雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

近況報告その14。

2011-03-26 15:20:16 | …and so on
今日の東京は、冬晴れという形容が似つかわしいようなお天気になりました。お天気自体はとてもいいのですが、気温が全く上がっていない気がします。もうすぐ3月も終わるというのに、この気温の低さはどういうことなんだろうと思います。今年に限って、いつまでも春らしい陽気になっていきません。最低気温に限って言えば、東京近郊でも0℃前後の日々が続いております。せめて、被災地の周囲だけでも暖かくなって欲しいと願っているのですが、東京より北の地域なので、まだまだ寒い日々が続いていることと思います。

道路が徐々に整備されてきたので、最低限の食べ物や毛布や生活必需品は被災地に届き始めているようです。阪神・淡路大震災の教訓としては、ともかく最初の3日間を何とかすれば救援物資が届くと思っていたのですが、今回のように未曾有の災害が起きた時には10日以上自分たちで何とかしなくてはいけないのだろうと思うようになりました。それに加えて原発の事故です。今までは、わりと単純に原発は地震が起きても大丈夫なところに作られていると思っていましたが、どうやら、そうでもなさそうだな…と。もちろん、ある程度の災害は想定して作られていたはずで、今回の地震が、当初の想定をはるかに上回っていたということではありますが。

今日も昼過ぎにスーパーに行ってみたのですが、当然のようにミネラルウォーターはなく、昨日まではそれほど欠品していると思わなかったお茶類のペットボトルも陳列棚から消え始めていました。ワタクシのように一人暮らしの人間は、ある程度放射線物質が身体に入っても仕方ないですが、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、そういう悠長なことも言っていられないのだと思います。甲状腺がんの発症率は年齢が低いほど高いなどという報道があると、家族で手分けしてスーパーを回られているご家庭も多いのでしょう。とにかく、先が見えないのは誰にとっても辛いこと。再び、皆が平穏な暮らしに戻れる日が来るように心から願っています。