まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校とレンゲの会 6月

2017-05-24 17:15:26 | 文庫のページ
あそびの学校
   <大人向けの講座>年8回の講座です。参加費200円
    6月17日(土)10:30~12:30
 おりぞめ・新聞紙のヨーヨー
 昔の遊びはこまです。線香花火・かつおの一本釣りに挑戦。
  *毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
 今年度最初のあそびの学校です。
 新しく参加なさる方は6月10日までにお申し込みください。
  次回は7月15日(土) 
  軍手で「指ぶた」を作ります。(糸と針を持参)

レンゲの会
  月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
    6月26日(月)10:00~13:00
 9月の講演会にお招きする河野多珂子さんの絵本を取りあげます。
  次回は8月28日(月) 
  佐藤さとるさんの「コロボックル」シリーズを取りあげます。
                  『だれも知らない小さな国』(1959)他
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寄贈本と新しく買った本 ’17年5月

2017-05-24 16:26:44 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
◆角田市在住の堀米薫さんからいただきました。
『あぐり☆サイエンスクラブ春 まさかの田んぼクラブ⁉ 
                堀米薫・黒須高嶺 新日本出版社2017
 角田で牛を育て、お米も作っている堀米さんの最新作です。あぐり先生と一緒に米作りに挑戦する5年生の3人の子どもたちのさわやかな物語。どんどん米作りに夢中になっていく3人と一緒に、毎日食べているお米について、読者もいろんなことを知ることができます。これは「春の巻」ですので、田植えのところまでの物語です。このあとシリーズで「夏の巻」「秋・冬の巻」と続くそうです。堀米さんにお願いして少し本を取り寄せました。ほしい方はおっしゃってください。
◆5月10日に文庫に来てくれた八木陽子さんからいただきました。
『翻訳できない世界のことば』 エラ・フランシス・サンダース 前田まゆみ訳 創元社2016
 翻訳できない世界の言葉が54、取り上げられています。どの言葉も興味深いです。日本語では「ポケット」「コモレビ」「ツンドク」が取りあげられています。水面に映った道のように見える月明かりをスウェーデン語では「モーンガータ」というそうです。すてきな言葉に出会える本です。

新しく買った本
①『おばあちゃんのあかいマント』 ローレン・カスティーヨ たがきょうこ訳 ほるぷ出版2016
 おばあちゃんと孫の交流をすてきに描いた物語。
 大きな町に引っ越したおばあちゃんの家に泊まりに来たぼくは、大きな町はあまり好きになれそうにないと思います。そんなぼくにおばあちゃんが着せてくれた毛糸の赤いマント。おばあちゃんの編んでくれたマントには不思議な力がありました。家に帰る日、今度はぼくがおばあちゃんに赤いマントを着せてあげます。赤の似合うおしゃれなおばあちゃんがすてきです。
『カイとカイサのぼうけん』 エルサ・ベスコフ まつむらゆうこ訳 福音館書店2016
 1923年の絵本。カイとカイサの兄妹の冒険の物語です。森の奥に倒れていた大きな枯れ木を見つけたふたりは、その枯れ木にまたがってドラゴン遊びを始めます。こわれた傘を釘でとめると本物のドラゴンのようになり、「しゅっぱつ!」と声をかけると、本当に空に舞い上がります。ふたりの冒険の始まりです。おはなしの国に向かったふたりはお姫さまと王子さまを助けるために、トロルの王様のところに向かいます。果たしてふたりはお姫さまと王子さまを助け出すことができるのか、無事家へ帰ることができるのか、ちょっとハラハラさせられる展開です。絵本ですが、低学年の人にもおすすめの物語です。落ち着いた色調のベスコフの絵も美しいです。
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文庫の40周年を記念して 夏~秋の行事 いろいろ

2017-05-24 15:35:00 | 文庫のページ
大人対象の企画
              ※ ①~④の企画は4月にもお知らせしました。
①広野多珂子さんの講演会 9月9日(土)13:00~15:00
②岡田淳さんの講演会    10月14日(土)13:00~15:00
③おはなし会          10月15日(日)10:00~15:00
④内田麟太郎さんの講演会 11月11日(土) 13:00~15:00
⑤映画会「山のトムさん」   12月予定


親子一緒の企画
①夏休み特別企画 夜の特別おはなし会 7月29日(土)19:00~20:00
  初めての試みです。夜のおはなし会ですので、親子一緒でご参加ください。
②40周年のお祝い会 ―映画会とおもちの会― 9月30日(土)
  14:30映画会  16:15本の貸し出し  16:45お祝い会
  親子で楽しめる映画を今検討中です。お家の方もどうぞ一緒にご参加ください。
③子ども市 10月28日(土)
  第1部 店開き14:00  第2部 おはなし会14:45  第3部 手作り15:30
④アイリッシュハープのコンサート 11月26日(日)10:30~11:30
  パストラル・ハープ奏者の横山恭子さんをお招きして
  お家の方もどうぞおいでください。

    今からどうぞ予定に入れてください。
    詳しくはこれからの文庫だより・チラシをご覧ください。
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5月・6月の文庫の日 ’17年

2017-05-24 12:29:44 | 文庫のページ
5月24日(水)
 3:30 おはなし「馬方やまんば」 笹森
 4:00 おりがみ(ピカチュー風船)
5月27日(土)
 3:30 おはなし「赤ずきん」 松尾
 4:00 おりがみ(やぐら)
5月31日(水)
 3:30 おはなし「三びきのこぶた」 松尾
 4:00 紙テープのミニごま
6月3日(土)
 3:30 おはなし「いたずらこうさぎ」 松尾
 4:00 だれのお家
6月7日(水)
 3:30 おはなし「ヤギとライオン」 松尾
 4:00 おりぞめ
6月10日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
6月14日(水)
 3:30 おはなし「いっすんぼうし」 武田
 4:00 けん玉であそぼう!
6月17日(土)
 3:30 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」 松尾
 4:00 けん玉であそぼう!

