イラン戦で引き分けられる試合を落とし、先が思いやられる我が日本代表である。私の感想をひとことでいえば、このチームの体質は以前と何ら変わってない。そして何年かけようが、おそらく変わることがない。まったく空恐ろしい話だ。
私は以前みたいに年間ずっと張り付きで代表をウォッチしてるわけじゃない。いまや親善試合や予選本番になると湧いて出るニワカである。だけどニワカだからこそわかることもある。
たとえば1年前に問題になってたことが、1年後に突然、実際のゲームを見るといまだに解決できてない。まったく驚かされてしまう。たまにしか見ないから、それがよくわかる。この1年間に内部でどんな議論があったかなんてずっとウォッチしてないから知るよしもないけど、これってかなり危険なことじゃないの?
その典型がプレスのかけ方だ。ちょっとサッカーを知ってる方ならおわかりだと思うが、相手ボールになったとき、まったくプレスをかけずに「どうぞ攻めてください」なんてチームはいまどきありえない。「プレスが必要かどうか?」てな議論はすでに結論が出てる話だ。
ただしプレスをかけるならかけるで、当然チームの持ち味や方針によってやり方にちがいがある。それが出たのが、メディアでも大きく報道されたテヘランでの紅白戦だ。中田英と福西が口論した件である。
サイト「All About」で現地レポートをした元川悦子氏は、加地の補足説明をこんなふうに伝えている。
「ヒデさんの後ろに敵が来た時、ヒデさんが行くか、フクさんが行くかについて意見が分かれた。フクさんが前に出てしまうとボランチのところが空いてしまう。そこを自分やユージさんがカバーすると、もっと大きな穴が出来る。このあたりが難しい」
これだけじゃ、サッパリ状況がわからない。だが想像するに中田が問題になってるってことは、右サイドの話なんだろう。たとえば【図1】みたいなケースだ。
【図1】中田の背後に敵のアタッカーが侵入した。
さてどうする?
中田の背後に敵のアタッカーが侵入してきた。じゃあこのアタッカーに対し、中田が背後からチェイシングするのか? それとも福西が前に出て対応するのか? こういう問題なんだろうか?
なにが問題になっているのかやっぱりよくわからない。だってこんなの、草サッカーレベルの練習問題じゃないの?
もちろんチームのやり方にもよるけど、【図1】のケースでは中田はチェイシングするのがふつうだ。一方、福西が前に出て正面からプレッシャーをかけるのだって当たり前だろう。
で、それをやったとき元川レポートで問題になってるのが、スペースの処理のしかたらしい。
加地の言葉を借りれば、福西が前に出るとバイタルエリアにスペースができる。このスペースをDFの選手がカバーすると、今度は後ろに穴ができる。さて困った。どうすればいいんだ? 簡単にいえばこうなる。しかしいったい、なんでそんなことが問題になるんだ?
だって【図1】の局面で基本通り対応すれば、スペースなんてそもそもできないんだから。
議論の中でまったく忘れられているのが、もうひとりのボランチである小野だ。で、私が言う「基本通りの対応」とは、【図2】の形である。
【図2】福西が前に出てプレッシャーをかけ、
小野が絞って中央のスペースを殺す
ダブルボランチの基本形
ダブルボランチなんだから、片方のボランチ(福西)が前に出る、またはサイドに引っ張られた場合、もうひとりのボランチ(小野)が引きながら絞って(中央にポジショニングすること)バランスを取る。で、小野がまん中のスペースを埋めながら福西の背後につき、彼が万一、抜かれたときのカバーもする。
もちろん小野と福西が逆になっても理屈は同じだ。
【図2】は、ダブルボランチがバランスを取る場合の基本である。こんなのは草サッカーの選手でも知ってるだろう。だいたいそれができないんじゃ、ボランチを2人置いてる意味がない。別にDFの選手が前に出て、福西があけたスペースをカバーする必要なんてない。
たぶん実際には私が想像してる局面よりもっと複雑なんだろうが(そう祈ってるが)、もし予想通りなんだったら、恐れ入りましたというしかない。
もっといえば、中田は高い位置(前)からプレスをかけたほうがいいと思ってる。一方、DFのリーダーである宮本も同じ考えだ。ところが福西は、プレスをかけ始めるゾーンをもっと後ろに置いた方がいいと考えてるらしい。単にやり方のちがいだから、どっちが正しいってわけじゃない。ただし問題なのは、どっちで行くのか意思統一ができてない点だ。
「どこからプレスをかけ、ボールを取りに行くのか?」
「ボールがどのゾーンにあるとき、どんなプレスのかけ方をするのか?」
いったいこれって、ジーコ・ジャパンではいつから問題になってると思います? 私の記憶が正しければ「はるか昔から」だったように思うが、気のせいだろうか?
