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チャレンジ王滝80km耐久レース その1

2015年05月10日 | 王滝

GW期間中に開催された、チャレンジ王滝80km耐久レースに参加してきました。午前中に潮干狩りに行き、昼寝してから午後4時頃に出発です。

圏央道ができたおかげで王滝村まで4時間程。約1時間短縮されました。王滝村には夜の8時半頃に到着。
王滝Nightということで会場には賑やかな音が響いてました。



ちなみに、今回はいつものSDA王滝と違い、車がとっても少ないです。駐車場に20台弱しか停まっていません。簡易トイレが設置されてないにも関わらず、トイレ行列が一切発生しませんでした。ソロのエントリーは85名くらいだったようです。次のSDAは王滝に宿をとってますが、今日は車中泊です。夜は冷えました。もっとあったかい寝袋ほしい…。


明けて日曜日。



朝7時から受付をして、10時からスタートなのでのんびりした感じです。

 



松原スポーツ公園からスタート地点の鈴ケ沢までの約6キロを移動します。春の42kmのゴールから会場までの道を逆行します。100kmに出た方は9月のコース通りなのかな?逆行すると感覚が狂います。4名のグループの皆さんと一緒に動いてたんですが、一瞬迷いました。

その後、御嶽山を写真に撮っていたら、みなさんとはぐれてしまいました。

 

なんとか春のSDA王滝ゴール地点の鈴ケ沢まで来ましたが、スタート地点はまだ先の様です。

 

少し不安になりながらも、ダートを進むと、やっとスタート地点が見えました。

バイクラックに自転車を置き、しばらくリラックスタイムです。

そのうち、松原スポーツ公園から集団で移動してきた皆さんがやってきました。

池田選手、山中選手、竹谷選手・・・皆さんのアスリートな体型と自分とを比べると、かなりワタクシ貧相な感じ・・。腕とか生っ白くてなんだかすっかり残念な感じです。ああなりたいと心から思います・・・。予定を10分過ぎて、10時10分からいよいよスタート。

30番手くらいでスタートします。

スタート後に右折したら、なかなかの斜度の登りが続きます。

池田選手の走りを見るのは2年前のトレイルジャム以来なので、近くで見たいなーと頑張ってみましたが、数分でトップ選手は見えなくなってしまいました。

それからは自分のペースで淡々と進みます。追い抜かれても無理しない、というか今後の距離を考えたら無理できません。あと75キロ程あるので・・・。さらに言えば、すでに結構アップアップだったりします。最初の7キロほどの登りで心が折れる寸前で下りへ。

見覚えのある蓋なし水路のところにテントが設置してあり、応援してくれます。元気でます~。1週目は1時間12分ほどで帰ってきました。2週目のループへ突入します。エイドステーションで補給は取らずにそのまま進みます。

一緒に2週目に入った方と少し話しながら。「周回コースはキツイっすねー(笑)」この後、そんな笑う余裕も無くなるんですが。

 

さすがに2周回目になると足もだいぶ無くなってきました。何とか2週目のピークを越えます。移動の6キロを足すと現在31キロほど。まだまだ半分も行ってません。相変わらず下りは遅いんですが、今日はなんだか特に調子が悪うございます。延々と続く下り坂の振動で手がしびれて、足が疲れて来ました。

再び水路前のテントから声援をもらい、ちょっと元気が出ます。でも今月の24日は今下ってきたコースを登るのかと思うと憂鬱です。後半はキツイ登りはないんですが、かなり消耗してきているので、心も弱ってきました。

と、その時赤いジャージの選手が脇を通っていきます。竹谷選手です。そして華麗なダンシングであっという間に見えなくなってしまいました。走りが見たかったんで何とか頑張ったんですが、全くついていけませんでした。

その後、國井選手、山中選手と順当にトップ選手に抜かれ、すごさを見せつけられます。こちらが2周回目ということは、あちらは3周回目。という事はもうすぐチェックポイントだから、みなさん後一周でおしまいなのね。うらやましい・・・。ワタクシはガッツリあと2周残っています。

 

チェックポイントを過ぎて3周回目へ。ここでエイドステーションで水を補給。コーラも少しもらって、再びスタート。3週目になるとだんだん周りに選手がいなくなってきました。なんだかシンガリを走っている予感がします・・・。

前半の苦しい登りを耐えに耐えて登ります。もはや顔から表情は消え、頭の中は無の境地です。振動も凄くて視力も落ちてきたような。エネルギー切れにならない様、ジェルを満たしたボトルを定期的に飲み続けます。今日もCCDのクリアレモン。これは気持ち悪くならないから気に入ってます。

 

3周回目の水路のテント。声援に頭を下げるのが精いっぱい。とにかく下りの振動が半端なく、腕がしびれてしょうがない。お尻も痛くて発狂寸前です。ほんとに。タイやの空気圧を2.0のちょっと高めにしてるせいなのか、それ以外が原因なのか。なんだかフロントサスペンションの動きも滑らかじゃなくなってきてるような・・・。

棒のように感じるフロント周りを何とか手のひらで遊ばせたり、抑えたり、サドルを挟んでコントロールしたり、走りながら工夫するけど、しんどくてしょうがないです。

 

そしてやってきた周回分岐。4周回目へ・・・。レースのアナウンスの声が聞こえます。

「えーっと・・・、ソロの選手です、4周回目・・・?に行くのかな?」

行きます、行きます。たぶんワタクシが最後尾のほうなんだろうなという雰囲気をひしひしと感じながら、屍の様に前半の坂を登ります。さすがに4周回目となるとコースを覚えます。残雪が出てきて、大きな切り株があって・・・。また残雪が出てきて、ものすごくガレて、ちょっと下って、また昇ったら・・・。

やっと最後の下りに入れる(泣)

 

相変わらず棒のように感じるフロントで、脳震盪起こしそうになりながらも再び水路前のテント前を左折します。最後だから誰も見えなくても何とか踏み倒しながら後半のコースを進みます。しばらくすると選手が一人見えました。ソロかチームかわからないですが、なんとか気合でパス。何度も振り返りながら、後ろから来ていないことを確認して少し安心します。

後ろから金属がカチャカチャいう音が聞こえますが、なんだかわかんないので放っておきます。もう全てを出し切ったので、あんまり感情が浮かんできません。100キロ走る人ってすごいな、2週目で自分を抜いていったトップ選手ってなんか想像もつかないなと。どうしたらああなれるのかなと。

フラフラになりながらゴール。

 

80kmを走ってワタクシ、身の程を知りました。

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