軽井沢からの通信ときどき3D

移住して11年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

新型コロナウィルス情報(17)8/7-8/13

2020-08-13 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 *特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

8/7
 ・世界経済、全ての人のワクチン利用で回復早まる=WHO事務局長(ロイター)
   世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、全ての人が新型コロナウイルス
  感染症ワクチンを利用することができるようになれば、世界経済はより早く回復するだ
  ろうと述べた。
   オンラインのパネルディスカッションで、「ワクチンや他の措置の共有は世界の同時
  回復に資する。経済回復が早まり、新型コロナの被害が抑えられる可能性がある」と指
  摘。ワクチンの事前購入や効果的なワクチン開発を巡る競争に言及した上で、「ワクチ
  ンを巡る国家主義は良くない。われわれの助けにはならない」と語った。
   WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、ロシアのワクチンに関す
  る質問に対し、いずれのワクチンもその安全性と有効性を確認するためには治験デー
  タが必要と言及。当局はワクチンを投与した被験者を意図的にウイルスに感染させる
  「ヒューマンチャレンジ」治験ではなく、従来の治験によってワクチンの有効性を証明す
  べきとした。
   トランプ米大統領は同日、大統領選が行われる11月初旬までに新型コロナワクチン
  が実用化される可能性はあるという考えを示した。
 ・米、全世界対象の渡航中止勧告を解除(ロイター)
   米国務省は6日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて3月に
  出した全世界への渡航中止勧告を解除した。
   国務省は声明で「一部の国で公共衛生や安全を巡る状況が改善する一方、他国で
  状況が悪化する可能性を踏まえ、従来通り国別に渡航勧告を発する」と説明した。
   今後は、インドやロシア、イランなど約30カ国を、渡航警戒レベルで最上位の「レベ
  ル4・渡航中止勧告」に指定。欧州連合(EU)加盟国や英国、オーストラリアなどは「レ
  ベル3・渡航再考勧告」に指定された。
 ・専用病棟支援金遅れ 25都道府県 交付めど立たず 対象病院指定8県のみ
 ・病院6割超が赤字 全国4~6月
 ・「空き確保」支援金 事務滞る コロナ病床経営圧迫 使用率39都府県で上昇
   通常診療と両立、負担増。
 ・【コロナと政治】大阪府知事・吉村洋文氏 不安解消へ 逃げず発信
   「大阪モデル」出口戦略道しるべに 第2波警戒の数値示す。
 ・日英 対コロナ連携確認 香港情勢「重大な懸念」 外相訪英
 ・外相 コロナ厳戒の外遊 随行は最小限に、食事は部屋で
 ・首相、緊急事態に否定的 重症者 大幅に抑制
 ・都内感染者 入院期間短縮 平均7.9日 緊急事態解除後 基準の緩和影響
 ・EU財政支援へかじ コロナ復興基金、国境超えて
   返済不要補助金3900億ユーロ、融資3600億ユーロ
 ・レバノン爆発 医療崩壊 コロナで逼迫、追い打ち 死者137人に
 ・NY州が検問所 自主隔離を徹底
 ・コロナワクチン 米、1億回分契約 J&Jと 米政府約10億ドルの資金提供
 ・車大手5社赤字転落 コロナ直撃 見通しは2分 4~6月期
 ・民放キー局4社減益 4~6月期 イベント中止、広告減
 ・校内感染5%どまり 家庭内57% 常時マスク見直し
 ・都入院患者 最多1476人 日数は短く 知事「帰省控えて」
 ・神奈川119人感染
 ・病院経営悪化 外来制限 細る収入 手術件数8割減、人間ドック中止
   看護師 ボーナス半減も業務は増大。 
 ・長野 山岳救助の感染対策紹介 県警が動画発信