なのにこのチームはいまだに同じところでつまづいてる。試合があるときだけ見るニワカの目には、「えっ。それって、まだやってたの?」てな感じだ。そしておそらくジーコが監督であるかぎり、状況はこれからもずっと変わらないんだろう。
こゆこと書くと、「『知ったか』はすぐにプレス、プレスの大合唱だな」みたいな論点をずらした反応が返ってきそうだ。
だけど前述の通り、「相手ボールになったとき、まったくプレスをかけずに『どうぞ攻めてください』なんてチームはいまどきありえない」のだ。だったらやるならやるで、ちゃんと決め事を作っておくべきなのはいうまでもない。つけ加えれば、それを決めるのは監督の仕事だ。
一方、驚いたことに、くだんの中田と福西のやり合いについて「選手同士が率直に意見をぶつけ合っていて好ましい」みたいな論調で報道してるメディアまであった。1年以上前からやり残してる宿題でいまごろモメてる選手を見て、そのいいぐさはないだろう。まったくあきれてものがいえない。
さて、これまで書いてきたような問題点の解決策として、「守備専任コーチを入れたらどうか?」って提案してる人もいる。でもさ、それ言い始めたらキリないんじゃない?
だったらヘディングシュート専任コーチを入れよう、やれフリーキック専任コーチが必要だ、戦術を統括する副官がいたほうがいいんじゃないか? って話になるでしょ。じゃあいったいジーコは何する人なの? 「気合いを入れる人」なんですかね?
「守備専任コーチが必要だ」的な議論てさ、「まずジーコありき」なんだよねえ。監督がそれをできないなら、首をすげかえればいい。ただそれだけの話だよ。単純明快じゃないの? 現場はおたがいプロなんだから、われわれみたいな外野はともかく本人たちはドライに割り切ってるのが当たり前だ。
いまでさえエドゥーは何やってんだかわかんないのに、これ以上スタッフふやしてサッカースクールでも作るつもりなんでしょうか。
最後に川淵サンにいっとくけど、あなたは特に1990年代以降の現代サッカーの流れやら戦術だのをよくわかってないんだから、今後はいっさい代表監督の人事には口を出さないように。
あなたのドラスティックな改革の手腕は認めるし、すごいと思うよ。けど少なくともあなたには、監督人事で手腕を発揮する能力はないですよ。まったく「私の日本代表」をどこまで貶めれば気がすむんだろう、このお方は。
ちなみにアタシはニワカなんで、やれジーコ支持だ、解任派だ、なんてむなしい議論に組するつもりはない。
私がこれまで書いてきたことは、あくまで客観的な分析にすぎない。「まずジーコありき」の論述じゃないし、逆に「まずジーコ解任ありき」の陳述でもない。私の客観的な分析と、じゃあ私個人が主観的にジーコをいいと思うかどうか? は別の話なので、そこんとこよろしく。
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私は以前みたいに年間ずっと張り付きで代表をウォッチしてるわけじゃない。いまや親善試合や予選本番になると湧いて出るニワカである。だけどニワカだからこそわかることもある。
たとえば1年前に問題になってたことが、1年後に突然、実際のゲームを見るといまだに解決できてない。まったく驚かされてしまう。たまにしか見ないから、それがよくわかる。この1年間に内部でどんな議論があったかなんてずっとウォッチしてないから知るよしもないけど、これってかなり危険なことじゃないの?
