7月19日(土曜日)、朝5時に札幌を出発する。
今回も登山口まで10キロほどの林道を走るので、
それも楽しみ加えるためオフロードのバイクで行くことにしました。
鉛色の空模様の中、まだ、静かな町の中を走ります。
途中、日高町の道の駅で一休みする。
駐車場には朝早くから車が溢れている。
バイクも3台ほど止まっている。
ここから日勝峠を越えて清水町へ入りますが、昔住んでいた
知識を総動員して裏道を走ります。
芽室町にある新嵐山荘の脇を走るあたりで走行距離が
2百キロを超えてしまう。
セローは250キロほどしか走れないのでガソリンを
補給しておかなければ安心して登山口へは行けません。
林道でガス欠などを起こしては大変です。
中札内町のガソリンスタンドで給油して登山口へ向かう。
まずは拓成湖を目指して走っていると、今晩泊まる予定の
ユースホステル前を通る。
そのまま走ると戸蔦別川に架かる橋があり、その橋を渡ると
すぐに右手に十勝幌尻岳の標識を見つけたので、
右折して上流へ向かって走る。
ここからは砂利道のダートコースとなります。
砂利道を快適に走っていくが、この道を走るのは30数年振りの
ことなので登山口へ着くまでは慎重に走ることにします。
左手にオビリネップ川の標識を見つけたが通り過ぎてしまう。
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日高幌尻岳の標識が無かったので、この左折地点を通り過ぎてしまい
トッタベツヒュッテの裏まで来てしまう。
トッタベツヒュッテまで来て、来すぎたことに気が付いた。
折り返して、オビリネップ林道を登っていく。
9時35分、十勝幌尻岳の登山口へ着く。
5~6台止まれる駐車場には2台の車が止まっている。
1台の車は老夫婦が荷物をまとめているところでした。
宇都宮から来ているご夫婦で、話を聞くと、
「登山道は、沢道は岩が滑るし、尾根に入ると下草がすごく
コースが分からないので戻ってきた。」という。
毎年、北海道の山を登りに来ていると話してくれる。
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さっそく、登山準備をして入林届けを記入する。
9時45分、林道のような道を歩き出す。
ここまで、4時間半ほどのバイクツーリング、登山口に着くまでに
一仕事終えたようなものですが、気を取り直して歩きます。
空は曇り空、まずは、ゆっくりを心がけて歩きます。
数百メートルで林道から沢道になります。
下草も丈があり、確かに登山道が分かりずらそうですが、
落ち着いてみていくとどうってことはありません。
でも、岩をよく見ると苔がむしており、滑ります。
慎重に歩きます。
2度ほど丸木橋を渡り、オビリネップ川の左岸を登っていきます。
渡渉するところや水際を歩くところがありますが、滑る岩に気を付けながら
高度を稼ぎます。
40~50分ほど歩くと2本の沢に挟まれた場所を通り抜けると
やっと尾根への登り口です。
急な斜面を登っていくと辺りが薄いガスに覆われてきます。
回りはうっそうとした森林です。
ジワーと噴き出た汗が額からしたたり落ちてきます。
尾根道は、確かに笹が登山道を塞ぐように伸びているところがあり
道が分かりずらくなっているところがあります。
でも、落ち着いて見るとそうでもありません。
上の方から鈴の音が聞こえてきます。
2人の男性が降りてきます。
少し話をすると、岩手県から来ているようです。
今回は富良野岳からトムラウシ山まで縦走して、
ここへ来たと話してくれます。
この男性達がもう1台の車の人達です。
この人達が下山したということは、この先は、私一人ということです。
11時20分、ちょっと一休みします。
結構急な道が切れ目無く続いているので、休むタイミングが
なかなか見つけられませんでした。
深い林の中を歩いていくと上からお日様が顔を出してきます。
どうやら雲の中を抜けたようです。
道が狭い尾根状になるのですが、急なことには変わりが無く
きつい道が続いています。
やっとハイ松が顔を出してきます。
でも樹木のため回りの景色がよく見えません。
高度計が1,600mを指す辺りで完全にハイ松帯となります。
しかし前方は雲中です。
12:30分、疲れたので一休みします。
この辺りでやっと高山植物が顔を出してくれますが、
ずいぶんと数が少ないです。
