国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

疲労困憊

2018-12-26 | 帰省(2018〜19)
プーノは前に一度来たことがあるのですが、フリアカは初めて。(プーノに直接来られたらいいのですが、空港がないので仕方ありません。)よく知らない街ですが、調べてみたら標高3800mもあったんですね。プーノと同じくチチカカ湖畔にあるので当然ですが。海岸近くのリマから一気に来てしまったのだから、これはちょっとヤバい。後述することになりますが、高山病のことです。(なお下はプーノを移動中に撮ったスクリーンショットです。)



フリアカからプーノへの移動はタクシーで約1時間ながら運賃は30ソル(1ペルーソル=32.6円なので1000円弱)、やっぱ安いわ。バスターミナルに到着後、バスのチケットを購入し遅い朝食。(実はこの後4時間以上も写真を撮っていませんでした。おそらく心身共に疲労困憊していたからでしょう。)

14時に出たバス(運賃一人20ソル=640円ほど)は約4時間後にコパカバーナに到着。当然ながらこの間国境を越えていますので、出入国手続きに要した時間も含まれます。

ちなみに私が陸路で国境を越えたのはこれが初めてではありませんが、過去に個人で出入国手続きをしたことは記憶にありません。ヨーロッパのシェンゲン協定国間(スペインとポルトガルなど)はプリーパスだったし、それ以外(モンテネグロ〜クロアチア〜ボスニア・ヘルツェゴビナ)でも添乗員さんにパスポートを渡してあとは勝手にやってくれたような・・・・少なくともバスからは降りていないはずです。(パラグアイ→アルゼンチンはどうだったっけ?)

実は外国人の私の入国よりもLindaの帰国の方が手間取りました。ペルー入国時に空港の審査員がパスポート番号を間違えて入力してしまったらしく(そんなことってある?)、押し問答の挙げ句に彼女が始末書みたいなものを書くことで許してもらえることに。(なんと理不尽な!)そのため列の先頭に並んだにもかかわらずボリビアに入国できたのは最後になりました。見晴らしの良い展望台のような場所があって1枚撮りたかったのですが、他の乗客を待たせても悪いので我慢しました(もちろん検問所の撮影はヤバいので自粛)。どうせ帰りにも来るだろうからいいや、と考えていたこともあります。後で判ってみれば独り合点(思い違い)だったのですが・・・・・

日没して間もなくバスが停車。湖畔に近いホテルの真ん前でした。乗務員が「このバスの乗客は、この展望満点のホテル(名前が "Hotel Mirador" (展望台) とそのまんま)に一人わずか12USドルの特別価格で泊まれます」と言いました。(絶対リベートもらってますね。なお今ホテルの場所を確認したところ価格まで出てますね。1泊4300円ほどですか。それが二人で24USドルだったので、たしかに結構な値引きだった訳ですね。)Lindaのご家族が予約されていたのは "Las Rocas"(岩)とか何とかいう名前のホテルだったのですが、 とにかく疲れていたので他の乗客の多くに倣い、その誘いに乗りました。ただし5階の絶景の部屋まではエレベーターもエスカレーターもなく、20kg超のスーツケースを運び上げるのに往生しました。

部屋でしばらく休んだ後、夜の街へ繰り出しました。広場の近くにあるという "Las Rocas" を捜したものの見つけられず。

それで再び湖畔まで下り、空いていた(静かな)レストランで遅い夕食を摂りました。

こうして長い長い南米初日がようやく終わったのでした。
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安かろう悪かろう

2018-12-26 | 帰省(2018〜19)
リマのホルヘ・チャベス国際空港に無事到着。ここまでは順調そのものでした。実は地獄が大きな口を開けて私たちを待ち受けていたのですが、そのことを知る由もありません。

チェックインカウンター前の電光掲示板にPeruvian航空の5時50分発ラパス(エル・アルト国際空港)行きが表示されるはずなのに、待てども待てども現れず。ようやくにして現れたのは5時50分発ながらクスコ行き。何かヘンだと思って同航空の職員に尋ねたところ・・・・・・・・その答えに唖然。

「現在ラパス行きは運行していません。」

後で聞いたところでは、1ヶ月前エル・アルトで着陸に失敗し、それ以来(着陸許可が下りないため)ずっと欠航となっているのだとか。(その経緯はこちらに。また事故の様子を写真付きで紹介しているサイトがこちらに。さらに、この路線についての日本人旅行者のレビューがこちら。この方は運良く乗れたようですが・・・・というより1日遅れで免れたのがラッキーというべきか。ダメ押しながら2017年3月にも同航空会社の機体が炎上事故を起こしていたのだとか。ありえなーい!)

