貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

ちえのあつまり くふうのちから

2018-03-22 08:53:16 | 日記
ちえのあつまり くふうのちから

平成30年3月22日(木)

 今日は、小学校の卒業式かな?

 知恵を育み、創意工夫の力を伸ばし、

基礎・基本を身につけた時期、心から

お祝いしたい。おめでとう!

 巣立ちの舞を精一杯!!

 かこ・さとしさんが他界された。

 昨日、中央図書館が3月一杯閉館に

なるので、本の貸借にでかけた。

 好きな絵本作家のひとり。

『からすのぱんやさん』シリーズや

『だるまちゃん』シリーズなど、今でも

面白いし、楽しい!!

 かこさんは、科学者でもある。



『ちえのあつまり くふうの力』を

早速手にした。滝平二郎さんの切り絵だ。

「むかし むかし おおむかし、

 ずっと ずっと おおむかし。

 ちきゅうに はじめて

 にんげんの せんぞが

 あらわれました。

 さるの なかまから わかれって、

 2ほんの あしで あるきだしたのです。

  
 けれども、そのころの にんげんの せんぞは

 ほかの けものと おなじように、

 にくでも きのみでも

 なまの まま たべて くらしていました。」



 これが、出だし。

 そして、木の棒を使うこと。



 その後、、石のかけらを使うこと。

 そして、石に 木の棒をつけて使うこと。

 「それから にんげんの せんぞは

  なんねんも

  なんじゅうねんも

  なんびゃくねんも

  なんぜんねんも

  なんまんねんも、

  ○○を つかって、

  くらしてきました。」

という文章で、リズミカルに時の流れと人の暮らしを

つたえていく。

 そして、文明の発達した今、



「みなさんの うちにも、

 いろいろな どうぐが あるでしょう。

 それは、みんな にんげんが

 かんがえて、くふうして、

 つくって きた たからです。」

「こうじょうや まちには もっと おおきな

 もっと むずかしい どうぐが たくさん あります。



 
 そのどうぐは みんな、

 むかし むかし おおむかし、

 ・・・・・・・・・・・

 ちえを あつめ、

 くふうを かさねて、

 にんげんが つくってきた ものです。

 
 どうぐは にんげんの

 くふうのあつまり、

 ちえの かたまりです。」

と、まとめている。

 この知恵と工夫は、飽くことなく続き、

より良い道具がつくられていくのです。

 楽しみ、楽しみ!

 加古さんの 自然観も見つけました。

 私も同感。

 自然への畏怖や感謝も 自然から学ぶことによって

育ち、強くなっていきます。

 

「 自然は、とても うつくしかったり

すごい ちからを しめしたりする。

 それには ちゃんと わけがある。

 やたらに かざったり、めちゃめちゃに

まちがった ことを しているのでは ない。

自然のうつくしさや ちからには

きっちりとした すじみちがあるのだ。

この すばらしい せんせいから、

たくさんの ことを おしえてもらおう。

まなんで かんがえよう。

そして 自然を だいじにしよう。」

 自然と、仲良くしていこう


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