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花に癒されて腰を上げると15分ほどで山頂に着きました。
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山頂は標識もなく1本の棒が立っているだけでした。
楽しみにしていた眺望はゼロです。
回りの山々は全て雲の中です。
でも、上空からはさんさんと太陽が降りそそいでいるのです。
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山頂で休んでいると雲が少し流れて、登ってきた尾根が顔を出します。
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山頂にある大きな岩に慰霊の碑文が埋め込まれています。
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山頂までほとんど休み無く歩いて約3時間です。
このツケが下山にやってくるとは思いませんでした。
それは、しばらく振りにうち太ももの筋肉が攣ってしまったのです。
ふくらはぎによく起こるこむら返りのように筋肉が硬直して
痛くて曲げることも出来ません。
しばらくはさすったりゆっくり膝を曲げたりして、太腿のご機嫌を取ります。
やっと落ち着いたので、だましだまし下山します。
ゆっくり足に負担をかけないように下っていくと落ち着いてきたようなので、
時間も遅いこともあり、ガンガン下ります。
14時55分、約2時間で登山口へ戻ります。
車が1台止まっており、2人の男性がテントを立てています。
それぞれ1人用のテントを立てていますが、最近はパーティーとして
登山するときでも別々に寝るのでしょうか?
ちょっと意外でした。
バイクにザックを積んで、今晩の宿へ急ぎます。
林道のあちらこちらに車が止まっています。
どうやら釣りに来ている人達の車のようです。
戸蔦別川は、釣り人にとってもいい川のようです。
帯広八千代ユースホステルまでは20分ほどで着いてしまいます。
朝5時に札幌を発って来た、長い一日がやっと終わりました。
全身汗でずぶ濡れですので、早くお風呂に入りさっぱりしたいです。
今回も登山口まで10キロほどの林道を走るので、
それも楽しみ加えるためオフロードのバイクで行くことにしました。
鉛色の空模様の中、まだ、静かな町の中を走ります。
途中、日高町の道の駅で一休みする。
駐車場には朝早くから車が溢れている。
バイクも3台ほど止まっている。
ここから日勝峠を越えて清水町へ入りますが、昔住んでいた
知識を総動員して裏道を走ります。
芽室町にある新嵐山荘の脇を走るあたりで走行距離が
2百キロを超えてしまう。
セローは250キロほどしか走れないのでガソリンを
補給しておかなければ安心して登山口へは行けません。
林道でガス欠などを起こしては大変です。
中札内町のガソリンスタンドで給油して登山口へ向かう。
まずは拓成湖を目指して走っていると、今晩泊まる予定の
ユースホステル前を通る。
そのまま走ると戸蔦別川に架かる橋があり、その橋を渡ると
すぐに右手に十勝幌尻岳の標識を見つけたので、
右折して上流へ向かって走る。
ここからは砂利道のダートコースとなります。
砂利道を快適に走っていくが、この道を走るのは30数年振りの
ことなので登山口へ着くまでは慎重に走ることにします。
左手にオビリネップ川の標識を見つけたが通り過ぎてしまう。
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日高幌尻岳の標識が無かったので、この左折地点を通り過ぎてしまい
トッタベツヒュッテの裏まで来てしまう。
トッタベツヒュッテまで来て、来すぎたことに気が付いた。
折り返して、オビリネップ林道を登っていく。
9時35分、十勝幌尻岳の登山口へ着く。
5~6台止まれる駐車場には2台の車が止まっている。
1台の車は老夫婦が荷物をまとめているところでした。
宇都宮から来ているご夫婦で、話を聞くと、
「登山道は、沢道は岩が滑るし、尾根に入ると下草がすごく
コースが分からないので戻ってきた。」という。
毎年、北海道の山を登りに来ていると話してくれる。
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さっそく、登山準備をして入林届けを記入する。
