貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

登米市: 水澤県廳記念館  芭蕉一宿庵!

2025-02-21 15:10:31 | 日記
令和7年2月21日(金)
登米市: 水澤県廳記念館   
<水澤県庁記念館入口>
 
 
<その説明>

 戊辰戦争
 (明治元年1868-1869)で
政府軍に敗れた仙台藩は、
領地を没収される。
 廃藩置県などの
改革の変遷にも
大いに影響を受ける。
 その中で、
明治4年現在の宮城県の北部
岩手県の南部を管轄する地域を
「登米県」と称し、
本町に登米県庁舎が
設置されることになる。
 明治8年まで使用される。
 建物の玄関は
堂々たる入母屋造の屋根をかけ、
破(は)風(ふ)には
狐格子を付した純粋な日本建築
となっている。
<入母屋造りの玄関>

 しかし、
本棟は、
洋風な木造平屋建てとなっており、
県内官公衙建築を代表する
貴重な日本独自の洋風建築である。

 元禄2年、
芭蕉翁「奥の細道」行脚の折、
戸伊摩(登米)に一宿せしを記念し、
宝暦の頃、
登米の俳人、
金指紋兵衛が一宿庵を称える。
<芭蕉一宿庵の石碑>

 これは庵を建てたのではなく、
芭蕉翁の一宿の由縁を
伝承する為の庵号にして、
現在二十代に至る。
 町制施行百周年、
『奥の細道』紀行三百年にあたり、
歴代一宿庵の名を掲げ、
これを記すこととする。