雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

近況報告その8。

2011-03-20 13:56:09 | …and so on
地震発生から10日近く経ち、民放も普通の番組を放映するようになってきました。ワタクシはこの間、ずっとNHKしか見ていなかったので気がつかなかったのですが、民放では各企業がCMを自粛しており、番組と番組の隙間を埋めるのにAC(旧公共広告機構)のスポットCMを流し続けているようです。ワタクシの記憶に間違いがなければ、昭和天皇が崩御された時にもこういう措置が取られましたよね。ところが、この「AC」という最後のジングルがあまりにも耳につきすぎてしまい、鬱っぽくなっている方も多いのだそうです。

何というか、あまりにも惨劇が大きすぎたために、日本国中が急性ストレス障害みたいになっているのかもしれないなぁと思います。一昨日、本社に常駐しているカウンセラーの方からのニュースレターが社内職員全員に一斉送信されてきました。その中で印象的だった言葉があります。

「あなたが異常なのではなく、この事態が異常なのだ」という言葉です。

被災地の方々ばかりではなく、あの惨劇を目の当たりにしておのれの無力感に苛まれている方々も多いのかもしれません。今は、とにかく目の前にある自分にできることを一生懸命にやっていくしかないのだと思います。募金だったり、首都圏の人間であれば節電だったり。あるいは、自分が為すべき仕事かもしれません。そして、被災地の方々や原発事故を最小限に食い止めようと命がけで働いてくださっている方々の無事を祈ること。ワタクシたちの祈りは、きっと現地にも届くと信じています。