貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

芭蕉にも老い・・・自覚?

2021-03-02 16:46:09 | 日記

芭蕉にも老い・・・自覚?

令和3年3月2日(火)

 久しぶりの雨、恵みの雨!!!

 さて、コロナ渦中、高齢者の

罹患死が話題になるにつれ、

私も老いの自覚が明確になって

きた?

   荘子や兼好には、老いをもの

ともしない生命力がある。

 芭蕉は如何に?

めでたき人の 

 かずにも入(いら)む 

     老のくれ
  前書きに、

「もらふてくらひ、こふてくらひ、

 やをらかつゑもしなず

 としのくれければ」

とある。

○ 人に貰うて食い、飢えをのがれて

歳末になった。

 この老人の年の暮れも、これで

めでたく年を句変える人の

数に入れるようだ。

 さあ、人並みにめでたく年を

迎えようの意。

 貞享二年 42歳の句。    

「やをら」

 は、どうやらやっと   

「かつゑ」 は餓死のこと。

 すでに、芭蕉は、自分を老人と

自覚している。

 初句は、

目出度人の 

 数にもいらん 

    年のくれ

つづく。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