軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

入浴

2024-11-08 00:00:00 | 日記
 先日、学生時代の友人Nさんから次のようなメールが届いた。

 「Iさん、Mさん
 寒くなってきたので、 昨夜から シャワーを止め  湯船 にしました。
暖まりました。 皆さんは どうしていますか? N 」

 Nさん達とはグループメールにしているので、いつも返信の早いYさん、Kさん、Iさんから、早速、次の回答があった。

 「Nさん
 お元気ですか? 湯舟での入浴は理想ですね。
 ゆったりくつろぐことが体を芯から回復させてくれますね。
 私は年に数回しか湯船に浸れません。
 なんだかせわしなく毎日シャワーで済ませてしまいます。 Y 」

 「Nさん
 私んちは女房が風呂好きなので夏でも風呂沸かしますが、後から入る私は湯船につからなくてもお湯がもったいないので湯船のお湯使って洗って流します。
 でも涼しくなった最近は湯船で少し温まってから上がってます。
 最近は浅くて長い寝れるタイプの湯船が多いみたいですが、背の低い高齢者は足元の方へ滑り、湯船に顔が浸かり、起きれなくて水死する人がいるらしいので、注意が必要のようです。
 私んとこのは昔ながらのステンレスでお尻が床について座るタイプなので大丈夫ですが・・・。
 ちなみに発泡スチロールの落とし蓋作って、お湯の冷めるのを防いでいます。女房は熱い湯が好きで私はぬるいのが好きなので、女房が10時前に入浴し、落とし蓋と普通蓋の二重にしておいて11時過ぎに私は入浴しますが、適温になっているので加温もしないので冬場でもガス代は5000円ほどです。(今年は6000円超えそうです)エコ・バスです。 K 」
 
 「Nさん
 寒くなってきましたね。
 私のところは、まだシャワーにしています。
 もうちょっと寒くなったらお風呂でしょうね。

 Yさん
 年間を通じてほとんどシャワーとは元気ですね。
 多分、全館暖房なのでしょう。
 羨ましいですね。 I 」

 私は、外出していたので、少し遅くなったが、次のように返信した。
 「Nさん 皆さん
 今日は小学校の同窓会があり大阪・天王寺までとんぼ返りで行ってきました。これからお風呂に入ります。
 我が家では毎日のお風呂は欠かしたことがありません。今の家を建てる時に1階と2階の両方に風呂場を作りました。
 母が来た時に便利なようにと作ったのが1階の方で、2階の方は寝室に近いところにしています。
 ちなみに、私は長湯で、たまに湯船につかったままうとうとしてしまうこともあるので、これから先要注意です。 M 」

 と、こんなやりとりがあった。私には意外なことに、シャワー利用者がとても多かった。ライフスタイルの欧米化の一環なのだろうか。

 今では、自宅に風呂場があるのは当たり前だが、私が子供の頃住んでいた大阪では、銭湯に行くのが当たり前だった。近くに住んでいる仲のいい友達3人で、学校が終わるとすぐに示し合わせて、銭湯の一番風呂に出かけたことがある。
 まだ誰も来ていないので、浴場のタイル張りの床は乾いていて、傍らには木の湯桶が積み上げられていた。湯桶を使い始めるとその音が風呂場に響く。誰もまだ来ていない浴槽でひと泳ぎである。

 銭湯には父と出かけることが多かったが、たまに母と出かけることもあり、まだ小学生の低学年の頃は女湯に一緒に入っていた。

 すると、同級生の女子と一緒になることもあったが、あとで小学校でその女子からとがめられたので、女湯にいくのは止めるようになった、3年生くらいだっただろうか。

 しばらくして、器用な父が庭に別建てで風呂場を作ってくれた。外ガマ式で、風呂を沸かすのは私の役目であった。燃料は主に薪で、少し離れたところにある製材所で束にした薪を売っていたので、乳母車を押してその薪を買いに行くことも私の仕事であった。

 自宅の2軒先には、食堂などで見かける、食品見本を作っているお宅があり、蝋でできているその見本の不良品や端材品などを頂いてきて、薪と一緒に燃やしたことがあったが、その時は勢い良くゴーゴーと燃えて、煙突の先からも炎が見えて恐ろしい思いをしたことを思い出す。

