雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

近況報告その13。

2011-03-25 21:29:33 | …and so on
仕事をしているとへこむような出来事もいろいろあります。ブチ切れたくなることもありますが、今はそんなことをしていても仕方がないというか、そもそも大人げないと思うので、何とか踏み止まるようにしなくては…などと思ったりもします。自分がブチ切れたくなるようなことなど、被災地の方々や原発災害を食い止めようとしてくださっている方々、そのご家族のつらい気持ちに比べれば大したことではありません。ヨレヨレになって帰宅する道すがら、コンビニに寄ってもミネラルウォーターが全くない状況が続いていますが、それでも、蛇口をひねると水道から水が出るだけでもありがたいことです。

東京では星が見えないと文句ばかり言っていますが、この前、TV局のインタビューに答えていらした被災地の方が、電気もないところで生活すると星も怖くなるとおっしゃっていました。そういう究極の状況をTVで見ている自分は何様なのだろうと考えたりもします。もっと謙虚に、人に対する思いやりの心を持たないと、いつか天に向かって吐いたつばが自分に返ってくることになるのかもしれません。23区内だけ計画停電から外れている(あるいは23区内で自分の区だけ計画停電の対象になる)のは不公平だという声を聞くと、本当に申し訳ない気持ちになったりもします。

震災から2週間経ちましたが、事態が収束に向かうどころかだんだん悪化しているような気もします。とにかく、日本国民が心と力を合わせて、この大災害を乗り越えなければならないのだと思います。先の見えない避難所生活が続いていらっしゃる方々のご苦労を思えば、皆が少しずつ譲り合って生活することは可能だと思うのです。必ず夜は明けるし、出口のないトンネルはないわけです。それを考えれば、ブチ切れそうな自分を抑えることぐらい何でもないと言い聞かせて、夜なべ仕事から帰ってきたところです。