夏の特別おはなし会 6月24日(土)
 子どもも大人もだれでもおはなしを語ることができます。詩やおはなしを覚えて語ってみませんか。どうぞ語りに来てください。聞くだけの方も大歓迎です。
 語ってくれる人は6月7日(水)まで、おはなしの題名をお知らせください。

いま ぶんこでは
石井桃子さんとリンドグレーンは同じ年に生まれています。1907年です。今年はおふたりの生誕110年です。たくさんの絵本や児童文学を書いたリンドグレーン。たくさんの絵本や児童文学を翻訳した石井桃子さん。子どもの本の世界で大きな仕事をなさったおふたりの作品をどうぞ手に取ってみてください。
 まずはリンドグレーンから、『長くつ下のピッピ」や『やかまし村の子どもたち』を読んでみませんか。男の子には『エーミルと小さなイーダ』『エーミルはいたずらっ子』もおすすめです。
5月10日(水)の文庫の日、うれしいことがありました。40年前、文庫を始めた最初の頃、5歳から10歳ぐらいまで文庫を利用してくれた八木陽子さんが文庫に来てくれました。今は結婚して中国に住んでいるのですが、久しぶりに実家に帰ってこられて文庫を訪ねてくれました。たしか、文庫の20周年記念の原画展にも来てくれたと思うのですが、それからでも20年たっていますので、本当に懐かしく、うれしく思いました。文庫のことを覚えていてくださって、ありがとう!
今、文集「なかま」を編集中です。6月半ばごろには出来上がると思いますので、楽しみにしてください。子どもたちやお母さんたちの声をたくさん載せたいと思っています。
4月からカードの書き換えをしています。4月12日(水)~5月17日(水)まで文庫は7回ありました。登録した人は29人です。子どもが16人大人が13人です。子どもと一緒に来ているお母さんたちもいますので、、文庫には大人の方がたくさん来てくださっています。
 子どもは年齢別でみると、
 0歳児 2人、2歳以上 4人、1年生、2年生、4年生が1人ずつ、3年生 4人、5年生 3人。
 低学年の子どもが増えてくれるとうれしいです。
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今月の詩 ’17年5月

2017-05-24 11:56:15 | 文庫のページ
  
         谷川俊太郎


  母さん
  川はどうして笑っているの
 太陽が川をくすぐるからよ

  母さん
  川はどうして歌っているの
 雲雀が川の声をほめたから

  母さん
  川はどうして冷たいの
 いつか雪に愛された思い出に

  母さん
  川はいくつになったの
 いつまでも若い春とおないどし

  母さん
  川はどうして休まないの
 それはね海の母さんが
 川の帰りを待っているのよ
           (『詩のランドセル 5年』 らくだ出版)

 久しぶりに雨の日が続きましたが、さわやかな日ざしがまた戻ってきてうれしいです。5月の風と光の中で、木々の緑が美しいです。数年前に挿し木したプラムの木が大きくなり、今、豊かに葉を茂らせ、目を楽しませてくれています。実をつけるまでにはまだ数年かかりそうですが、実がなったらプラムジャムを作ろうと楽しみにしています。
 文庫の庭ではボタンやハナミズキが終わり、シャクナゲやサンザシ、みやこわすれが咲いています。昨年ほとんど花をつけなかった玄関わきの薄桃色のフジが今年は見事に花をつけました。
 今月は谷川俊太郎さんの「川」を選びました。母の日と合わせてこの詩を思い出すことが多く、この時期、何度か取り上げています。子どもの問いもそれに答えるお母さんの言葉もすてきです。「母さん」という呼びかけには心がほっこり温かくなるような響きがあります。身近で川と触れ合うことは難しくなってきていますが、この近辺なら八本松の広瀬川河畔公園に行くと川のせせらぎを楽しむことができます。川が「笑っている」、「歌っている」――味わってみてください。
 加古里子さんの『かわ』は1962年出版の「こどものとも」で、もう55年も前の絵本です。川をめぐる人々の生活は変わりましたが、それだけに山奥で生まれた小さな川が海にたどり着くまでの様子を、人々の暮らしと関連させながら丁寧に描いたこの絵本は貴重です。
 『川はながれる』(アン・ランド/ロジャンコフスキー 岩波書店)もおすすめです。1959年の絵本。山奥で生まれた小さな川が自分はいったいどこへ流れていくのか、出会う動物たちに尋ねながら海にたどり着くまでのすてきな物語です。穏やかな色づかいで描かれた美しい絵が心に残ります。谷川さんの詩と一緒に楽しんでみてください。
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