メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

映画『クリスマス・キャロル』

2009年12月06日 | メガヒヨの日々つれづれ
本日は地元のシネコンで『ディズニーのクリスマス・キャロル』を観て来た。
季節にぴったりの心温まる作品。

今回観たCGアニメは、ディケンズの原作に忠実に作られている。
けちで冷酷な金貸しの主人公が、過去・現在・未来を司る精霊達に自分の人生を見せ付けられた後に改心をするというストーリーはそのまま。

有名な話だから、もちろん結末も前々から知っている。
それでも映画が始まると、その世界に引き込まれた。
時代も立場も違うのだけど、主人公に感情移入してしまう。

精霊を通じてスクルージの目にうつる過去は、もちろん初めて見るものではない。
きちんと向き合えずに心に深くしまってあるもの。
現在・未来に関しても、内心は薄々そのように感じているものの、なるべく深く考えないようにしているものではないかな。
メガヒヨもちゃんと対処出来ていない事項が色々とあるので、映画館の座席で密かにわが身を省みていた。

それにしても映像が見事だった。
19世紀なかごろのロンドンを、まるで実写の様に映し出す。

CGのキャラクターも程よくリアルだった。
スクルージの骨格は本当の人間ならありえないんだけど、皺とか肌の質感とかは本物みたいで、まるで生きているようだった。
表情の動きは実際にジム・キャリーから取ったという話だしね。

動きも実写版ならまず不可能なものだった。
CG映画の良さを上手く生かした感じ。
今回観たのは通常版で、それでもすごい臨場感だった。
3D版だったらさらに迫力が増すんだろうな。

メガヒヨが観たのは日本語吹替え版だったのだけど、こちらもなかなか良かった。
ジム・キャリーが演じたキャラクターを一通り演じていたのは、日本のディズニー総合代理店の山寺宏一さん。
ドナルド、魔人ジーニーやメリー・ポピンズのバートまでこなしている声優さん。
この方がいらっしゃらなければ、日本のディズニー作品の面白さって半減してしまうかも!

さて。このディケンズの童話『クリスマス・キャロル』を基にした作品は数多い。
80年代には『三人のゴースト』なんて映画もあったよね。
設定は金貸しではなく、視聴率至上主義のテレビ局の社長に代えてアレンジした話。

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他には『ミッキーのクリスマス・キャロル』なんてアニメ作品もあったりした。
スクルージはドナルド・ダックの伯父さん、従業員役はミッキー・マウスが演じていた。
他にはグーフィーが精霊役で出てたりして、かなり面白かったんだけどね。
また観てみたいんだけど、DVD化はされていないみたい。

ところで今回、作品に関する画像は貼れなかった。
さすがのメガヒヨさんも、ディズニーの著作権担当弁護士は精霊達よりも怖いのだった。