雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

喝采。

2008-12-30 19:15:48 | music
今、TBSでレコード大賞をやっています。
今年のレコード大賞といわれても全くピンと来ないのですが、今年で50周年だとかで過去のいろいろな受賞曲を流しています。物心ついた70年代、大晦日はレコード大賞→紅白歌合戦が定番だったのを思い出します。小学生の頃は普段は21:00に寝るのが当たり前で、大晦日だけは特別に紅白が終わるまで起きていてよかった。過去の受賞曲を聴いているとそんなことを思い出してしまいます。深夜のファミレスに当たり前のように子供をつれてきている昨今のお父さんお母さんを見ていると、隔世の感があります。

ちあきなおみさんが芸能界から姿を消してずいぶん経ちます。幾度となく待望論が出てくるけれど、ご本人の意志が固いようですね。「喝采」が1972年の作品らしいのですが、当時小学生だったワタクシはこの曲がとても好きでした。相当ませている子供だったのかもしれません。一番最初に好きになった歌謡曲といっていいかもしれない。そうだとすると、ずいぶん暗い小学生だったということもいえるかもしれませんが。ちあきなおみさんの実体験が基になっているということを知るのは、ずっと後になってからのことです。

今、80年代の受賞曲が流れているのですが、田原俊彦とか松田聖子とかの新人の頃の歌は聞くに堪えない。音が外れまくりです。よくこれで歌手と名乗っていたなぁとミョーに感心してしまいます。寺尾聡とか沢田研二とか懐かしいなぁ。この頃には高校生ぐらいですかね。ザ・ベストテン世代には非常に懐かしい時代です。その頃は勉強しろという母の厳しいお達しもあり、TVはほとんど見なかったけれど、ベストテンだけは見ていたのかもしれません。何せ、流れてくる曲が全部歌えますから。それにしても、今のような時代にはちあきなおみさんみたいな歌手が必要だと思うんだけどな。是非もう一度カムバックしていただきたいものです。