築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

泣ける・・・(T0T)

2021-11-15 09:02:25 | Weblog
今日で11月も残り半分。
魚介類が軒並み高騰する中迎える今年の年末・・・
いったいどうなるんでしょうか???

今年末に向けていろいろと情報を仕入れておりますが、聞くところではタラバガニなどは
高騰どころか、手に入らなくなる可能性もあるのだとか・・・・

マグロはまだ今のカニやウニ、北海道に貝類のようにとんでもないところまでは相場も
上がってはおりませんが、徐々に「他の魚体類が少ない影響」は出てくるかもしれませんね。

相変わらず津軽海峡や北海道は時化ているようですし、九州では軽石の影響も・・・
で、今日も小物類はかなり少なかったようです。


でマグロですが、近海物は青森県の延縄漁のマグロがまとまっていた以外は、釣り物は
かなり本数は少なく、その延縄も今日はいきなりすごい相場が上がってしまいました(T0T)

そして近海物ほどではないにしても大西洋ジャンボもその影響なのか?
単に皆さん手持ちがなかったのか??ですが、かなり相場は高めでした。
「近海買えるかな??」と期待もあった分、大西洋の方で消極的だったのもあってどっちも買えず。。
欲しかったのに・・・やっちまいました。。

泣けてきます(T0T)





明日ガンバロ~~~

週末と言えば

2021-11-13 08:45:38 | Weblog
津軽海峡~北海道がかなり時化てしまってきている週末。
最近、週末と言えば品薄がお決まりとなっておりますが、例外なく今週も
結果的に極端に品薄・・・

近海の天然本マグロは何と「ゼロ」
今日は完全にセリ場から消えてました。。。
大西洋ジャンボもカナダ産のみ8本。
あとは国産の養殖本マグロが何本かと近海のバチ。

バチは今日は本数そこそこあって、本マグロが減るとバチがくるものなんですね~
まぁ大卸(荷受け)もなにもセリ場に並べないというわけにはいかないのでしょうから
そういった兼ね合いもあってバチを浜から呼ぶんだと思います。

が浜値は決して安くなく、無理して??呼んでも結果セリ残っているという現状。。
以前はバチをメインに扱っている仲買さんも結構いらっしゃったんですが、最近では
そういった仲買さんも本マグロやインドを仕入れていますね。
特に養殖本マグロの品質向上。
そして消費者が脂のあるマグロをより求める状況となり、「本マグロが一番!!」とする
テレビ番組のイメージ等も相まってバチが売れにくい状況となってしまっている感じです。

この時期の三陸のバチなどは脂があって物は良いんですけどね~





今日の状況を見て、結果昨日大西洋仕入れておいて良かった~~
となりました(^^;;)


これから寒くなるにつれて時化で品物が少なくなる日も増えてくることでしょうね~
自然相手なのでなんともしょうがありませんが、相場も高い日が増えてきそうです・・・

そういえば原油価格の高騰も影響してきそうです。
船の燃料も騒然高くなると思いますし、輸送にかかる費用も・・・・・


恐ろしや・・・・(><)


さすがにデカい(><)

2021-11-12 09:31:32 | Weblog
最近週末になると魚が減る傾向のあるマグロの競り場。
今日も昨日から一気に減りました。

大西洋のジャンボはボストン・カナダ産含め8本(かな??)
昨日多かった津軽海峡は全部で20本ちょっとくらい??(かな???)

後は国産の養殖本マグロがぽつぽつとあったのと、近海のバチが少々。
バチも脂あって良さそうでしたが、やはり東京の市場では一番人気は本マグロ。
東北とかですと結構バチが好まれるんですけどね~
ちなみに脂大好きアメリカ人もマグロと言えば「赤」らしく、
赤くないと全く売れないという事らしいです。
なのでバチが好まれるらしいですね~
なので昔は日本にいーっぱい入ってきていた東南アジアの南方系バチは
今やアメリカでの需要が多く、すっかり豊洲の市場では見かけなくなしました。


ということでやはり東京は本マグロ(^^;;)
なので今日はどーしましょうか~~??と考えておりましたが、どうにも近海物
津軽海峡のマグロは今日は高いだろうと・・・・
そうなると大西洋ジャンボなんですが、ジャンボも安くない上に相変わらずサイズが
「ジャンボ!!」(^^;;)
小さいの探そうにも最小で155キロ(無頭)
ほとんどが200キロ越えの中、なんとかゲットした176キロ(^^;)

ここまでくると
「150も170も変わんないんじゃ・・・??」
って思っちゃいますがやっぱり170キロ台はデカい(><)