実は予約後にこちらで遅延が多発していると知り、不安を抱いたまま旅に出たのですが、まさかフライトそのものがなくなっていようとは! 寝耳に水でした。(やはり気圧の低い高地は揚力が得にくいため離着陸が困難になるというのは本当のようです。そういえばネパールのカトマンズ空港でも事故がたびたび起こっています。)購入時には往復一人2万円台という首を傾げたくなるほどの低価格でしたが、それに飛び付いた私がアホだったということでしょう。

とにかくこのままでは先に進めないので、Peruvianの窓口で職員(おっさん)にどうしたらいいか尋ねたところ、「飛んでいないものはどうしようもない」の一点張り。続いてクスコ行きの搭乗手続きが終わったばかりのチェックインカウンターへ行ったものの、苦情受付と払い戻しのメールアドレスを教えられただけで本気で対処する気はなさそう。(ともに「あちらへ行け」とたらい回しにしようとしているのが見え見えでした。)まるで誠意の感じられない対応に腹が立って仕方がありませんでしたが、時間が勿体ないので補償や払い戻し等は後回しにして、とりあえず代替の移動方法を探すことにしました。

ラパス行きの便はLATAM航空が飛ばしているということで、チケットを求めることにしましたが・・・・・直行便は2日後しかなく、しかも職員が電卓に打ち込んで示してきた往復運賃は一人1100USドル強!(やはり当日とか直前だとそのくらいになるんでしょうね。)アレキパ経由ならラパス着は翌日になるものの、往復398USドルとまずリーズナブルな価格。1日遅れるけど仕方ないか、と割り切ってそちらを購入したいと告げるも、残り1席という無情の答え。これで暗礁に乗り上げました。

途方に暮れた私たちが続いて向かったのが2階のインフォメーションセンターでした。私たちの話を聞いた兄ちゃんは同情の意を示すとともに、フリアカまで空路で移動し、あとは陸路でボリビアに入ったらどうですか、と提案してくれました。フリアカからプーノまではタクシーで1時間、プーノからは長距離バスが出ているということでした。またタクシー代とバス代も教えてくれましたが、ともに日本円に直してみたら驚くほどの低価格。これで腹が据わりました。再びLATAM航空の窓口に足を運んでフリアカ行きを購入。二人で354USドルちょっとでした。

なお当初はコチャバンバでLindaのご家族と再開した翌日に皆で夜行バスでラパスへ移動し、さらに国境近くのコパカバーナ(注)を訪れるというプランだったのですが、この旅程変更により同地で合流することになりました。(注:ヌーディストビーチのあるリオデジャネイロの方が有名なのでしょうが、ボリビアのCopacabanaも立派な観光地です。)Lindaにとっては家族で何度も訪れた思い出の地、そして亡くなられたお母さんがとくにお気に入りだった場所とのことです。

空港内のスタバでWi-Fiに接続し、この日コチャバンバに着けないこと(併せてラパス→コチャバンバのフライトのキャンセルも依頼)とコパカバーナで落ち合うことをご家族に伝えました。(なお、今回の旅ではネット環境の悪さに何度も苦しめられました。)

十分長くなったので12月26日分はいったん切ります。
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タイムマシン(ありがちな話)

2018-12-25 | 帰省(2018〜19)


父に米原駅まで送ってもらいましたが、車の後部スペースがLindaのスーツケースだけで埋まってしまったため私のは助手席へ。シートベルトを締めたのはアラームが鳴らないようにするためです。

Lindaにとっては初めての成田空港からの出国となります。というより東海道新幹線で東に向かうのも初めてでした。

中腹が雲で覆われていたもののきれいな富士が見えました。

東京駅からは山手線で日暮里へ移動。成田エクスプレスの不当な料金設定に抗議して、という訳ではありませんが、京成本線に乗るためです。(ネットの金券ショップで新幹線自由席回数券のバラ売りを購入していました。)途中こんな掲示を見て嫌な予感がしましたが、特に問題はなく、フライトの3時間以上前に成田空港に到着。





(メキシコの国際空港内にもありました。)



1年前もそうでしたが、それぞれの空港でLindaから免税店をバックに写真を撮るよう頼まれました。コレクションしているんでしょうか? それはさておき、上の8枚は決してデタラメではなく、ちゃんと撮影日時順に並べています。そんなバカな、と思われるかもしれませんが・・・・・・

そうなったのは日本とメキシコの時差(15時間)のせい。(実際のフライト時間は13時間ですが、時刻だけ見たら2時間戻っています。)そのため成田の免税店とメキシコの免税店&セブンの撮影時間には僅か20分ほどの差しか生じず、それどころか出入国手続きがもっとスムーズだったら後者の画像の方が上に来る可能性すらありました。後日Lindaは家族と再会した際に「私たちはクリスマスを2度過ごした」と言っていました。(なお今回の渡航ではデジカメのタイムゾーン設定を変えるのを忘れてしまったため、自動で設定されるスマホの画像と一緒に整理する際には苦労しました。反省。)
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怪しさ満載

2018-12-24 | 日記
ボリビアへ向けて発つ前日、スマホのアプリで天気予報をチェックしていたところ・・・・・・

画面上部(広告欄?)に触ったらしく、変な画面が出てきました。気味が悪いので去ろうとしたら・・・・・

今度は留まるよう説得されました。で、興味半分に残る方(permanecer)をタップしたところ、今度は「おめでとう!」ですか?

