まずは2012年ブリードについて
今期も我が家は国産オオクワガタで主力の久留米産大型血統と、新潟魚沼産WDのみのブリードですが、
現時点で幼虫は110頭。
今期は150頭を予定しているので、現在追加産卵を6SET組んでいます。
今期久留米産大型血統ではいわゆる「裏年」
それもあって、1ライン15頭程度の10ライン予定で様々な検証課題を試していきたい考えています。
何しろいつかは大型が多数出るような系統・血統を目指しており(ここはブレてません)
今年の羽化個体の形状を見る限り、久留米でもまだまだ伸びる要素を漠然と感じます。
2011年ブリードですが、初令を投入して13ヶ月が経過していますが
まだ現段階で幼虫をやっているのが1頭。
ショップレンタルスペース恒温管理の6番ライン♂のみとなりました。
それ以外では蛹が6頭。
一方温度変化を行ったワインセラー飼育管理は11ヶ月~12ヶ月弱で全て羽化しています。
(6頭が羽化次第HP更新予定)
この結果だけでみると、大型血統で冬温度を含む温度変化の環境で育ってきた累代個体であっても
恒温管理下=セミ化には直結しないようです。
ちなみに我が家はご存じの通り久留米血統のみ。 早期羽化も0という結果です。
よってセミ化にはならないのであれば、22~24度のエアコン恒温管理で大きく育つのでは?
この検証については、以前のブログ記述通り、初令投入から6ヶ月~6ヶ月半経過した
12月末の2本目交換時までは、レンタルスペースエアコン管理もワインセラー飼育管理も
幼虫のアベレージ体重にほとんど差がない。
しかし、2月中旬に実施した菌床ボトル♂1400×12本3本目交換の結果は
レンタルスペース恒温管理組よりも、冬温度を経たワインセラー飼育管理下の方が幼虫体重が減っていない。
むしろワインセラー管理で体重が増えていた幼虫が半数以上。
そして何より冬温度期間を設けた菌床と、恒温管理の菌床の劣化状況が顕著に現れることに・・・
恒温管理も4ヵ月以上経過すると菌床の劣化が著しく
1部4本目交換も実践しましたが、蛹化時期と重なるため交換リスクも大きく・・・
なので放置すると今度は暴れがこれまた半端ではなく・・・ 結果サイズがほとんど伸びませんでした。
失敗を経て改めて「冬温度の重要性」を実践により確認することが出来ました。
また冬温度の期間は、その期間、温度、菌床等に大きくさせるための一つではない複数要素が
詰まっていると感じています。
そこで今期、2つのメイン飼育管理+2つの飼育管理の計4つの温度管理を実践したいと考えています。
1.ワインセラー管理(メイン飼育管理)
2.ショップレンタルスペース恒温管理(サブ飼育管理)
3.常温飼育管理(サブ飼育管理)
そして今期新たに
4.ショップレンタルスペース変温管理(メイン飼育管理)を実践します
では一体2.と何が違うのか?
そうなんです。
季節に合わせたエアコン管理のショップレンタルスペースなんです。
今期は菌床もメインでお願いしているターニングポイントさんのレンタルスペースを
使って飼育管理を行うことを決めました。
ターニングポイントさんのレンタルスペースですが、
昨年ショップを新築された時に専用の飼育ルームを併設されており、
四季にあわせた温度変化を実践し、また太陽光発電とスタイロフォームの保温対策が
施されており、安定した温度が保てるようになっています。
ご存じのように今年羽化最大サイズでは能勢YG血統で85.8mmを作出されています。
ですが、我が家のワインセラー飼育にも昨年1年間飼育した経験があります。
そう自己満ブログならではで恐縮ですが、我が家2012年最大の対決構図は
TPショップレンタルスペースVSワインセラー
果たして最大個体作出はどっちの飼育環境? 平均アベレージは?
いずれにしても
相手に取って不足なし