久しぶりに「ジャンボ~~~」の実感(笑)




ただ魚は脂もあって鮮度も良くって・・・◎でした(^^)


明日は土曜日ですが・・・さらに物が減るそうです。。。
まぁ時化てるんじゃしょうがないんですが・・(><)

どれもいいなぁ(笑)

2021-11-11 09:40:45 | Weblog
自画自賛です(笑)

今日は大西洋ジャンボは文字通り「ジャンボ」な物ばかりで数も全体でも
10本あったか無かったか程度。
値段は割としっかりとはしていましたね・・・デカいのばかりだった割には。
ただ休市前2日と比べると若干下がったようにも感じました。

近海物は津軽海峡辺りの天然本マグロがそこそこまとまった本数で出ておりますが、
近海物はここのところ全体高めで推移。。
ただ今日は大西洋ジャンボよりも近海の海峡物が欲しかったので大西洋には目もくれず(笑)
(デカいからですが・・・^^;;)

で100キロにちょっと届かない大きさのちょうどよい津軽海峡を仕入れました!
魚は良かったですよ~
脂もあって、身の質も良く、色も1日冷やした方が出てくるかな?という感じの
上質な近海天然本マグロでした(^^)
延縄漁は基本、1日冷やした方が色は出ますよね~
また色持ちが良いので使っていただく飲食店さんも安心感があると思います(笑)

ただ写真撮ろうと思ったらもう無かった・・・(^^;;)
有難いことです(笑)




ただダンベの中にあるマグロ、どれもイイですよ~~
大西洋カナダ産に塩釜のメバチも脂のってます!
養殖本マグロは養殖本マグロで、コアなファンがいらっしゃるので今は養殖も
なかなかの取り合い状態になってます。
実際、今日セリ場にあった100キロサイズのメキシコ産の養殖本マグロも
物によっては津軽海峡の天然本マグロよりも高い値段となってます。

「養殖だから・・・」
って言えないんですよね~今。。。


『時代』ですね(笑)

大西洋の、腹上(^^)

2021-11-09 08:54:50 | Weblog
昨日に引き続いてそこそこ本数の出ているカナダ産を中心とした大西洋ジャンボに
今日はさらに数の増えた近海の津軽海峡天然本マグロ。

近海物は数ある割に相場がしっかりしてますね~
なかでも延縄漁は釣りと違いヤケのリスクも無いので買う側としたら安心。
今日のセリは最後の方まで落ちが少なく値がしっかりでした。
引き換え大西洋ジャンボは昨日よりはちょっと下げましたかね??
まぁ近海物が多かったというあるのと、昨日多かったというのも理由の一つかと。。

そんな感じでしたので近海物セリつつ状況をみて大西洋のカナダ産を仕入れておきました。
今日のジャンボは昨日と同じカナダ産の延縄漁ですが脂が強い系(笑)
赤身まで脂が刺してしまうので、赤身が赤というよりも朱色っぽい感じです。
この辺もお使いになられる方で好みが大きく変わるところ・・・

より「マグロらしい」と言えば昨日のカナダ産のようなマグロかな??と思いますが・・・(笑)





昨日のカナダ産の腹上(大トロ)です!
まず赤身が透き通るように赤いというのがスバラシイ(^^)
これぞ「本マグロの赤身!!」という感じですよね。
大西洋本(クロ)マグロは同じ本マグロ(クロマグロ)でも太平洋本マグロとは厳密には違うんですよね~
一番の違いは腹の大トロの上の赤身の形が大きく違います。
オーストラリアやニュージーランドを含める太平洋マグロは腹上の赤身がちっちゃいんですが、
大西洋本マグロはこのように赤身が大きく「ボテ」っという感じになってます。
トロの部分も近海の太平洋マグロはもっと血合いに向けて厚みが増していくのですが、
大西洋マグロは血合いに向けてむしろ若干薄くなっていく感じ。
ちなみに地中海本マグロも大西洋マグロです(当り前ですが^^;)

味ももちろん違うんですが、どっちが美味しいか??というのはそれぞれのお好みなので(笑)


相変わらずバチやキハダは少ないんですが、本マグロが多いんで単純に
東京に持ってこないだけかも??
とも思います(汗)


もーぼちぼち年末の準備も始めますが、今年はカニの値上がりがハンパないです(><)
それ考えるとマグロはそれほどでもないか・・・・(^^;;)??