アンケートに答えたら、そのお礼としてApple iPhone Xs他をたったの100円で売ってくれるみたいです(笑)。とりあえず道なりに行くことにしましたが・・・・・・

進めば進むほど怪しさは増すばかり。

もちろんメールアドレスの入力などしませんでした。誰が引っかかるかボケ!
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そういえば

2018-12-15 | 日記
父も連れて2泊3日のバス旅行に行ってきたので写真を上げときますね。(11月に一度申し込んだものの臨時の会議が入ったためキャンセルを余儀なくされたツアーです。既に満席だったのですが、キャンセル待ちで何とか取れました。)必要に応じて短いコメントも。まだ長い文章を書く気力が出ません。



自然エネルギーの利用は素晴らしいということでしょうか?








ツアーに組み込まれているとはいえ、またしても倉敷を訪れることになりました。ちなみに父も将棋ファン、というより私に教えてくれた人です。

二日目の朝、瀬戸大橋をバックに。




寄付をするのに名前を出したらダメということのようです。(聖書の「右手のやることを左手に知らせるな」という教えですね。)


グループからだいぶ遅れを取ったため、一番上までは行かず途中で引き返しました。(Lindaにとっても神道や仏教の施設はどうでも良かったでしょうし。)







ほとんど何も知らないにもかかわらず、なぜか龍馬に興味を示していました。



ライトアップに加えて光と音のイベントが行われていた高知城にて。

こういう見送りが斬新だったようで、私に撮るよう頼んできました。帰省時に家族に見せるのだとか。

今や「がっかりの名所」として知られてしまっているようです。まあ無理もありません。





参加したグループ(総勢42名)で橋を渡ったのは1/3ほど。大半が女性でした。





鳴門海峡大橋をバックに。渦潮が発生しない時間帯で残念でした。
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珍しい?

2018-12-06 | 日記

一昨日の夕食には宅配(ネット予約で5%割引)を頼んでいました。(9月のことですが、ある音楽祭の帰りに入ったピザレストランが満席 (貸し切り?) で食べられず、そのリベンジという意図もありました。)

時間ピッタリに届きました。ただしローストチキンもピザも実物は折り込みチラシからイメージしていたものより一回り小さく拍子抜け。(そうなると当然ながら割高感が。とくにチキンのコスパは近所に住んでいる知り合いのブラジル人夫婦が時々差し入れてくれるこっちの方が断然上です。)その分デザートがたくさん食べられたので良しとしますが、リピートは十中八九ないですね。(ピザの半額券などをもらったもののチキンと抱き合わせですし。)




ディナーの後はメインイベントのロウソク消し&ケーキカット。


上から順にオレンジ、ラズベリー、桃と異なるフルーツのジャムを練り込んでいます。自分の誕生日用のケーキにこれほど手間を掛ける人も珍しいのではないでしょうか?


アップルパイも別に作っていました。もちろんこれらを3人で食べきれるはずはなく、残りは私と父の兄弟姉妹に配るとのこと。何はともあれありがとう。(祝う側が祝われる側より感謝するというのも珍しいのでは?)
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準備開始

2018-12-02 | 日記

12月に入り、わが家の食卓もクリスマスモードに変わりました。

そして縁側ではLindaがクリスマス用の飾りを製作中。(寒いので昼間はここに避難することが多いのだとか。)Corona(冠)と言っていたので、こんなものを被せられたらチクチクして嫌だなあ、と内心思ったのですが、玄関に飾るためと聞いて一安心。そのまま正月飾りにしましょうか。

材料として集めてきたのは、松、杉、そして檜の葉です。彼女は松(pino)が欲しいと言っていましたが、実際にはNY在住中に見慣れていたものと最も近いのが檜(ciprés)で一番見栄えがするのが杉(cedro)とのことでした。海の向こうでもこちらでもクリスマスといえば樅(モミ、abeto)の木だと思うのですが・・・・・どうも針葉樹が一緒くたにされているような気がします。(私たちほど細かく分類しないのかも。)

なお調べてみたらマツとモミがマツ科(それぞれマツ属と科モミ属)でスギとヒノキがヒノキ科(それぞれスギ属とヒノキ属)でした。勉強になりました。

追記

さっき見に行ったら完成してました。もう一つ作るそうです。

追記2


早速飾っていました。中央のボードとリボンは百均で買ってきたものです。もう一つは勝手口にあります。
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ヨゴイチ

2018-12-01 | 日記


今日は10時頃家を出て余呉湖へ行きました。5月、9月に続いて今年3回目ですか。それくらいLindaにとってお気に入りの場所ということです。いつものように駐車場で自転車を降ろし、湖畔を一周しました。(11月22日から解禁になったワカサギ目当ての釣り人が大勢詰めかけていました。)




寒がりの彼女が12月にもなって外出を望んだのは、それだけ今年の寒さが厳しくないということでしょうね。

上は袋小路に入り込んだ先で撮った1枚。この後、県道に出られないかチェックするため進んだのですが、中では解体の真っ最中でした。もう何年も食べてないなあ。
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