その典型がプレスのかけ方だ。ちょっとサッカーを知ってる方ならおわかりだと思うが、相手ボールになったとき、まったくプレスをかけずに「どうぞ攻めてください」なんてチームはいまどきありえない。「プレスが必要かどうか?」てな議論はすでに結論が出てる話だ。
ただしプレスをかけるならかけるで、当然チームの持ち味や方針によってやり方にちがいがある。それが出たのが、メディアでも大きく報道されたテヘランでの紅白戦だ。中田英と福西が口論した件である。
サイト「All About」で現地レポートをした元川悦子氏は、加地の補足説明をこんなふうに伝えている。
「ヒデさんの後ろに敵が来た時、ヒデさんが行くか、フクさんが行くかについて意見が分かれた。フクさんが前に出てしまうとボランチのところが空いてしまう。そこを自分やユージさんがカバーすると、もっと大きな穴が出来る。このあたりが難しい」
これだけじゃ、サッパリ状況がわからない。だが想像するに中田が問題になってるってことは、右サイドの話なんだろう。たとえば【図1】みたいなケースだ。
【図1】中田の背後に敵のアタッカーが侵入した。
さてどうする?
中田の背後に敵のアタッカーが侵入してきた。じゃあこのアタッカーに対し、中田が背後からチェイシングするのか? それとも福西が前に出て対応するのか? こういう問題なんだろうか?
なにが問題になっているのかやっぱりよくわからない。だってこんなの、草サッカーレベルの練習問題じゃないの?
もちろんチームのやり方にもよるけど、【図1】のケースでは中田はチェイシングするのがふつうだ。一方、福西が前に出て正面からプレッシャーをかけるのだって当たり前だろう。
で、それをやったとき元川レポートで問題になってるのが、スペースの処理のしかたらしい。
加地の言葉を借りれば、福西が前に出るとバイタルエリアにスペースができる。このスペースをDFの選手がカバーすると、今度は後ろに穴ができる。さて困った。どうすればいいんだ? 簡単にいえばこうなる。しかしいったい、なんでそんなことが問題になるんだ?
だって【図1】の局面で基本通り対応すれば、スペースなんてそもそもできないんだから。
議論の中でまったく忘れられているのが、もうひとりのボランチである小野だ。で、私が言う「基本通りの対応」とは、【図2】の形である。
【図2】福西が前に出てプレッシャーをかけ、
小野が絞って中央のスペースを殺す
ダブルボランチの基本形
ダブルボランチなんだから、片方のボランチ(福西)が前に出る、またはサイドに引っ張られた場合、もうひとりのボランチ(小野)が引きながら絞って(中央にポジショニングすること)バランスを取る。で、小野がまん中のスペースを埋めながら福西の背後につき、彼が万一、抜かれたときのカバーもする。
もちろん小野と福西が逆になっても理屈は同じだ。
【図2】は、ダブルボランチがバランスを取る場合の基本である。こんなのは草サッカーの選手でも知ってるだろう。だいたいそれができないんじゃ、ボランチを2人置いてる意味がない。別にDFの選手が前に出て、福西があけたスペースをカバーする必要なんてない。
たぶん実際には私が想像してる局面よりもっと複雑なんだろうが(そう祈ってるが)、もし予想通りなんだったら、恐れ入りましたというしかない。
もっといえば、中田は高い位置(前)からプレスをかけたほうがいいと思ってる。一方、DFのリーダーである宮本も同じ考えだ。ところが福西は、プレスをかけ始めるゾーンをもっと後ろに置いた方がいいと考えてるらしい。単にやり方のちがいだから、どっちが正しいってわけじゃない。ただし問題なのは、どっちで行くのか意思統一ができてない点だ。
「どこからプレスをかけ、ボールを取りに行くのか?」
「ボールがどのゾーンにあるとき、どんなプレスのかけ方をするのか?」
いったいこれって、ジーコ・ジャパンではいつから問題になってると思います? 私の記憶が正しければ「はるか昔から」だったように思うが、気のせいだろうか?
