以前ちょっと触れましたが、29erのフロントポジションの変更について。
29erがメジャーになって以降、ずっと気になっていたこと。それは、「なぜ超前下がりステムやライザーバーの逆さま取付をしている人がいるのか?」ということ。
要はいかにハンドル位置を下げるかということでしょうが、背の小さい方ならまだしも、体の大きな人でも見かけるので…何故?
で、29erに乗り始めて3年、ワタクシも「ハンドル位置がちょっと…。」と思い始めました。(遅すぎ)
特に登り坂での立ち漕ぎ時に感じる上体がうわずる感じ。手の位置が上過ぎて、足の位置と離れているから、きちんと踏み込めず、力をすごくロスしている様に感じます。
そうか、ハンドルを下げる理由はこれだったのか…。(たぶん)
でも、ライザーバーの逆さま取付はちょっと好みじゃない。というわけで、ネットの大海原に、ステム探しの旅に出ました。
最初はBBBのこちら。
![]() |
BBB ステム ハイライズ AH OS 110MM 31.8 35D MTB ブラック BHS-25 681487 |
BBB |
あとPROのこちら。
![]() |
プロ(PRO) LTステム ブラック 31.8mm/90mm/±35° |
プロ(PRO) |
そしてタイオガのこちら。
![]() |
TIOGA(タイオガ) AL Nine ステム 突き出し長100mm バークランプ径φ31.8mm アングル55/125 |
TIOGA(タイオガ) |
どれも画像ではかなりのアップ度合いですが、ワタクシは逆向きに取り付けたいわけです。
で、結局選んだのは、タイオガのAL Nineです。
凄い下がった…。
<説明文より>
#6061-T6アルミ鍛造ステム。 艶やかなグロスブラックにゴールド&シルバーの上下どちら向きにも対応できるデザイン
突き出し長:100mm
重量:約140g
バークランプ径:(径)31.8mm
アングル:55/125
ボディ:#6061-T6アルミ鍛造
キャップ:#6061-T6アルミ鍛造
コラムクランプ径:(径)28.6mm
スタックハイト:45mm
決め手はステムの長さがノーマルの100mmと同じという点と角度、そして重量(他より30g軽かったので)。色は艶消しブラックが良かったけれど、そこはまあいいでしょう。
ガクンと前下がりになったフロント部分。
ちょっと下げ過ぎたかと思うくらいですが、あとは試乗で確かめてみましょう。
ちなみに、このステムのスタックハイト(コラムへのステム取り付け部分の高さ)は45mm。ということは、現在のステムより5mm高いので、コラムのスペーサーを調整しなければなりません。
10mmのスペーサーを抜いて5mmを入れます。微妙に直径が大きい…。でも気にしない。
では、乗ってみてどうなのか?
結果、「もっと早くやれば良かった」
すごく力が入りやすく、特に立ち漕ぎでの力の伝わり方は変更前と全然違います。むしろもっと下げても良い(と感じる)くらい。立ち漕ぎが楽しくなります。と同時に前ほど疲れません。
ハンドルを下げた事により、サドルも微妙に前に動かして調整します。ハンドル、サドル、ペダルの3点がバランス良く整っている感覚です。ひとまず完成。
あとは走り込みながら微調整していきましょう。