明日の水曜日は市場、水曜休市日とさせていただいております。
関係各位様には大変なご不便とご迷惑をおかけいたしておりますが、
ご理解とご協力の程どうかよろしくお願いいたします。

鮮度いいなぁ~(笑)

2021-11-08 09:15:53 | Weblog
先週の、とくに後半は品薄で困りましたが、週明けの今日
やっとボストン・カナダ産の大西洋ジャンボはある程度本数まとまって出てきました!
カナダ産はそこそこ頻繁に出てたんですが、ボストン産はなんだか久しぶり??のような気が(笑)

あいかわらずカナダ産の延縄漁のマグロは鮮度に差がありましたが、ボストン産の釣りは
どれも品質的には良くて安定!
ただボストン産も、カナダ産の良いところも、今まで数が少なかった分、相場は結構高めでした。
これがちょっと鮮度落ちると途端に皆さん手が出なくなるのが今を物語っているといいますか・・・

売れ口の良い時であれば、すぐに使われてしまう、すぐに捌けるでしたらそういった所の魚も
別に物が悪いわけではないので値段で「オモシロい」と思えるのですが、外食産業に厳しい
今の時代ではなかなかそういった「冒険」がしにくいのも事実。。
結果、手堅く日持ちの良さそうな、色のキレイな「使いやすい」魚をセレクトしてしまいますね。


で今日仕入れたカナダ産の延縄天然本マグロ!



無頭、尾無しの150キロ(^^)
とある会社の大西洋ジャンボのセリ番トップの魚です!
下付けしていてこの魚は特に鮮度が良かったので◎つけてました(笑)
値段はちょっと頑張っちゃいましたが、すこし上乗せすると完全に
「ワンランク上」
のマグロが仕入れられるのが今の相場!
展開的な「安価ものが高く、上物が安い」とくにパターンですね(^^;;)


近海物も多くは無いですが少しはありました。
まぁ・・。安くはありませんでしたが(汗)

しなうすでーす(T0T)

2021-11-06 07:56:28 | Weblog
ここのところ大西洋ジャンボがめっきり少なくなってしまっておりましたが、
その分近海の物でどうにかなっていた生マグロの競り場ですが・・・・

今日はその近海物も減ってしまい、大西洋ジャンボは200キロ級のまさしく
「ジャンボ」なカナダ産が3本のみ。
近海物も大きいのは5本もあったのかな??という感じ。。
青森県の深浦産延縄の30~40キロの小マグロサイズが幾らか本数もあった感じです。
ただこの小マグロがまた・・・安くない。。(泣)

昨日辺りまででていた津軽海峡の100キロサイズと同じくらいの値段、出てました。
まぁそこの辺のサイズはそれはそれで需要が結構あるものなのですが、
私はやはり100キロちょいというサイズが一番自分でも好きなサイズですし、
お得意様もやはりそこら辺のサイズをお好みになられますので、どうしても小マグロは
『安ければ・・・』になってしまうんですよね~~
で今日の相場ではそういった考えの私のようなタイプには出番が無いという感じで・・・(><)




在庫も少なくなってしまっているので明けにはなんか仕入れないと・・・ヤバいです(^^;;)
今年は大西洋もカナダ産はきますがボストン産はめっきり少ないですね~
やはり物価も上がってますが、所得も上がっているアメリカの相場についていけなくなっている感じです。
それでも今まではたくさん捕れてしまえばアメリカで捌ききることが難しかったんですが、
今やマグロも世界中で食される魚。
まだ「昔から買ってくれていたから・・・」という理由で日本に回してくれる方もいらっしゃるようですが、
いつまでもそんなの続くとは思えませんからね・・・・

これはマグロだけに限ったことでもありませんが、本当に経済どうにかしないとヤバいな・・・
とマグロ扱っているだけで感じますね。

『緊縮財政総理』がどこまで思い切れるか??ですかね??(笑)

マグロもいまやすっかり「国際情勢」に左右される食材になりましたね。。。
時代ですかね??



やっぱり質は良いなぁ~(^^)

2021-11-05 09:29:22 | Weblog
北海道の赤潮の影響は貝類もかなり深刻のようで、ツブ貝などは卸値でも
以前の3倍から4倍というとんでもない相場だそうで・・・

ウニにイクラ、
イクラがダメならもちろん鮭もですよね。。
その他にも小魚は相変わらず相場が非常に高いようで、今唯一安いと言えるのは
日本中でやたらと捕れているブリくらいなものだとか・・・

それを考えるとまだマグロは「マシなのか??」と思いますが、今日の状況でも
大西洋ジャンボは僅かに3本、しかもみんな200キロ近い巨大サイズ。。
多少数あったのが津軽海峡の天然本マグロですが、物が物だけに安くない・・・

養殖のマグロも今や天然と同等かそれ以上。。

正直「オモシロい」って思える魚が全く無かったというのが今日の感想です。。

安価なところが無いので小さいキハダやら冷凍のバチなんかが格にして高いようですね。
逆に上物は例年に比べ「物凄い」単価は最近めっきり見なくなりました。

今の時代を明確に表しているような気もします。。。


今日は手持ちも無かったのでなんとか津軽海峡の青森県産を仕入れました!



