すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1 第13節】FC東京、多摩川クラシコを制す 〜FC東京 2-1 川崎

2023-05-13 08:00:44 | Jリーグ
FC東京のプレスが川崎を寸断する

 J1第13節で5月12日、FC東京と川崎フロンターレが対戦した。Jリーグ30周年記念スペシャルマッチとして国立競技場で開催された「多摩川クラシコ」である。ホームはFC東京。川崎は3連勝中の6位で乗り込んだが、DF徳元悠平らのゴールでFC東京が勝利した。

 この試合、FC東京は川崎対策としてプレッシングを徹底して入った。そのため川崎はパスを繋ごうとしてもカットされるシーンが目立った。川崎のショートパスはボールスピードが遅く、プレスの餌食になりやすい。FC東京はボールを奪うと、爆発的な推進力で前へ出て行った。

 前半12分。そんなFC東京がチャンスをモノにする。長友佑都が右サイドからクロスを入れると、ボールは左サイドの奥にこぼれる。これを拾った徳元が相手をかわしボックス左へ。角度のないところから右足を振ると、ボールはゴール右へ豪快に突き刺さった。徳元はこれがJ1初ゴールだ。

 続く同25分。またもFC東京だ。ディエゴ・オリベイラがボックス手前でボールを奪い、ドリブルで中央へ出て、左の徳元にパスをする。徳元はボックス左からゴール前へ折り返し、飛び込んだ安部柊斗がスライディングしながらゴールを奪った。2-0だ。

脇坂泰斗の一発レッドで川崎がピンチに

 FC東京のフォーメーションは4-1-2-3。3トップは右から仲川輝人、オリベイラ、渡邊凌磨だ。試合をリードして以降、FC東京の動きの良さが目立つようになり、川崎のパスワークは各所で寸断された。 

 そんな中での同39分。川崎が反撃に出る。瀬古樹がドリブルで縦へ運んで宮代大聖にパス。宮代はボックス内で右足を振ると、ボールはゴール右に飛び込んだ。

 この得点後、川崎は息を吹き返し、持ち前のパスワークでFC東京と一進一退の攻防を繰り広げた。FC東京は浮き球のパスも織り交ぜながらボールをつなぐ。今や試合はイーブンだ。

 だが後半開始早々、ゲームは川崎に不利な展開になる。4分のことだ。

 脇坂泰斗がボックス手前右で仲川にスライディングした。これがVARオンフィールドレビューによって一発レッドの判定になったのだ。

 ピンチに陥った川崎は、後半14分に2枚替えに出る。瀬古とマルシーニョに替えて、大島僚太と遠野大弥を投入した。これによって反攻に出ようとした川崎だったが、いかんせん1人少ないハンデは大きく、試合は2-1のまま終了した。

 3連勝して勢いに乗っていた川崎にとっては、5試合ぶりの痛い黒星になった。

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