令和6年11月13日(水)
芦野の里遊行柳②
<灯籠と柳と句碑>
「遊行柳」は観世信光作の能の一つ。
遊行上人(ワキ)が
従僧たち(ワキツレ)を伴って
白河関にやって来た時の話。
<遊行柳と石灯籠>
「一人の老人(前シテ)が現れ、
昔の遊行上人が通った
古道を教え、
そこに生えている名木「朽木柳」
に案内する。
老人は、昔、西行が
この柳のもとに立ち寄って
歌を詠んだ故事を教えると、
その柳の蔭に姿を
消してしまうのだった。
<繁る遊行柳>
夜、一行が念仏を唱えていると、
老柳の精(後シテ)が現れ、
老柳の精(後シテ)が現れ、
上人の念仏に感謝の意を述べる。
老柳は、
華やかなりし昔を恋い慕って
柳にまつわる様々な故事を語り、
弱々と舞を舞っていたが、
夜明けとともに、
上人に暇乞いをして消えてゆく。
後には朽木の柳だけが、
そこには残っているのだった。」
いろいろな方角から
「遊行柳」を眺め、
このひとときを楽しむ。
~つづく。
~つづく。
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