9時45分、林道のような道を歩き出す。
ここまで、4時間半ほどのバイクツーリング、登山口に着くまでに
一仕事終えたようなものですが、気を取り直して歩きます。
空は曇り空、まずは、ゆっくりを心がけて歩きます。
数百メートルで林道から沢道になります。
下草も丈があり、確かに登山道が分かりずらそうですが、
落ち着いてみていくとどうってことはありません。
でも、岩をよく見ると苔がむしており、滑ります。
慎重に歩きます。
2度ほど丸木橋を渡り、オビリネップ川の左岸を登っていきます。
渡渉するところや水際を歩くところがありますが、滑る岩に気を付けながら
高度を稼ぎます。
40~50分ほど歩くと2本の沢に挟まれた場所を通り抜けると
やっと尾根への登り口です。
急な斜面を登っていくと辺りが薄いガスに覆われてきます。
回りはうっそうとした森林です。
ジワーと噴き出た汗が額からしたたり落ちてきます。
尾根道は、確かに笹が登山道を塞ぐように伸びているところがあり
道が分かりずらくなっているところがあります。
でも、落ち着いて見るとそうでもありません。
上の方から鈴の音が聞こえてきます。
2人の男性が降りてきます。
少し話をすると、岩手県から来ているようです。
今回は富良野岳からトムラウシ山まで縦走して、
ここへ来たと話してくれます。
この男性達がもう1台の車の人達です。
この人達が下山したということは、この先は、私一人ということです。
11時20分、ちょっと一休みします。
結構急な道が切れ目無く続いているので、休むタイミングが
なかなか見つけられませんでした。
深い林の中を歩いていくと上からお日様が顔を出してきます。
どうやら雲の中を抜けたようです。
道が狭い尾根状になるのですが、急なことには変わりが無く
きつい道が続いています。
やっとハイ松が顔を出してきます。
でも樹木のため回りの景色がよく見えません。
高度計が1,600mを指す辺りで完全にハイ松帯となります。
しかし前方は雲中です。
12:30分、疲れたので一休みします。
この辺りでやっと高山植物が顔を出してくれますが、
ずいぶんと数が少ないです。
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花に癒されて腰を上げると15分ほどで山頂に着きました。
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山頂は標識もなく1本の棒が立っているだけでした。
楽しみにしていた眺望はゼロです。
回りの山々は全て雲の中です。
でも、上空からはさんさんと太陽が降りそそいでいるのです。
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山頂で休んでいると雲が少し流れて、登ってきた尾根が顔を出します。
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山頂にある大きな岩に慰霊の碑文が埋め込まれています。
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山頂までほとんど休み無く歩いて約3時間です。
このツケが下山にやってくるとは思いませんでした。
それは、しばらく振りにうち太ももの筋肉が攣ってしまったのです。
ふくらはぎによく起こるこむら返りのように筋肉が硬直して
痛くて曲げることも出来ません。
しばらくはさすったりゆっくり膝を曲げたりして、太腿のご機嫌を取ります。
やっと落ち着いたので、だましだまし下山します。
ゆっくり足に負担をかけないように下っていくと落ち着いてきたようなので、
時間も遅いこともあり、ガンガン下ります。
14時55分、約2時間で登山口へ戻ります。
車が1台止まっており、2人の男性がテントを立てています。
それぞれ1人用のテントを立てていますが、最近はパーティーとして
登山するときでも別々に寝るのでしょうか?
ちょっと意外でした。
バイクにザックを積んで、今晩の宿へ急ぎます。
林道のあちらこちらに車が止まっています。
どうやら釣りに来ている人達の車のようです。
戸蔦別川は、釣り人にとってもいい川のようです。
帯広八千代ユースホステルまでは20分ほどで着いてしまいます。
朝5時に札幌を発って来た、長い一日がやっと終わりました。
全身汗でずぶ濡れですので、早くお風呂に入りさっぱりしたいです。