8/8
 ・新タイプのウイルス、6月に突然出現…東京から感染拡大 (読売新聞デジタル)
   新しいタイプの遺伝子配列を持つ新型コロナウイルスが、6月以降全国に広がって
  いるという分析結果を国立感染症研究所の研究チームが公表した。東京から地方への
  移動によって感染が拡大したことが、ウイルスの遺伝子分析からも推定される結果と
  なった。研究チームは、日本人が感染した新型コロナウイルスの遺伝子に着目。配列の
  変化と流行の関係を調べた。
   その結果、3月からの感染拡大では、欧州系統の遺伝子配列を持つウイルスによる
  クラスター(感染集団)が全国各地で複数発生した。5月下旬にいったん収束したもの
  の、6月中旬、東京を中心に新たなタイプの遺伝子配列のウイルスが突然出現。現在、
  急速に増加している全国の陽性患者の多くが、新タイプに属することが分かった。
 ・感染状況 4ステージ コロナ分科会 病床逼迫、療養数など6指標目安に判定
   東京、一部ステージ3
 ・6指標「総合的に判断」 機動的対応へ数値示す
   宣言再発令 政府、指標に縛られず
 ・入院患者死亡率7.5% 国内2638人分析 欧米より低く
 ・ワクチン供給合意 英製薬(アストラゼネカ)と1.2億回分 加藤厚労相発表
   今月から日本人に接種した場合の安全性・有効性確認開始 他メーカーとも交渉。
 ・年金運用12兆円黒字 4~6月期 経済活動再開で国内外株価大幅上昇を受け
 ・厚生年金収支4年ぶり赤字 2019年度 積立金運用で多額損失
 ・【社説】感染抑止へ国は責務を果たせ
 ・6月給与総額1.7%減
 ・細田派 軽井沢での研修会中止
 ・コロナ対策に予備費1.1兆円支出閣議決定(12兆円から)
   「持続化給付金」、「緊急小口融資」など。
 ・印 コロナ感染者200万人超
 ・三菱重工 従業員再び「一時帰休」
 ・マスク+ナプキン=安心? サイゼリヤ、飛沫対策 外食、生き残り苦心
 ・4~6月期 赤字転落相次ぐ コロナ直撃「リーマン以上」
 ・日本郵政、最終利益41%減
 ・6月消費 回復兆し 1.2%減 緊急事態解除 影響 モノ、サービスで明暗 
 ・米 雇用本格回復 道険し
 ・内閣府 6月の景気指数5か月ぶり上昇 「悪化」
 ・金融庁長官 氷見野良三氏 「銀行の積極融資 地域の要」
 ・新聞「信頼できる」7割 新聞協会調査 全メディアでトップ
   新型コロナに関して不確かな情報が氾濫していることなどを受けて調査。
   信頼できるの割合:
    新聞 24.5%
    テレビ 18.7%
    新聞のニュースサイト 10.1%
    雑誌 2.7%
    SNS 1.7%
 ・コロナ検査需要 1日最大5.6万件 厚労省見込み
 ・海外駐在 寂しい家族 赴任後離ればなれ
 ・コロナ緊急提言 小冊子プレゼント
 ・戦没者追悼式 コロナ感染拡大で、参列取りやめ19府県に
 ・古里 気分だけでも 孫の顔見たいが・・・帰省「自粛」か「容認」か 知事割れるお盆判断
 ・都内に専用2病院 10月までに開設 渋谷と府中
 ・感染最多、全国1599人 沖縄100人
 ・長野 安全な観光推進へ宣言 旅館など14団体 従業員の体調管理徹底
 ・長野 坂城の30代感染

8/9
 ・病院支援 官民機構で 政府方針 コロナで経営悪化 再建指導 資金繰りも
 ・日本文化 世界へ配信 政府補助金 応募5000件超 コロナゴ見据えPR強化
 ・米 コロナ感染者500万人迫る
 ・【社説】コロナによる経営悪化を防げ
 ・途上国に人工肺支援 政府・JICA 医療従事者育成も 
 ・【あすへの考】京都大学教授・広井良典 「地方分散」分岐点は5年後
   コロナ禍で、都市集中型社会の脆弱性が浮き彫りになった。
   コンビニより数が多い「鎮守の森」。地方再生の可能性秘める。
 ・コロナで消えた?東京名物
   混雑ぶり100年前も 乗車待ち1時間。 外出自粛・在宅勤務 回復しても7割。
 ・【広告】免疫力を上げて体を守る 医学博士・酒向猛著 扶桑社発行
 ・都内429人感染 国内1566人
 ・長野 北陸新幹線乗車率 下り自由席10%以下
    
8/10
 ・内閣支持37%、不支持54% 本社世論調査 コロナ対応評価せず66%
 ・支持低迷 政権に危機感 対コロナ「首相の発信不足」
 ・緊急事態再宣言 首相は慎重姿勢 再宣言避けるため取り組み
   感染予防と経済活動の両立を図る方針。
 ・ブラジル感染300万人 死者10万人
 ・最期の日々 コロナ奪う 緩和ケア 限られた面会 全国97%の病棟で
 ・閉場ビーチ人の波 「密」や事故 自治体懸念
 ・都内331人感染
 ・長野 男女4人新たに感染 同じ会社に勤務

8/11
 ・ロシア、新型コロナワクチン認可 世界初(ロイター)
   ロシアのプーチン大統領は11日、保健省が国内で開発された新型コロナウイルス
  感染症ワクチンを認可したと発表した。新型コロナワクチンは世界初。2カ月弱のヒト
  臨床試験で認可された。
   ワクチンはガマレヤ国立研究所が開発。安全性や効能を確認する最終段階の臨床
  試験が続行中だが、当局の認可で、集団接種の道が開かれた。
   スピード認可は、世界的なワクチン競争に勝つというロシアの決意を象徴する。しか
  し科学や安全性よりも国の威信を優先しているのではないかとの懸念も聞かれる。
 ・21都道府県入試に配慮 公立校 範囲縮小や選択制 コロナ学習遅れ
 ・ワクチン開発急ピッチ 供給元拡大 リスク分散 政府
   先例なし 副作用未知数
 ・日米欧航空 巨額赤字 4~6月期 人員削減動きも 回復は24年?
 ・島根の高校 89人感染 大半サッカー部 香川や鳥取に遠征
 ・国内新たに836人 
 ・長野 安曇野の40代女性感染

