高校、大学時代、私にピアノを教えてくださった栗原千種先生の書かれた本です。
モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーの4人の作曲家による物語が、とてもわかりやすく書かれてあり、子育てと仕事にアップアップの私でも(笑)、あっという間に読んでしまいました。 挿絵もとてもかわいいです。 栗原先生は、とても品のある素敵な先生で、文脈からもその品の良さが伝わってきて、あぁ、この表現は先生らしいなぁ~と感じながら読みました。
この本から伝わってくることは、天才と呼ばれた人達でも人一倍の苦労と努力をして花を咲かせているのだということです。
実際にその花が本当に咲き、評価されるのは、その天才たちが生きている時ではなく、亡くなってからというのはいつの時代でも、どの分野でも変わりませんが、本当は生きているうちに評価されるのがいいですよね。天才たちの作るものは、先取りしすぎていて、その時代の世の中がついていけないのでしょうね。
栗原先生は、音大へいこう!というサイトで千種せんせいの音大のススメというコラムも書いていらっしゃいます。
ご興味のある方は、是非!