芭蕉にも老い・・・自覚?
令和3年3月2日(火)
久しぶりの雨、恵みの雨!!!
さて、コロナ渦中、高齢者の
罹患死が話題になるにつれ、
私も老いの自覚が明確になって
きた?
荘子や兼好には、老いをもの
ともしない生命力がある。
芭蕉は如何に?
めでたき人の
かずにも入(いら)む
老のくれ
前書きに、
「もらふてくらひ、こふてくらひ、
やをらかつゑもしなず
としのくれければ」
とある。
○ 人に貰うて食い、飢えをのがれて
歳末になった。
この老人の年の暮れも、これで
めでたく年を句変える人の
数に入れるようだ。
さあ、人並みにめでたく年を
迎えようの意。
貞享二年 42歳の句。
「やをら」
は、どうやらやっと
「かつゑ」 は餓死のこと。
すでに、芭蕉は、自分を老人と
自覚している。
初句は、
目出度人の
数にもいらん
年のくれ
つづく。
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