8/12
 ・ロシアのコロナワクチン評価できず、情報不足=WHO幹部(ロイター)
   世界保健機関(WHO)の米州地域事務局・汎米保健機構(PAHO)のバルボサ副事
  務局長は11日、WHOはロシアが認可した新型コロナウイルス感染症ワクチンに関す
  る十分な情報を得ておらず、現時点で評価できないと述べた。
   ロシアのプーチン大統領はこの日、保健省が国内で開発された新型コロナ感染症
  ワクチンを認可したと発表。新型コロナワクチンは世界初。2カ月弱の臨床試験(治験)
  で認可され、ブラジルでも生産される予定という。
   バルボサ氏は、ブラジルでのワクチン製造に関する質問に対し、安全性と有効性を
  保証する第2相・第3相臨床試験が終了するまで製造すべきではないと述べた。
   一方、ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は同日、ロシアの新型コロナワクチンに
  対する認可要請はまだ受けていないと発表。ロシアからの公式データが届く前にワク
  チンの安全性や有効性についてコメントできないとした。
 ・露 ワクチンを初承認
 ・コロナ世界2000万人 感染者半数 米・ブラジル・印 WHO「100年に1度の危機」
   経済配慮、再規制及び腰
 ・ワクチン国際共同購入 政府参加へ 国内用最大2500万人分
 ・外相 東南アジア歴訪 きょうから コロナウイルス対策など協議
   中央アジアと連携、テレビ会議に出席も。
 ・公明党青年委員会 コロナ収束後の重点政策提言
 ・レナウン、リストラ強化 560店閉鎖、ブランド切り売りも
 ・7月街角景気 先行き悪化 3か月ぶり コロナ再拡大 警戒
 ・6月経常黒字86%減 1675億円 4か月連続前年割れ 財務省発表
 ・7月、日銀統計 貸出平均残高6%増、572兆円
 ・露 ワクチン外交強化
 ・コロナワクチン 中国製薬大手が臨床開始 6000人対象、12か月間
 ・NY州 抑え込み成功か 学校・経済活動、徐々に再開
 ・コロナの夏、フレイル(虚弱)注意報
 ・【論点】ウィズコロナの心構え
   社会心理学者・碓井真史氏:柔軟性保ち、他者を理解
   行動経済学者・大竹文雄氏:生活の変化、根付かせる
 ・NPB、J 「濃厚接触者」独自に認定も チームから外して試合
 ・高校サッカー部 感染対策を急ぐ 島根集団感染受け
 ・【コロナの疑問】どのくらい重症化するの? 「重篤な肺炎」日本は感染者の4.7%
 ・「病床ひっ迫度」国と都ズレ 確保ベッド数 900床差「混乱招く」
 ・コロナ抗原 15分で判定 検査キット販売 総合化学メーカー・デンカ
 ・国内感染5万人超す(ダイヤモンド・プリンセス除き)
 ・日大水泳部で10人以上感染 池江は問題なし
 ・長野 大町・松川 あずみの公園 イルミで花火大会気分
 ・長野 大町で新たに2人感染、飲食2店でクラスター
 ・長野 長野市がプレミアム券 10月、申し込み開始

8/13
 ・米が1億回分ワクチン確保 モデルナ社と契約 規制当局の承認前提に
 ・鉄道19社 最終赤字 JR、私鉄合計 4~6月期5015億円
   旅客激減 鉄道の岐路 固定費重荷 運賃改定も
 ・東芝 営業赤字126億円 4~6月期 工場稼働低下響く
 ・英 GDP年59.8%減 4~6月期 主要国で最大か
 ・瀬戸内クルーズが再開 小型船「ガンツウ」 コロナ対策徹底
 ・【コロナと政治】元衆院議長・伊吹文明氏
   消費増税 未来への責任 「緊急時の借金」次代の予算制約 財政収支悪化の一途
   後始末どうする・・・確定申告や年末調整で、一定の収入以上の人は10万円を返却
  することも考えられる。
 ・GoTo効果不透明 観光・レジャー産業苦境 ディズニー・来場者回復に2年
 ・【コロナの疑問】症状に差が出る要因は? 過去 類似ウイルス感染(交差免疫)か
 ・J鳥栖 クラスター 10人感染 試合中止 
 ・異例の夏休み、どう過ごす 専門家に聞く
   ゼロリスクを求めない 休み実感できる体験を
 ・ヨコハマトリエンナーレ コロナ禍での実現 光の森 現代社会問う
 ・長野 男女5人が感染 大町市内の飲食店でクラスター発生

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移

世界の累計感染者数推移 2020.8.13現在


日本の累計感染者数推移 2020.8.13現在
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太田恵子「彩蝶」(2/2)

2020-08-07 00:00:00 | ガラス
 「彩蝶」の作者、太田恵子さんが愛でたガラス作品はどのようなものだろうかと想像を巡らせてみるものの、今となってはとても無理なことだろうと考えていたところ、思いがけずその一部の写真を見る機会が訪れた。

 「彩蝶」と同じ頃に買い求めてあった「火の贈りもの」(由水常雄著 1977年 せりか書房発行)の冒頭、原色口絵の中に、乾隆ガラス、長崎藍色ガラス、薩摩切子、江戸切子、ローマン・グラス、ボヘミア・グラスなどと共に、太田恵子氏所蔵の4点の写真が含まれていることに気付いたのである。写真に添えられた説明には次のように書かれている。
 
 ・① 月光色蜻蛉文花瓶 エミール・ガレ 作 1892年頃 h=56cm 兵庫・太田恵子氏蔵
 ・② 群蝶文花瓶 エミール・ガレ 作 1900年頃 h=38cm 兵庫・太田恵子氏蔵
 ・③ パート・ド・ヴェール カメレオン装飾灰皿 アルメリック・ウォルター作 1900年頃
  兵庫・太田恵子氏蔵
 ・④ 省胎七宝 フェルナン・テスマール作 1900年頃 h=4.5cm 兵庫・太田恵子氏蔵

