雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

SOMEDAY。

2010-01-31 09:39:33 | music
昨日、突然、高橋真梨子の「あなたの空を翔びたい」が聴きたくなったので、YouTubeをうろつき始めてしまいました。結局、ライブで高橋真梨子が歌っている動画は探せなかったものの、この歌を作った尾崎亜美の動画にたどり着き、改めていい歌だなぁと思いながら聴いておりました。それからしばらくYouTubeをうろついていたら、2003年に東京・代々木体育館で行われたLiveEPIC25の一連の動画にたどり着きました。Epicソニーに在籍していた佐野元春、大沢誉志幸、渡辺美里、大江千里、鈴木雅之、TM NETWORKなどといったとてもとても懐かしい顔ぶれが一堂に介したライブがあったんだなぁと、それからすでに7年近く経って発見した次第。80年代のEpicソニーは、同時代をリアルタイムで生きていたワタクシたちの世代にとっては、一種のシンボル的なレーベルでもあった気がします。キーワードは「東京」でしょうか。2003年に25周年だったわけですから、すでに30周年は超えているわけで、みんなが同じように年を取っていくという意味でも、ワタクシたちには感慨深い気がします。

ライブの最後に、当日の出演者全員で佐野元春の「SOMEDAY」をセッションしている動画がありました。ワタクシの全く個人的な意見なのですが、80年代を代表する曲を1曲挙げろといわれたら、ワタクシは何のためらいもなくこの「SOMEDAY」を挙げます。ちなみに90年代だとミスチルの「innocent world」となります。どちらにも共通していえるのは、佐野元春にせよミスチルにせよ、これ1曲以外はほとんど知らないということです。でも、本当に個人的にではありますが、それぞれの10年を代表する曲なのです。「SOMEDAY」が発売された当時、ワタクシは上京したばかりの貧乏学生でした。ラジオで初めてこの曲を聴いた時に、「これは東京に暮らす自分たちのことを書いた曲だ」と思ったのを鮮烈に覚えています。その後、佐野元春は日本を代表するロックシンガーになりますが、ロックに全く興味のないワタクシは、その後の佐野元春にも全く興味がありませんでした。昨日、偶然「SOMEDAY」を聴いて、この曲は全く古びていないことを改めて確認しました。Epicソニーには、そういう曲がゴロゴロ転がっている気がして(例えば大江千里の「REAL」とか)ほとんど泣きそうになってしまったのでした。若い方々は、是非YouTubeで聴いてみてくださいませ。