やっぱり本当に質の良いマグロですね!!
見た目も良いんですが、扱っていると見た目以上の「良さ」を感じます!!


このまま年末までいくのかなぁ~~~???

思いもよらぬ(笑)

2021-11-04 08:42:32 | Weblog
祭日明けて、今日は大西洋ジャンボあるかと思いきや今日は全くの
「ZERO~♪」
まだまだ物が良いカナダ産を在庫していたとはいえ、
今日はちょっと欲しかったなぁ~~と思っておりました。
しかし自然の物なのでないときゃ無い、しょうがない!!ということで、
休み前よりは若干数減りましたがまだまだ出ていた津軽海峡の延縄本マグロにスイッチ。
しかしそこは近海の天然本マグロ。
しかも津軽海峡の物!!という事で、まぁ今日の仕入れはさほど焦ってもいないということで
焦っていない奴が買えるほどの相場でもなく・・・・・(^^;;)
ただビックリなのはただ1本あったメキシコ産の100キロちょっとの大きさの養殖本マグロ。
ちょっとした津軽海峡と同じくらいの値段でした。
世間のイメージでは
『津軽海峡天然本マグロ > メキシコ産養殖本マグロ』
だと思いますが、今日は実際
「津軽海峡天然本マグロ = メキシコ産養殖本マグロ」
でした。
もちろん物にもよるのですが、メキシコ産の養殖マグロも北海道と同じように赤潮にやられ
いけすの半分くらいが死んでしまったと聞いております。
赤潮に軽石、魚が何でも値上がっている現状ですが、養殖マグロにまで影響が出てきてしまいました。
これはこれで本当に困ります(><)
それくらい今の養殖マグロは私たち仲買には無くてはならない存在。

ある程度なら値段出しても『養殖が欲しい』という方が多くなっているという事ですね。

その養殖マグロを切らしてしまっている私・・・・





「天然が無くて困る」
ことは多々ありましたが、まさか
『養殖が足りなくて困る・・・』
日が来るとは思いもよりませんでした!!

日々進歩!!ですね(^^)

かわりばんこで(笑)

2021-11-02 09:38:54 | Weblog
昨日は比較的数のあった大西洋ジャンボですが、今日は完璧にゼロ。
代わりに近海の津軽海峡がたくさんあって、結局本数は多かったりしてます(^^;)
大西洋と近海、かわりばんこで出てますね(笑)

養殖の本マグロも、バチ、キハダといったところもホント、少ないんですが
太平洋、大西洋含めて今一番多いのが天然の本マグロという・・・(^^;;)

まぁ養殖の本マグロは国産、輸入共に今はセリ場にはあまり並ばずに相対で取引されておりますので
以前のようにセリ場に並べてという売り方ではないのですが、バチにしてもキハダにしても
今年は本当に外れ年。。
本数あるとはいえそこは天然の本マグロ!
もともと安価なバチやキハダの代わりになる値段ではなく、格にすると今一番高いと言えるのは
冷バチの含め、安価で欲しいバチやキハダといったところではないでしょうか??

現状では
「高い物が安く、安い物が高い」
そんな感じですね~~

『あとちょっと出せればもうワンランク上の魚が買える』
その
「あとちょっと」
が出せないんですよね~~

今のデフレニッポンでは、売値もギリギリまで下げなければ競争に負けてしまいます。
なのでもともとギリギリでやっている都合上、「あとちょっと」だすと完全な赤字(><)

なんかテレビなんか見ていると
「採算度外視」とか「原価割ってる」が良いことのように言われますが、
ビジネスって売りて買い手の双方が共存するようにしていかなければいけないと思うんですよね。
いつのまにやら日本は海外に比べて「物価の安い国」になってしまいました。

もともと「独占」に近い状態だった世界中のマグロも、いまや海外に買い負け、
『日本は売りが安いからな~』と海外の養殖業者にも出し渋りされるような状態に。

「安ければ安いほどいい」
の25年近いしわ寄せは間違いなくきてますよね。
話はだいぶそれましたが(^^;)





『買うつもりもなかった』大西洋ジャンボ!
昨日仕入れておいて良かった~~(^0^)


明日は祭日ですね!
いつもの休市のような感覚が・・・・(笑)