 ①は、ガレが開発し、命名したとされる微量のコバルトで着色した淡青色の「月光色」ガラ
  スを無色のガラスに薄く被せたように見えるもので、表面には2匹のトンボが描かれて
  いる。
 ②は、底胴部の銅赤ガラスから鶴頸の無色不透明ガラスに変化する花瓶で、胴部には数
  頭の図案化された蝶(蛾)が描かれている。(ヨーロッパでは蝶と蛾とを明確に区分しないよ
  うである)
 ③はボート状に見える灰皿の一方の縁に暗青灰色のリアルなカメレオンが配置されてい
  る。縁側面の内側には葉と実がレリーフされている。
 ④は小さなぐい吞みサイズの小鉢で、省胎すなわち基材となる銅を溶かし去って、表面に
  形成したガラス質と銀線だけを残した七宝である。濃紺の地に青と金彩で彩色されて
  いる。


「火の贈りもの」(由水常雄著 1977年せりか書房発行)

 「彩蝶」の本文にも記されていたが、著者がフランスのガラスを見学する際に、若き日の由水常雄氏が案内役を務めている。また、著者のガラス工芸に関する知識は相当なレベルであることは「彩蝶」の次のような文章からもよくわかるが、その指南役もまた由水常雄氏であったことが知れる。

 以下は、ガレとも縁が深い高島北海の絵の展覧会が、日経新聞主催で開かれた際、太田恵子氏所有のガラスも出展されることになり、芦屋の自宅に関係者が集まった時に、太田さんが話した内容である。

 「----新大陸アメリカの移住民たちが、はじめて作った工場がガラス工場。そこではインディアン向けのビーズが作られ、インディアンたちは千里の道も遠しとせず、自らの財宝をたずさえて、この珍奇なビーズを求めて集まってきたという。
 また、ベネチア商人は、アフリカの原住民にビーズを供給して、引き換えに珍しい毛皮や羽毛や宝石類を手に入れていた。
 わが国でも、松前藩や大阪の商人たちは、蝦夷地に行って、アイヌ人からトンボ玉やガラス玉で北海の産物を購入していた。
 このような文化果てる地に、文明の現実が浸透していったのも、まずガラスが最初であった。
 ガラスは文化伝達の露払いとして、また文化交流の尖兵として常に先端を歩んできたが、そればかりではなく、文化の栄えている社会のなかでは、それは美しい蕾となり、みごとな花を咲かせていた。
 古代エジプトのガラス、ローマン・グラス、イスラム・グラス、ベネチアン・グラス、ボヘミアン・グラス、そしてアール・ヌーヴォーのガラス。すべてそれらは文化の絶頂期に咲いた花だといっていい。----」

 ここで紹介されている話は、前出の由水氏の著書「火の贈りもの」に紹介されている内容とほぼ一致している。 

 こうした縁もあって、由水氏の著書に太田氏所蔵のガラス器が紹介されたことが幸いして、今こうしてコレクションの一部を確認することができたのである。

 「火の贈りもの」が出版された1977年(昭和52年)といえば、太田さんが大阪ロイヤルホテルの地下に、ガラスショップ「ナンシイ」を開業してしばらくたった頃であるから、あるいはショップに置かれていた商品から選ばれたものであったかもしれない。

 これらのガラス作品が、著者が夢見ていた「ナンシイ・ガラス・ハウス」を誰かに作ってもらい、そこで展示されたかどうか、彼女がそこの館長さんに収まることができたかどうか私は知らない。。。

 ところが、話はこのあと思いがけない展開になっていった。

 偶然、同時に太田恵子氏作のパート・ド・ヴェール作品「花のある盃」と、彼女が開いた個展の作品集を入手することが出来たのである。

 ガラス・ハウスの館長さんにはなれなかったのかもしれないが、彼女はガラス工芸の技法のひとつ、パート・ド・ヴェールの作家になっていたのである。

 作品集は、1993年4月19日から6月12日にかけて、サン・ギョーム(東京)、江戸堀画廊(大阪)、ギャラリー・パサージュ(名古屋)の3か所で行われた2回目の個展のものである。

 タイトルは「Pate de verre・パート・ド・ヴェール 太田恵子作品集」であり、1993年4月に発行されている。序にはサントリー元社長の佐治敬三氏が書いた次の文が寄せられている。

 「太田恵子さんは1988年に第一回のパート・ド・ヴェールによる個展を開催された。今回は二回目の発表で、やはりパート・ド・ヴェールによる新作展である。・・・
 太田さんは著書『ガラスの旅』の中で、『道なかばというより、おそらく一生かかっても、気に入ったものができるかどうかはわからない。とにかくパート・ド・ヴェールとはこんなものですよ、という展覧会が出来ぬものかと考えている。』と記しておられる。・・・
 遺恨十年一釼を研くということがあるが、太田さんの場合は、この技法に取り組んで、すでに20年。今回の個展は、これまでの成果を世に問うものである。
 パート・ド・ヴェールといえば、アンリ・クロやダムース、アージー・ルソーといった作家の小振りな作品を連想するが、太田さんの場合は、これらの古典をはるかに超えた、現代の造型そのものである。例えば、出品作品の主流を占めるフォルムは四角い箱である。箱の中には微妙に調整された光が内包されており、厚い色がガラスの層を通して、パステル調の淡い色彩が生まれてくる。・・・
 『ガラス作家の道は、いばらの道』とは、世紀末のガラス工芸家、エミール・ガレの言葉であるが、太田さんの今日までの生き方も、まさに『荒野に道を拓くことにしか興味をもたない人』のそれである。・・・」