 風呂のことで思い出すもう一つの話がある。大学の先輩で、放送大学の教授をしていたTさんの話であるが、学生時代に下宿をしていた時の思い出話を聞いたことがある。

 その下宿の女主人はとても倹約家で、風呂の湯を決して換えようとはしなかったという。浴槽の湯量が少なくなるとその分の水を足すだけで、全量を換えることはなかったそうである。そのため長年使い続けた湯の色はまっ黒で、学生時代Tさんは一度でいいからきれいな湯の風呂に浸かりたいと思ったという。まるで老舗の鰻屋のかば焼きに使う「たれ」のような具合である。

 さて、大方の同級生とは異なり、毎日寝る少し前に風呂に入る習慣がある私は、少数派のようだが、ショップに仕事に出ている日の日課というと、17時に店を閉めて5分ほどで帰宅。夕食は19時半からで、夕食後は海外のミステリードラマを1本見てから風呂に入っている。

 このミステリードラマは、ほぼ毎日見ているが、光テレビで配信されるものの中から、妻が録画しているもので、はじめの内はシャーロック・ホームズシリーズや、名探偵ポワロ、ミス・マープルなどのアガサ・クリスティーの作品群を見ていたが、すぐに見終わってしまったので、その後は米欧のいろんなミステリー作品を見ている。秀逸な作品も多い。

 その後、22時半頃に入浴、就寝は23時半くらいになるというのがおおよその日課である。

 メールの返信にも書いたように、私はやや長湯の方だが、実際のところ健康にいい入浴法というのはあるのだろうか。

 中学生の時に、保健・体育の授業の試験に、「少し熱めの風呂に短時間はいる」のと「ややぬるめの風呂に長時間はいる」のでは、どちらが健康にいいかという問題が出た。私は間違って答えたことははっきり覚えているが、どちらを選んで間違えたのか、思い出せない。

 この際、健康に良い入浴法を調べてみようと思い、次のサイトを見つけた。少しぬるめの湯に長めに浸かるというのが正解のようである。

 「毎日入浴すると心疾患や脳卒中のリスクが減る『40℃の風呂に10分』がコツ(温泉療法専門医による)
 
 *毎日入浴すると
  □ 心疾患、脳卒中、糖尿病を防ぐ
  □ 免疫力が高まる
  □ 幸福度が高まる

 *基本の入浴方法
  □ できれば毎日
  □ 40℃で10分間
  □ 全身浴

 *より免疫力を高めるリラックス入浴方法
  □ 眼を閉じる
  □ 腹式呼吸で3秒息を吸う
  □ 口をすぼめて5秒かけて息を吐き出す
  □ 上の2番目と3番目とを繰り返し行う

 *こういう時は入浴を避けよう
  □ 入浴前の上の血圧が160以上
  □ 入浴前の下の血圧が100以上
  □ 入浴前の体温が37.5℃以上

 *入浴中に不調になった家族を見つけたらやるべきこと
  □ 湯船の栓を抜く(溺死防止)
  □ 窓やドアを開けて涼しくする
  □ 湯船の外で横向きに寝かせる

 *入浴から最高の睡眠をとるための時間割
  □ 眠る3~2時間半前 帰ったらまず食事
  □ 眠る2時間半~2時間前 食後の30分~1時間は休憩
  □ 眠る1時間半前 入浴
  □ 体温がほどよく下がったら 就寝する    」

 というものである。失礼ながら真偽のほどはともかく、シャワー派の友人各位には興味を持たれたら実践してみてはいかがだろうか。

 私の場合、幸福度を求めているのが実態で、この内容とはやや異なる生活のリズムが出来上がっているので、すぐには難しいが、できるだけこうした指針に近付けるよう工夫をしてみようと思う。

 知人の中には、「癌は怖くないよ、癌が判ったらぎりぎり熱めの風呂に入ることでがん細胞を死滅させることができるので、そうするつもりだ。」という人もいるのだが、どうだろうか。これは普段から実践するわけにもいかないので、もしそうした事態になればという話として聞いておこう。

 最後に旅館の風呂場の写真を、といっても通常は写真を撮ることはできないが、最近は眺めのいい風呂場を備えた客室もあって、そうした部屋を利用した時にたまたま撮影できたものである。

秋保温泉の客室の風呂場(2012.11.19 撮影)

堂ヶ島温泉の客室の風呂場(2013.3.17 撮影)


 
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