なのにこのチームはいまだに同じところでつまづいてる。試合があるときだけ見るニワカの目には、「えっ。それって、まだやってたの?」てな感じだ。そしておそらくジーコが監督であるかぎり、状況はこれからもずっと変わらないんだろう。
こゆこと書くと、「『知ったか』はすぐにプレス、プレスの大合唱だな」みたいな論点をずらした反応が返ってきそうだ。
だけど前述の通り、「相手ボールになったとき、まったくプレスをかけずに『どうぞ攻めてください』なんてチームはいまどきありえない」のだ。だったらやるならやるで、ちゃんと決め事を作っておくべきなのはいうまでもない。つけ加えれば、それを決めるのは監督の仕事だ。
一方、驚いたことに、くだんの中田と福西のやり合いについて「選手同士が率直に意見をぶつけ合っていて好ましい」みたいな論調で報道してるメディアまであった。1年以上前からやり残してる宿題でいまごろモメてる選手を見て、そのいいぐさはないだろう。まったくあきれてものがいえない。
さて、これまで書いてきたような問題点の解決策として、「守備専任コーチを入れたらどうか?」って提案してる人もいる。でもさ、それ言い始めたらキリないんじゃない?
だったらヘディングシュート専任コーチを入れよう、やれフリーキック専任コーチが必要だ、戦術を統括する副官がいたほうがいいんじゃないか? って話になるでしょ。じゃあいったいジーコは何する人なの? 「気合いを入れる人」なんですかね?
「守備専任コーチが必要だ」的な議論てさ、「まずジーコありき」なんだよねえ。監督がそれをできないなら、首をすげかえればいい。ただそれだけの話だよ。単純明快じゃないの? 現場はおたがいプロなんだから、われわれみたいな外野はともかく本人たちはドライに割り切ってるのが当たり前だ。
いまでさえエドゥーは何やってんだかわかんないのに、これ以上スタッフふやしてサッカースクールでも作るつもりなんでしょうか。
最後に川淵サンにいっとくけど、あなたは特に1990年代以降の現代サッカーの流れやら戦術だのをよくわかってないんだから、今後はいっさい代表監督の人事には口を出さないように。
あなたのドラスティックな改革の手腕は認めるし、すごいと思うよ。けど少なくともあなたには、監督人事で手腕を発揮する能力はないですよ。まったく「私の日本代表」をどこまで貶めれば気がすむんだろう、このお方は。
ちなみにアタシはニワカなんで、やれジーコ支持だ、解任派だ、なんてむなしい議論に組するつもりはない。
私がこれまで書いてきたことは、あくまで客観的な分析にすぎない。「まずジーコありき」の論述じゃないし、逆に「まずジーコ解任ありき」の陳述でもない。私の客観的な分析と、じゃあ私個人が主観的にジーコをいいと思うかどうか? は別の話なので、そこんとこよろしく。
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不躾ですがちょっと気になったもので
コメントさせていただきます。
>たぶん実際には私が想像してる局面よりもっと複雑なんだろうが(そう祈ってるが)、
複雑であることは間違いないと思いますよ。
貴方の想像図では単純な3対1になってますが、これは紅白戦での出来事ですからね。
実際にはパスのレシーバとなる選手がそれなりにいるはずですし、
もっと極端なことを言えば小野がすぐには戻ってこられない
数的不利な状況での話かもしれない。
>「どこからプレスをかけ、ボールを取りに行くのか?」
>「ボールがどのゾーンにあるとき、どんなプレスのかけ方をするのか?」
報道でもわかるとおり、今のチームは試合によってラインを意図的に上下させていますから
(上のことも含めて)これは毎試合ごとに話し合う必要があるんじゃないんですかね。
そういうチームのやり方なんであって、僕は事前に話し合って解決していればいい話のような気がします。そのための紅白戦であり、練習試合なんでしょう。
実際の試合もそこはそれほど問題にはなってなかったように思いますが。
コメントどうもです。
>貴方の想像図では単純な3対1になってますが、
>これは紅白戦での出来事ですからね。
