4齢になると食餌の量はさらに増え、鉢植えのウスバサイシンの葉をすべて食べ尽くしてしまう勢いになる。行動も活発になり、葉から葉へと行き来することも多くなる。時には葉から滑り落ちることもあるが、すぐに葉に戻ってくる。
ヒメギフチョウ4齢幼虫(2023.5.9, 22:50~5.10, 10:17 通常撮影と30倍タイムラプス撮影とを編集)
3齢の時と同様、脱皮後2日目までは盛んにウスバサイシンの葉を食べていた幼虫は、3日目になると小さな集団に別れて、葉裏に静止して眠の状態になった。
ヒメギフチョウの4齢幼虫(2023.5.12, 07:34 撮影映像からのキャプチャー画像)
ある場所では5匹の幼虫が頭部を互い違いにして整列し、ウスバサイシンの葉裏で眠状態になった。幼虫はこのまま約1日静止し、5月13日に最初の1匹が脱皮し始めた。
ウスバサイシンの葉裏に並ぶヒメギフチョウの4齢幼虫(2023.5.12, 14:34 撮影映像からのキャプチャー画像)
ヒメギフチョウ4齢幼虫の脱皮(2023.5.13, 3:13~6:05 30倍タイムラプス撮影の後編集)
脱皮直後のヒメギフチョウの5齢幼虫(2023.5.13, 4:52 撮影映像からのキャプチャー画像)
採集した16個の卵はすべて孵化していたが、その後5齢(終齢)になった時には14匹に減っていて、2匹は行方が分からなくなってしまった。
以下次回