すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1リーグ】「J1は川崎Fの一強だ」は本当か?

2021-05-02 05:42:28 | Jリーグ
どこに目をつけているのか?

「J1リーグは川崎フロンターレの一強だ」という人がけっこういる。

 どこに目をつけているのか? と素朴に思う。

 おそらく「矛盾(ホコ・タテ)対決」などと騒がれた首位決戦、第22節(変則日程で実施済)の名古屋グランパスvs川崎F戦で川崎Fが勝ったから、そんな印象になるのだろう。

 だが冷静に考えてみてもらいたい。

 その負けた名古屋にしても、現在の勝ち点は「29」だ。同じく13試合を終えて勝ち点「35」の川崎Fとは、まだ勝ち点「6」の差しかない。しかもリーグは5月1日に第12節に差しかかったばかりである。

 最終節まで、まだ20試合以上もあるのだ。

横浜FMの強さは本物だ

 客観的に言って、いまいちばん勢いがあるのは(川崎Fを別にすれば)横浜F・マリノスだろう。

 彼らは5月1日に第12節を勝ち、勝ち点「24」だ。だが横浜FMはまだ11試合しか戦ってない。

 彼らは第6節のガンバ大阪戦が、新型コロナの影響で中止になっているからだ。

 つまり川崎Fより試合消化数が2試合も少ない。

 仮に横浜FMがその2試合を勝ち、勝ち点6を積み上げたとすれば、現時点で勝ち点は「30」になる。

 すなわち川崎Fとは勝ち点「5」の差しかない。

J1は鳥栖も含めて4強である

 一方、現在、暫定3位のサガン鳥栖は、5月1日の第12節で徳島ヴォルティスを2対0で下して勝ち点「26」としている。

 この試合でJ1初ゴールをあげ勝利に貢献した鳥栖のMF仙頭啓矢は、勝利インタビューで「ぼくらは優勝をめざしていますから」とハッキリ断言していた。

 そんな鳥栖まで含めれば、J1は川崎Fと名古屋、横浜FM、鳥栖の4強ということになる。

 リーグ戦はまだまだ先が長い。

 川崎Fが巷間言われている通り無事「成仏」するまでには、ひと山もふた山もあるだろう。

 勝負の世界はゲタを履くまでわからないのだ。

【関連記事】

【J1リーグ】川崎Fが衝撃の4ゴールで劇勝する ~第22節 名古屋 0-4 川崎F

【J1首位決戦・分析】どこからプレスをかけるのか? ~第22節 名古屋 0-4 川崎F

【J1首位決戦】矛と盾はどちらが堅いか? ~第22節 名古屋 vs 川崎プレビュー

【J1天王山】川崎 vs 名古屋・見どころチェック(第22節)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【J1リーグ】オナイウがハッ... | トップ | 【J1リーグ】鳥栖が3連勝で暫... »
最新の画像もっと見る

Jリーグ」カテゴリの最新記事