図録【 Pate de verre パート・ド・ヴェール  太田恵子作品集】(1993年4月 発行)

 この作品集には、「私と四角」という太田さんの次の文が収められている。

 「昨年六月パリに行ったとき、H氏に案内を頼んだ。
 彼の奥さんがルーヴル・アンティック街にある、唯一、日本女性が経営するアール・ヌーヴォーガラス専門店に勤めているというので、車を止めて立ち寄ることになった。ちょうど店にいた女主人は、『ほんとうに太田恵子さんなのですか。もっと年輩の方かと思っていました。』
 前回展覧会の私のカタログは店に置いてあったし、著書である『硝子の旅』も読んだという。どうして知っているのか訊くと、『この世界では太田恵子さんは有名です。おめにかかれて光栄だと思います』
 四十歳代半ばと思える女主人は、私を同じ仕事の先輩として、きちんと挨拶してくれた。

 私はエミール・ガレの作るガラス器を、ひとつ買ったことが始まりとなり、昭和三十年代の終わり頃からアール・ヌーヴォーのガラス器に興味を持つようになった。
 パリから三百キロ離れたナンシイで、日本の蝶を図柄にした作品を、ガレが制作していることに私は魅かれた。当時、ヨーロッパでは万国博が繰り返し開催され、日本の美術品が海を渡り、アール・ヌーヴォー運動に大きな影響を与えたことは有名だが、ナンシイで生まれた日本の蝶に興味が湧いた。・・・
 ガレの作品はただ見て美しいだけではなく、ガラスの詩人といわれるように、心の世界がある。作品に刻み込まれたメーテルリンクを読み、哲学者でもあったガレに思いを走らせるのを楽しみにしていた。
 クラブや喫茶店を経営するかたわら、ガレやアール・ヌーヴォーにどっぷりつかっていた。そのうち私はロイヤルホテルの地下にグラスギャラリーを開くことになり、バカラやラリック、ドームのようなクリスタルガラスの作品の他にガレの作品も紹介した。
 日本でこんなにガレが有名になる先鞭をつけたのは太田さんですよと、いまもいうひとがある。
 アール・ヌーヴォーというのかエミール・ガレというのか、それとプッツリ縁が切れたのは昭和五十五年、日本で開催された『ガレ展』の故である。・・・
 私のコレクションするガレも数点出展となり、世界で初めての『ガレ展』は東京、大阪、名古屋と廻って大盛況であった。
 『知ってしまえばそれまでよ。知らないうちが花なのよ』という歌の文句どおり、『ガレ展』の終わりとともに私のアール・ヌーヴォー熱というのか、ガレ熱は消え去った。
 買い付けのためにパリの蚤の市にゆくと
『ケイコがきたよ』
 伝令が走るらしく、値札が高く変えられた話、ずっと通訳を頼んでいた男は案内して買物の世話をすると、一年間は寝てくらせるくらい懐がふくらんでいた話など、どの世界にもある裏ばなしだろうが、ガレ熱が醒めてから耳に入ってくる。いずれにしても高い月謝を支払って勉強したというのか、躰につけたアール・ヌーヴォーのガラスである。・・・
 商売の仕事はすっかり整理し、この元旦は妹と小犬との三人家族が、並んで窓の外の見事に昇る初日の出を拝んだ。
 銀座の画廊サン・ギョームの女あるじに言っている。『私の四角は年季が入っているわ。アール・ヌーヴォーに一財産入れあげた、あげくの果てのしかくなのだから。』と」

 作品集には四角をテーマにした作品が多く収められているが、「朝顔碗」と名付けられた口径
150㎜の作品と、口径70㎜のぐい吞みもいくつかみることができる。

 私が入手した次の「花のある盃」は形は朝顔碗に近いが、大きさは半分ほどのぐい吞みサイズである。側面には彼女が好きだった蝶の刻印が見られる。



太田恵子氏作のパート・ド・ヴェール「花のある盃」(高さ30mm、口径75mm)

 太田恵子さんは、はじめ由水常雄氏の開くガラス学校でパート・ド・ヴェール技法を学んだ。その後、吉祥寺にあった、内田邦太郎氏の教室に2年間通ったあと、自宅のガレージに窯を作っている。

 由水氏の学校で1日だけパート・ド・ヴェールのレクチャーを受けたことのある作家の五木寛之氏は、太田恵子さんの1回目の個展の時に次の文章を寄せている。

 「この人がかつて大阪の”夜の商工会議所”とうたわれた<クラブ・太田>の女経営者であり、さらに人生の転機に立って惜しげもなくその店を閉めて、ガラス作家への道を選んだことを知ると、妖しい光を放つガラス器の奥にとじこめられた何かが、かすかにほの見えてくるような気がする。
 人間の一生はおもしろいものである。一場の夢としても、興味はつきない。美しいものを道づれに生きてゆけばなおさらだ。いくつかのガラス器を前にして、ぼくはあらためてそう思う」

