昨年、大人気のうちに終了したNHKの大河ドラマ真田丸、我が家でも最終回までほぼ毎回見ることになり、おまけに年末の総集編まで見てしまった。
クリスマスの時期に神奈川からスキーにやってきた10才の孫娘も、年の半ばからこの真田丸のファンになりずっと見てきたという。ドラマの前半は見ていないというので、録画してあった中から初回と第2回を見て帰っていった。
軽井沢の名所の一つに、矢ヶ崎公園の池のほとりに建つ軽井沢大賀ホールがある。ソニーの元社長大賀典雄氏から寄贈された16億円の資金をベースに建設され、2005年4月29日にオープンした。
どの席にも均一な音が届くようにと、五角形の建物になっていて、席数は1F660席、2F124席である。2Fには珍しい立ち見席が一部用意されている。
軽井沢大賀ホール(2017.1.3 撮影)
真田丸のテーマ曲を演奏している三浦文彰さんのヴァイオリン・リサイタルがこの大賀ホールであるというので、昨年11月3日に妻と出かけてきた。
当日のプログラムによると、三浦文彰氏は2009年、世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」メインテーマのヴァイオリン・ソロを演奏している。2009年度第20回出光音楽賞受賞とある。
三浦文彰氏ヴァイオリン・リサイタルのプログラム
演目は、お目当ての服部隆之作曲「真田丸」ヴァイオリン組曲のほか、クライスラー作曲「コレッリの主題による変奏曲」、ドヴォルザーク作曲「4つのロマンティックな小品」、ヴィエニャフスキ作曲「華麗なるポロネーズ第1番」、タルティーニ作曲「悪魔のトリル」、ブロッホ作曲「ニーグン」そしてサラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」であった。
演奏はピアノの田村響氏との共演によるもので、若い三浦氏の力強いヴァイオリン演奏を十分堪能できた。また、アンコールでは再び「真田丸」を聞かせてもらったのだが、二人の笑いを誘う掛け合いなどもあり楽しいものになっていた。
このピアノの田村響氏については2007年、ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第一位に輝き一躍世界に注目され、現在京都市立芸術大学専任講師とされている。
ところで、プログラム最後の曲のツィゴイネルワイゼンは学生時代に海野義雄氏の演奏を録音したテープを飽きることなく聴いていた思い出があり懐かしさと共に楽しむことができた。
今回三浦文彰氏が使用したヴァイオリンはNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されたJ.B.Guadagnini(1748製)であるとプログラムに書かれていた。
海野義雄さんとガダニーニというと、ある事件のことが思い起こされてしまうが、もうずいぶん昔のことになった。
昔聞いたオープンリールのテープはもうなくなっているが、数年前に母から譲り受けたクラシックレコードの中に、海野義雄氏演奏のツィゴイネルワイゼンが見つかった。
森正指揮CBS交響楽団、伊達純ピアノという構成で、1968年の録音ということだから、私がテープで聞いていたものとほぼ同時期のものだ。
事の真相は私にはわからないが、あの事件のことを飛び越えて懐かしさと名曲の響きだけが残っている。
クリスマスの時期に神奈川からスキーにやってきた10才の孫娘も、年の半ばからこの真田丸のファンになりずっと見てきたという。ドラマの前半は見ていないというので、録画してあった中から初回と第2回を見て帰っていった。
軽井沢の名所の一つに、矢ヶ崎公園の池のほとりに建つ軽井沢大賀ホールがある。ソニーの元社長大賀典雄氏から寄贈された16億円の資金をベースに建設され、2005年4月29日にオープンした。
どの席にも均一な音が届くようにと、五角形の建物になっていて、席数は1F660席、2F124席である。2Fには珍しい立ち見席が一部用意されている。
軽井沢大賀ホール(2017.1.3 撮影)
真田丸のテーマ曲を演奏している三浦文彰さんのヴァイオリン・リサイタルがこの大賀ホールであるというので、昨年11月3日に妻と出かけてきた。
当日のプログラムによると、三浦文彰氏は2009年、世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞。2016年NHK大河ドラマ「真田丸」メインテーマのヴァイオリン・ソロを演奏している。2009年度第20回出光音楽賞受賞とある。
三浦文彰氏ヴァイオリン・リサイタルのプログラム
演目は、お目当ての服部隆之作曲「真田丸」ヴァイオリン組曲のほか、クライスラー作曲「コレッリの主題による変奏曲」、ドヴォルザーク作曲「4つのロマンティックな小品」、ヴィエニャフスキ作曲「華麗なるポロネーズ第1番」、タルティーニ作曲「悪魔のトリル」、ブロッホ作曲「ニーグン」そしてサラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」であった。
演奏はピアノの田村響氏との共演によるもので、若い三浦氏の力強いヴァイオリン演奏を十分堪能できた。また、アンコールでは再び「真田丸」を聞かせてもらったのだが、二人の笑いを誘う掛け合いなどもあり楽しいものになっていた。
このピアノの田村響氏については2007年、ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第一位に輝き一躍世界に注目され、現在京都市立芸術大学専任講師とされている。
ところで、プログラム最後の曲のツィゴイネルワイゼンは学生時代に海野義雄氏の演奏を録音したテープを飽きることなく聴いていた思い出があり懐かしさと共に楽しむことができた。
今回三浦文彰氏が使用したヴァイオリンはNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されたJ.B.Guadagnini(1748製)であるとプログラムに書かれていた。
海野義雄さんとガダニーニというと、ある事件のことが思い起こされてしまうが、もうずいぶん昔のことになった。
昔聞いたオープンリールのテープはもうなくなっているが、数年前に母から譲り受けたクラシックレコードの中に、海野義雄氏演奏のツィゴイネルワイゼンが見つかった。
森正指揮CBS交響楽団、伊達純ピアノという構成で、1968年の録音ということだから、私がテープで聞いていたものとほぼ同時期のものだ。
事の真相は私にはわからないが、あの事件のことを飛び越えて懐かしさと名曲の響きだけが残っている。