>実際にはパスのレシーバとなる選手がそれなりにいるはずですし、
ええ。そもそも元川さんの記事からは
この程度しか想像できないですから(^^;
あの記事に出てくるのは、
中田、福西、バックライン、だけです。
で、それを元にあの図を書いたわけです。
バスのレシーバがどこにいて
どの方向にどんなフリーランニングしてるか? とかは、図で再現できませんから(^^;
(ビデオ映像とかあれば別ですが…)
>もっと極端なことを言えば小野がすぐには戻ってこられない
>数的不利な状況での話かもしれない。
はい。それはもちろん大いにありえます。
というかそうなることのほうが多いでしょう。
小野と福西のコンビでいえば
小野はワイパーで、福西がアンカーですから。
小野が取り残される確率は一定以上にありえます。
特に速いカウンターをくらったときには、
直前まで味方の攻めに小野が参加して上がっており
福西より高いゾーンにいる可能性のほうが高いですし。
私の図2は、そういう想定ではなく、
単純に自陣に全員が引き込んだ状態での基本的な形です。
>報道でもわかるとおり、
>今のチームは試合によってラインを意図的に上下させていますから
もちろんこれはどこのチームもそうでしょうね。
特にラインディフェンスやってるチームなら
ボールの位置と、
ボールに対する味方のプレスのかかりぐあいによって
秒単位でラインを上下動させますね。
現役時代、生で見たバレージなんかすごかったです。
(ミラン全盛期のバックラインの上下動ですが)
>実際の試合もそこはそれほど問題にはなってなかったように思いますが。
うーん。
イラン戦では、突然ぽっかり中盤にスペースが
できちゃうケースがけっこう目についたように思います。
でも今日のバーレーン戦では、みちがえるようでしたね。
あれならオッケーですね。よしよし。
ではまたよろしく(^ー^)ノ
私のコメントですw
まちがえて名前のところに
タイトル入れちゃいました(^^;
このブログ、コメント修正できないのかよぉ…
この記事を読みまして、本当に必要な評論はこういうものだと感じさせられました。
それと協会の責任も大きいです。何を根拠にジーコを選んだのかということなんですよ。最初は良かったですが、今では加茂監督時代のサッカーと同じですからね。
サポーターたちは、ジーコを監督として評価しなくてはいけない。監督としてのジーコを批判しても、人間・ジーコを否定しているわけではないのだから。
また遊びにこさせて頂きます!
今後とも、よろしくお願い致します。
本当に必要な評論、って
そんなたいそうなもんじゃないですが(^^;
こんなもんでよろしければ
またぜひお越しくださいませ~
ではまたの日を。
実は私はずーと日本のラインコントロールについて疑問をもっているものです。
まず宮本のポジションは時間を追うごとに段々深くなっていくことです。
特に日本側が攻めあがった後の押上げが遅いことです。たとえばアレックスがドリブルで上がっていくときよく相手にとられます。(パスの精度がない。)その時まだラインの位置が深いため3バックの前で相手がポイントを作りワンツーやスルーで得点されてしまいまったりします。これらは宮本のハートの問題だと思いますよ。リスクを掛けないで勝てるスポーツなんてないと思います。
ボランチのポジションの事はよく分かりますが、バックラインのコントロールをもっと小まめに迅速にすることも求められると思います。日本がなかなか得点しない事とも大きく係わっていると思います。
>それ自体が独立して成立するもんじゃないからむずかしいですよね
その通りです。だから大きな声や身振りでプレスの位置などを叱咤したり、事後の話し合いが必要となるでしょう。昔からサッカーでは”後ろからの声は神の声”と言いますよね。もうひとつバックスに注文したいのはホローアップの様な自身の後ろで勝負しないで、相手には前でガツンと仕掛けてほしいのです。
そうですね。その意味ではこのチームは宮本と中田英がキーマンですよね。あと、「前で仕掛ける」というのを読んで、2002年のロシア戦(だったかな?)で宮本がやっていたフォアリベロのような動きを思い出しました。