 最後に太田恵子氏の略歴を記しておく。健在であれば、現在95歳になられているはずである。

・1925年(大正14年) 大阪市港区生 父は船乗り
・1944年(昭和19年) 19歳、父死亡、 女学校を卒業し船場の大建産業(丸紅)に就職
・1945年(昭和20年) 20歳、大阪大空襲で家を失う、大和の古市に疎開
           このころ、蝶のカット皿、赤のベネチア・グラスに出会う
・1956年(昭和21年) 21歳、十三に移る
・1948年(昭和23年) 23歳、会員制クラブ「ツーリスト」に女給として勤める
・1949年(昭和24年) 24歳、「ツーリスト」をやめ、バー「えんじや」を開店
           店にガラスの灰皿、ベネチアのシャンデリア、ボヘミアのワイング
           ラスを置く 
・1951年(昭和26年) 26歳、バー「紫苑」開店
・1959年(昭和34年) 34歳、週刊文春に「夜の商工会頭」と紹介される
・1960年(昭和35年) 35歳、世界旅行に出かける
・1961年(昭和36年) 36歳、クラブ「太田」開店
・1970年(昭和45年) 45歳、大阪万博にアイス・かき氷店出店
             マダム引退と、ガラスを仕事にと考えはじめる
・1973年(昭和48年) 48歳、マダムを引退しオーナーに 
           グラス・ギャラリー「ナンシイ」を大阪ロイヤル・ホテル地下に開店
・1975年(昭和50年) 50歳、クラブ「太田」閉店 「経済界」に連載記事
・1976年(昭和51年) 51歳、「彩蝶」出版
・1981年(昭和56年) 56歳、グラス・ギャラリー ナンシイ閉店
・1988年(昭和63年) 63歳、サン・ギョーム(東京)、梅田画廊(大阪)にてパート・ド・
           ヴェールの個展を開く
           「ガラスの旅」出版                            
・1990年(平成2年)   65歳、第一回日本グラスアート展、第二部佳作入選
・1993年(平成5年)   68歳、第二回のパート・ド・ヴェールの個展を開く
・1995年(平成7年)   70歳、阪神大震災に遭遇、コレクションを失う
・1997年(平成9年)   72歳、大下英治著「大阪 夜の商工会議所ー太田恵子物語」発行
          
 「彩蝶」の舞台となった北新地の地図を参考までに。


JR大阪駅周辺と北新地の現在の地図(筆者作成)


昭和35年当時の北新地とバー「紫苑」
(大下英治著「大阪 夜の商工会議所ー太田恵子物語」掲載の地図を参考に筆者作成)



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新型コロナウィルス情報(16)7/31-8/6

2020-08-06 12:00:00 | 新型コロナウィルス
 *特に断りの無いものは読売新聞からの情報。

7/31
 ・都内飲食店夜10時まで 都要請 3日から、協力金も
 ・全国感染 最多1303人 都内367人
 ・20年度成長4.5%減 政府見通し下方修正 リーマンより悪化
   21年度の成長率は3.4%増と、急回復するシナリオ。 
 ・景気の山18年10月 拡大期間は戦後2番目 内閣府が暫定的判断
   後退局面で消費増税。
 ・布マスク8000万枚 施設配布を延期 政府
 ・厚労省 エアロゾル感染、注意喚起
   換気が不十分な密閉空間でウイルスを含む微粒子が空気中を漂うことで起きる。
 ・【広告】新型コロナウイルスを制圧する(河岡義裕・東京大学教授著 文芸春秋発行)
 ・【語る】コロナと政治 内閣官房長官・菅義偉 感染防止と経済を両立
   病床確保し過度に恐れず 「夜の街」対策 現行法活用
 ・未来投資会議 新構成員で議論 コロナ後の社会
 ・臨時国会召集要求へ 立憲民主、国民民主、共産、社民4党
 ・南・北米で猛威 米死者15万人超
 ・パナ 98億円赤字 4~6月期 事業全部門で減収
 ・オリエンタルランド 休園響き赤字に
 ・米 景気回復 遅れも 感染「2番底」の懸念 回復は22年か
 ・JR東 1553億円赤字 4~6月期 四半期で過去最悪
 ・トヨタ 6年ぶり世界首位 上期416万台、2割減 中国販売減を抑制 VW抜く
 ・ルノー 9000億円赤字 過去最大 出資する日産の不振響く
 ・独 GDP10.1%減 落ち込み過去最大
 ・米欧 航空機2社 需要低迷で赤字 ボーイング、エアバス
 ・【ダイヤモンド・プリンセス】① 不安と偏見 おびえる日々
 ・五輪・パラ ボランティア 大会の感染防止「心配」66%
 ・都内 感染経路不明56%
 ・営業短縮 実効性に課題 都、飲食店に要請 協力金 抑えられ
 ・大学・短大生 425人以上感染 文科省、注意呼びかけ
 ・長野 小諸の70代女性新たに感染 理容店の従業員
 
