地元住民はもともとの自治会、「上」が彼から言わせるといつまで経っても(移り住んで何年になってもー)「新住民」と呼ぶ我々は新たに組織を立ち上げた。

都市部で生活していた人たち、大きな組織で政治意識を高めてきた人たちだからこういう社会協同の取り組みには積極的。

雨にも拘らず、男女問わず夫婦で多くの人々が集合した。

しかし「雨だから無理をせずに目立つ大きなゴミだけを拾って終わりましょう」と呼びかけた。

30分ほどで作業を終え、11時から総会になる。正午から懇親会の会食

弁当は去年同様私が注文した。18人分。飲み物は会長が準備している。

地域の奉仕作業に積極的に出てくる人、知らん顔している人。明確に分かれ人間の性質、性情、考え方はそこに現れる。

コミニュティーに関心がない人、他人の世話にならないし世話もしないと考える人は共同体の中では孤立していく。

地域で住んでいて、近所の人間に迷惑、世話を掛けないで済む事は不可能だと思うのだが・・・

身体に不安を抱える状況はつらいなあー

2015年02月21日 07時43分27秒 | 医療


今年は1月に満の65歳に到達、いよいよ年金受給年齢に達した。感慨一入ではあったのだが・・・

誕生日の数日後、突然やってきた目眩とふらつき、吐き気で夜救急車のお世話になってしまった

「前庭神経炎」がその症状の原因だった。5日の入院。

退院して暫くして毎年行なっている胃腸の内視鏡検査で「十二指腸潰瘍」が見つかった。現在のその服薬治療中。

この時の血液検査で肝機能の数値に異常値が判明し、胆管に異常をきたしている恐れがあるので暫くして精密検査をした方がいいだろうーと担当医の言葉。

これが重ーくこころを圧している。

若しかしたら胆管ガン?

運命だとすると受け入れるしかないのだが、治療で治るものなら受けたいものだと思っている。十二指腸潰瘍の服薬で2週間を目処として病院へ行って精密検査の相談をしようと思っている。しかし、それまでが気持ちの「曇り」がつらいものだ。

妻にも心配させてばかりで申し訳ないのだが、なりたくて病気になる訳ではない自分の日頃の不摂生の所為は充分反省している。

今は酒も断っている。

無理をせず、阿蘇の煙でも眺めてのんびり過している方が体と心にはいいのだろう。

高齢に域を示す段階に入ってすぐこの徴、人間って正直というか体はウソをつかない。不摂生は必ずいつか報復を待っている。因果応報だ。