国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

ファイアーウォール

2019-09-30 | 日記

昨日は二人がニューヨークで結婚してから4回目の記念日。ということで午後はこのコンサートへ行きました。(クラシック音楽の中でもヴィヴァルディの「四季」、とりわけ「冬」はLindaのお気に入り曲なので迷わずチケットを取りました。)夜は南米礼拝の後に教会近くのレストランでお祝い。(下画像の通りファミレスですが、折り込みチラシにお値打ちクーポンが付いていたので。ちなみに有効期限の最終日でした。→恥ずかし追記:最初に入った教会近くのG店は同系列ながら行こうと思っていたSG店とは別物でした。注文するまで全く気が付かず、慌てて退散しました。)


ところで、国際結婚の多く(7割?)が失敗に終わっている理由としてコミュニケーション不足を挙げている記事やらブログやらをそこら中で目にしますが、少し前に放送されたテレビ番組(注)では、言葉の壁のお陰で国際結婚が長続きするという真逆の見解を述べた外国人ゲストがいました。(注:日本在住外国人を紹介する番組はほとんど全てを録画して観るので、どれだったか思い出せなくなってしまいました。「ワタシが日本に住む理由」だったか、「ご近所さんは世界から!」だったか、それとも・・・・・)たしか「喧嘩になっても相手の言っていることが完全には理解できないので程々のところで収まる」だったような。つまり言葉の壁が防火壁として機能するということですね。それに対してMCが「たしかに同じ言語を話す夫婦だったら行くところまで行ってしまうかもしれませんね」とコメントし、「それも一理あるな」と私も納得したのでした。

Lindaの日本語はまだまだなので、言い争いになる場合はスペイン語。ですが、私は難しいことは言えないし、先方が早口でまくし立てたら到底聞き取れません。その内に「この辺にしとこか」という気分にもなってきます。(第三言語の英語でやり合っても五十歩百歩でしょう。)もちろんそれだけで4年続いた訳ではありませんけどね。

少し違いますが、失敗談とそこから得た教訓を最後に。第1回「鈍行列車二泊三日の旅」初日の夕食でのことだったのですが、私を詰り始めたLindaを諫めるため、思わず "Tonta" を口にしたところ、酷く傷ついたらしく泣き出してしまいました。こちらとしては軽い気持ちで「アホ」(東京人の「バカ」に相当?)と言ったつもりだったのですが・・・・(仲直り後に訊いたところ、「馬鹿げている」という意味の "Ridícula" だったらまだしも、ということでした。いやー難しい。)ということで、とくにネガティブな単語や言い回しは細かいニュアンスが判らないまま用いるべきではないと思い知ったのでした。

おまけ
 ポルトガル語ですが、こういうのを見つけました。とても使い分けられないですね。

おまけ2
 こちらのベストアンサーが本当だとすると、まさに私の意図した通りだったということになりますが・・・・国や地域によって受け止め方が異なる可能性を考慮すれば、やはり使わないに越したことはありませんね。(関西人に「バカ」、東京人に「アホ」と言ったら喧嘩になりかねないのと一緒で危険です。ついでに今更と思われるようなしょーもない話ですが、西語圏の外国人には「アホ」(ajo) も「バカ」(vaca) も禁句でも何でもありません。)
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