8/1
 ・コロナ感染状況4段階 分科会提案 重症者数・陽性率で
   東京・大阪は第2段階
 ・コロナ指標 綱引き 
   西村・尾身氏・・・拡大防止へ主導
   政府・・・数値化で「足かせ」警戒
 ・31日、国内感染最多1570人 都内463人
 ・1週間感染者数 愛知3倍 大阪・兵庫2倍 全国入院患者、確保病床の14%
 ・感染の中心 会食・家庭へ 新宿「常連客も来ない」
 ・各地で独自宣言 「店名公表」、「宴会2時間」
 ・香港議会選1年延期 「コロナ拡散防止」理由 民主派勢いそがれ危機感
 ・ユーロ圏GDP年40%減 4~6月 過去最大下げ幅
   景気回復鈍化か 伊・スペイン落ち込み大 観光に打撃、巨額赤字、雇用の懸念。
 ・コロナワクチン6000万人分供給 政府と米ファイザー合意
 ・【社説】PCR検査・拡充が感染抑止につながる
 ・【広告】緊急法話・寂聴先生、コロナ時代の私たちの生き方教えてください
   瀬戸内寂聴&瀬尾まなほ著 光文社
 ・自民党幹事長・二階俊博氏 一律10万円 元気届けた 官邸主導に陰り
 ・野党 臨時国会を要求 政府・与党 早期召集には消極的
 ・政府 厚労省・鈴木医務技監退任へ 「アビガン」承認を巡り、首相官邸と対立
 ・JR東海 726億円赤字 4~6月期 新幹線不振響く
 ・吉野家 都内酒類提供休止を発表 都の営業時間短縮受け
 ・ビル・ゲイツ氏 PCR「結果遅い」
   結果判明迄の平均4.27日では「全くの無駄」とした
 ・GoToイート 9月以降に開始 農相
 ・GoTo 参加登録旅行業4202社 宿泊は1万1394社 
   6月宿泊者7割減
 ・内閣府 基礎的収支 25年度7.3兆円赤字 高成長ケース試算
 ・消費者態度指数 改善ペース鈍化
 ・株629円安
 ・中央アジア コロナ急増 中露、医療支援競う
 ・米 大統領選延期・トランプ氏言及巡り、共和に異論
 ・1~4月死亡数予測「超過」なし、コロナ死者と交通事故・自殺者相殺か 
 ・マスク転売規制 8月内にも解除へ
 ・長野 知事「第2波迎えている」クラスター対策チーム設置
 ・長野 小諸、中野 新たに2人感染
 ・長野 安曇野市長 お盆を控え「体調不良なら、往来避けて」

8/2
 ・休業協力金予算3829億円 支給38都道府県 本社調査
   都除き国交付金で9割を賄う考え
 ・感染増 緊急事態段階ではない 菅官房長官
 ・水際対策 入国緩和へ手探り
   空港検疫 スピード化、 14日待機・強制力なし
 ・ビジネス渡航 16か国・地域と交渉
 ・コロナと政治 厚生労働相 加藤勝信氏
   ワクチン一日も早く 検査能力の拡充 官民一体、30万件求める声も
 ・村田製作所 コアタイム廃止
 ・観光アジア 復活策 
   タイ 国内旅行に補助、 モルディブ 外国客を解禁
 ・インドネシア コロナ遺体 遺族が強奪 墓地や病院から
 ・米 H.ケイン氏(74歳) コロナ感染の合併症で死去 米実業家・大統領選候補
 ・あすへの考 大阪大学名誉教授・小林傳司氏
   科学 解答には相応の時間、最終局面の判断は、政治が引き取り、科学との境界を
  はっきりさせること。
 ・休業要請 協力金 「県に余裕ない」 地方、国に制度化期待
 ・コロナの疑問 感染で抗体どうなるか
   B細胞 数カ月で検出されない例も
   T細胞 長期間働く可能性 簡単に調べる方法がない
 ・コロナ対策・当店は万全 都、認証ステッカー努力義務 指針守るかは店次第 
 ・都内感染472人 埼玉、千葉も最多更新
 ・長野 新たに6人感染 
   
8/3
 ・企業 事前にPCR検査 海外出張や接客スムーズに 費用や精度課題 
 ・お盆帰省「慎重に」 西村再生相
 ・特措法改正 コロナ収束後 菅氏「GoTo」継続して実施
 ・コロナ感染拡大 欧州再規制 強まる反発 地域・業種限定に不公平感
 ・夏のリゾート地 閑散
 ・【社説】世界経済への影響は甚大だ
 ・在宅勤務 再び拡大 感染増で大企業中心 政府、7割実施要請へ
 ・途上国医療支援、今月中に100か国 政府手続き完了へ
 ・自民 海圏訴え動画配信 コロナで活動制限対応
 ・ASEAN ベトナム焦る議長国 対面会議開けず 対中結束主導に誤算
 ・「武漢モデル」香港持ち込み 大規模検査 臨時病院 中国、支援で懐柔狙う
 ・米大統領選 トランプ大統領、コロナで支持率低迷
 ・ダイヤモンド・プリンセス② 災害派遣医療チーム医師、困りごと聞き、不安軽く
 ・大相撲 場所後の2週間 力士外出認める 師匠の許可必要
 ・ソフトバンク1軍選手ら 長谷川と同施設利用「陰性」 PCR検査
   濃厚接触者特定、間に合わず西武戦中止
 ・J2福岡の選手 感染疑い 大宮戦中止
 ・戦没者追悼式10府県欠席へ 遺族が高齢化 感染不安
 ・都内新たに感染292人
 ・東京の島嶼部自治体 島に来てほしいが・・・医療体制不安
   宿泊や乗船制限、検査の拡充急ぐ
 ・長野 新たに6人感染 県内累計117人

