井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

大雪山(黒岳(1,984m)から赤岳(2,078m)へ)・その1

2008-07-13 22:16:23 | 大雪山系の山
6月12日(土)、大雪山へ出掛けました。
今回は高山植物の花々を楽しみながらのんびりと高原歩きです。

ご承知のとおり大雪山は旭岳を最高峰とする複合体となる火山性の
山の総称です。

各登山口からこの高原地帯まで登り切るには大変なのですが
今では、旭岳にはロープウェイがあり、今回登る黒岳にも
ロープウェイで5合目まで行くことが出来ます。
さらに、リフトで7合目まで行くことが出来るため
山頂へは約1時間ほどで登ることが出来る
お手軽な山となっています。

札幌を4時にでます。
ここから高速道路を使い上川町で高速を降りて約30分ほどで
層雲峡に着きます。

ここからロープウェイとリフトを乗り継ぎ、黒岳へ登り
お釜といわれている大きなカルデラを時計回りに3分の1周して
北海岳へ行きます。
ここから、白雲岳に登り赤岳経由で銀泉台に降りて
バスで層雲峡へ戻るというのが今日のコースです。

天気予報は曇りということですが、北海道の屋根といわれる
大雪山です。
どんな天気になるかは行ってみなければ分かりません。

層雲峡へ6時40分に着きます。
気になる天気は曇りです。
山の上を見ても雲の中に隠れています。
6:50分発のロープウェイに乗ります。
お客さんは私達以外には1人しかいません。
5合目の駅に着いたときには一面ガスの中です。

ここからさらにリフトを乗り継ぎます。
このリフトは冬にはスキー客を乗せているのですが
夏の間はリフトの高さを半分にして観光客を運んでいます。
ガスの中をのんびりとリフトに揺られて7合目を目指します。
地面には高山植物が咲いています。
名前を書いた札が添えられています。

7合目でリフトを降りて登山届けをするために森林管理事務所へ行きます。
入林届けを見ると既に2組の団体を含めると既に40人は登っているようです。
私達も、準備体操をして、7:25分、登り出します。

登山道はよく手入れされています。
土留めの木材が適当に配置され、ジグザグに登っていきます。
次々と先行者を追い抜いていくと少しずつ空が明るくなってきます。

8合目を越えると時折薄日が差してきます。
希望の光が差したと思うとまたガスが濃くなってきます。
9合目を過ぎると団体に追いついてしまいますが、
先に行かせてくれます。

8:20分、黒岳の山頂へ着きました。
一面ガスの中です。
   
山頂には沢山の人が休んでいます。
この山頂に来たのは何年ぶりでしょうか?
おそらく、30年振りくらいです。
確か神社のお宮があったはずだと思い辺りを見回すと
ありました、ありました。
大雪神社です。
   
 今日の登山が無事に歩き通せるようにお祈りします。