8/4
 ・WHO「特効薬ない可能性」=新型コロナ、事務局長が警告(時事通信社)
   世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3日の記者会見で、新型コロナウイル
  ス感染症について、「特効薬は現時点でなく、今後も存在しない可能性がある」と警告
  した。
   世界の感染者が累計で1800万人を超え感染拡大が続く中、各国に検査や患者の
  隔離、接触者の追跡、社会的距離の維持、マスクの着用といった現在取り得る対策の
  「全てを実行すべきだ」と求めた。
   テドロス氏は会見で、「多くのワクチンの臨床試験が進んでいる。われわれは皆感染
  を防ぐ効果的なワクチンを望んでいる」と各国の開発努力を評価する一方で、特効薬
  が今後も存在しない可能性に言及。その上で、「現時点で感染拡大を防ぐには公衆衛
  生と疾病管理の基本が重要になる」と指摘した。
 ・日銀 企業支援延長を検討 資金繰り コロナ再拡大で
   黒田総裁インタビュー:コロナ、経済抑制を懸念 緩和続行 景気下支え。
   6月末の長期国債保有残高、478兆円。
   金融機関の健全性注視 企業へ資金供給低下警戒 EFT保有30兆円超
 ・コロナ研究 長崎大に拠点 政府支援へ 感染症実験棟に併設
 ・日航 最終赤字937億円 4~6月期 破綻前年に次ぐ規模
 ・菅氏 「帰省自粛」求めず 政府分科会で議論へ
 ・露 ワクチン接種10月から 治験の詳細 非開示
 ・【社説】コロナ防ぎつつ生活再建急げ・九州豪雨1か月
 ・コロナと政治 文科相 萩生田光一氏 
   一斉休校意識変えた 9月入学 落ち着いて議論 リスク減 授業継続
 ・首相 マスク大きく
 ・ダイヤモンド・プリンセス 無症状で療養 周囲の支え
 ・コロナの疑問 抗体検査で「安全」証明できる?
   感染歴 判明するだけ 現時点で個人で受けるメリットは薄い
 ・夜十時閉店 店つぶれる 都が時短要請 営業続ける店も
 ・コロナ倒産 全国で406件 飲食店 最多の56件
 ・「感染者狩り」横行 実名特定 中傷エスカレート
   被害男性 ウイルスより恐ろしい 県境またぎ標的に
 ・国内感染4万人超す 新たに956人
 ・飛び込み・五輪内定 寺内選手感染 発熱・味覚障害で検査後判明
 ・飼い犬2匹陽性 国内で初の感染 感染者のペットから見つかる
 ・長野 警戒レベル3へ検討 知事、休業要請は否定
 ・長野 万平ホテル スタッフ感染
   
8/5
 ・【検証コロナ】 次への備え 感染者数 発表までに3日 感染者数日によって増減
   手作業、データ共有の妨げ 「FAX行政」打開へ新システム
   プライバシーと発信 両立半ば 
 ・感染状況判断 8指標 検討案 医療崩壊防ぐ狙い 療養者数や病床逼迫度
 ・雇用助成増額 延長へ コロナ対策 年末まで
 ・【コロナと政治】 公明党幹事長・斉藤鉄夫氏 国民の声 政府に届けた
   衆院解散より感染防止 10万円 予算組み替え
 ・自民・森山氏 早期の臨時国会難色 閉会中審査は前向き
 ・コロナ後初外遊 外相きょう訪英
 ・豪ビクトリア州 コロナ隔離違反 2回目から罰金
 ・日米欧銀行 業績悪化 4~6月期 コロナ禍 引当金積み増し
 ・日本製鉄 赤字420億円 4~6月期 鋼材需要が減少
 ・ソニーは売上高2.2%増
 ・ダイヤモンド・プリンセス④ 隔離の方法 適切だったか
 ・ソフトバンク スタッフ陽性 一軍の活動継続
 ・コロナの疑問 ペットから人へ感染するの? 過度の接触は避けて
 ・都内309人感染 神奈川「・沖縄最多
 ・うがい薬でウイルス減? 大阪府知事ら推奨 予防効果は不明
 ・検証コロナ 店名公表 遠のく客足 経路追跡のため協力 クラスター分析教訓に
 ・長野 3広域圏警戒レベル3に 一段階上げ警報発令 レベル4~6追加 
   北信、上田、佐久 知事、帰省慎重に検討を

8/6
 ・アパレル 生き残り模索 業績悪化 ワールド358店舗閉鎖へ
   ワールド、オンワード、レナウン、ユナイテッド・アローズ、ブルックス・ブラザース。
 ・コロナ死者 70万人超え 南北アメリカ大陸、インドで増加
 ・【コロナと政治】東京都知事・小池百合子氏 「第2波」覚悟 言葉で闘う
   特措法改正で自治体権限強化を 五輪、簡素化が課題
 ・閉会中審査19日から 与野党合意 首相出席なお協議
 ・特措法再改正 岸田氏前向き
 ・知事会 コロナ積極提言 オンラインで意向集約 国との対決姿勢影潜め
 ・レバノン「第三の危機」 ベイルート爆発 財政難・コロナに続き
 ・コロナ再拡大 人員余剰 苦悩の企業 
   観光バス・人件費2億5000万円、ホテル・稼働率1割以下
 ・ホンダ赤字808億円 4~6月期、通期は黒字予想
 ・ダイヤモンド・プリンセス⑤ なぜ感染拡大 検証必要
 ・国立大2次 78校が追試 コロナ対策 58校は出題に配慮
 ・うがい薬推奨「根拠不十分」 厚労省や医師会 大阪府吉村知事の発言に
 ・分科会 お盆帰省「対策徹底を」 再生相「一律自粛求めず」
 ・都内263人感染
 ・愛知県が独自の緊急事態宣言へ
 ・長野 男性3人が感染 

 ・Johns Hopkins Univ. 公表情報 世界と日本の累計感染者数推移

世界の累計感染者数推移 2020.8.6現在


日本の累計感染者数推移 2020.8.6現在
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