昨夜も暖かいので雪洞の中のテントは快適でした。
4時に目を覚まして寝袋をまとめます。
そして、いつものように雑炊の朝食を食べます。
自分の荷物をまとめながら動いていると身体と心が戦闘モードに切り替わってきます。
3月27日(木曜日)
雪洞を出ると朝日がまぶしく輝いています。
今日もいい天気のようです。
5:50分、ルベシベ山の分岐を目指して出発します。
分岐はすぐ目の前ですので20分ほどで到着です。
そこで目にしたのが、これから歩く稜線とその奥にドーンと構えるピパイロ岳です。
あまりの光景にみんなで記念写真を写します。
記念になる1枚が写せました。
さあ、ここからの稜線歩きですが、コブ山を幾つも越えなければなりません。
着実に歩いていきますが、気温が高いので雪庇の状態には細心の注意を払います。
稜線は強い日差しを受けた雪庇が眩しく輝いています。
ふと後ろを見ると剣山がうっすらとした雲の中に浮かんでいました。
この様子はまるで墨絵のようでした。
8:00分、順調に歩き、1,712mのコブ山に到着しました。
この先には岩稜となっている部分もあり、何より下降する尾根が狭い上に急なのでスノーシューからアイゼンに履き替えます。
最初の下降を終えると傾斜は緩やかになるのですが、ところどころにある岩峰が問題です。
この岩峰をどう越えるか思案していると時間がドンドン経っていきます。
この縦走中、最大の核心部に突入です。
こんな所を歩いていましたが、最大のポイントに来ました。
そこは、両側がスパッと切れておりナイフリッジになっています。
この部分を果敢にOn氏が先頭を切って進みます。
この部分を歩き終えると尾根が広くなるのでホッと一息付けました。
目の前にはピパイロ岳の肩に向かって延びている標高差300mの尾根が間近となっています。
10:00分、危険な部分を歩き終えました。
ホッとした気持ちで記念写真を1枚写してしまいました。
快調に尾根を歩いて、いよいよ肩までの急な尾根の登りです。
急斜面の表面は堅く凍っています。
アイゼンの歯をしっかりと雪面に食い込ませて1歩1歩を確実に登ります。
10:40分、やっと肩まで登ることが出来ました。
これで芽室岳からの主稜線が繋がりました。
エサオマントツタベツ岳山頂部の1部が残っているもののペテガリ岳までが、ほぼ繋がったことになります。
ピパイロ岳の肩からは目の前に戸蔦別岳、その奥に日高幌尻岳が見えています。
中央の山が戸蔦別岳です。山頂右手がBカールです。
昨年の戸蔦別岳は視界のない中での山頂でした。
昨年苦労して登った戸蔦別岳の稜線もはっきり見えています。
あとは時間の許す限り伏美岳に向かって歩くだけと思っていましたが、この考えは甘かったのです。
というのは、肩からピパイロ岳の山頂までは岩稜帯となっています。
この岩稜に雪が付いているのでルート取りがなかなか難しいのです。
1箇所、今日2度目の核心部という場所が現れました。
岩稜の左は越えられるものではない傾斜となっています。
右は雪がしっかりと付いた急斜面です。
この急斜面に夏道があると思われるのですが、それもはっきりしません。
この斜面にSz氏が取り付きサイドステップで足場を造っていきます。
その後を、私達も慎重に越えていきます。
Mocoさん、On氏が挑みます。
最後が私です。
この斜面を越えるとピパイロ岳の山頂はすぐ先でした。
14:00分、やっとピパイロ岳の山頂に到着です。
ここで少し休んで、それからコルに向かって降ります。
降りはスノーシューでドンドン歩きます。
30分ほど降った所にある大きな雪庇を使って雪洞を掘ることにしました。
しかし、この雪庇が思った以上に堅くスコップで掘り抜くには相当の時間がかかりそうです。
そこで、この夜はテントだけで寝ることにします。
今日は本当に疲れました。
しかし、主稜線歩きが計画通り繋がったのですから満足な結果を得た1日でした。
さあ、明日はいよいよ下山です。
4時に目を覚まして寝袋をまとめます。
そして、いつものように雑炊の朝食を食べます。
自分の荷物をまとめながら動いていると身体と心が戦闘モードに切り替わってきます。
3月27日(木曜日)
雪洞を出ると朝日がまぶしく輝いています。
今日もいい天気のようです。
5:50分、ルベシベ山の分岐を目指して出発します。
分岐はすぐ目の前ですので20分ほどで到着です。
そこで目にしたのが、これから歩く稜線とその奥にドーンと構えるピパイロ岳です。
あまりの光景にみんなで記念写真を写します。
記念になる1枚が写せました。
さあ、ここからの稜線歩きですが、コブ山を幾つも越えなければなりません。
着実に歩いていきますが、気温が高いので雪庇の状態には細心の注意を払います。
稜線は強い日差しを受けた雪庇が眩しく輝いています。
ふと後ろを見ると剣山がうっすらとした雲の中に浮かんでいました。
この様子はまるで墨絵のようでした。
8:00分、順調に歩き、1,712mのコブ山に到着しました。
この先には岩稜となっている部分もあり、何より下降する尾根が狭い上に急なのでスノーシューからアイゼンに履き替えます。
最初の下降を終えると傾斜は緩やかになるのですが、ところどころにある岩峰が問題です。
この岩峰をどう越えるか思案していると時間がドンドン経っていきます。
この縦走中、最大の核心部に突入です。
こんな所を歩いていましたが、最大のポイントに来ました。
そこは、両側がスパッと切れておりナイフリッジになっています。
この部分を果敢にOn氏が先頭を切って進みます。
この部分を歩き終えると尾根が広くなるのでホッと一息付けました。
目の前にはピパイロ岳の肩に向かって延びている標高差300mの尾根が間近となっています。
10:00分、危険な部分を歩き終えました。
ホッとした気持ちで記念写真を1枚写してしまいました。
快調に尾根を歩いて、いよいよ肩までの急な尾根の登りです。
急斜面の表面は堅く凍っています。
アイゼンの歯をしっかりと雪面に食い込ませて1歩1歩を確実に登ります。
10:40分、やっと肩まで登ることが出来ました。
これで芽室岳からの主稜線が繋がりました。
エサオマントツタベツ岳山頂部の1部が残っているもののペテガリ岳までが、ほぼ繋がったことになります。
ピパイロ岳の肩からは目の前に戸蔦別岳、その奥に日高幌尻岳が見えています。
中央の山が戸蔦別岳です。山頂右手がBカールです。
昨年の戸蔦別岳は視界のない中での山頂でした。
昨年苦労して登った戸蔦別岳の稜線もはっきり見えています。
あとは時間の許す限り伏美岳に向かって歩くだけと思っていましたが、この考えは甘かったのです。
というのは、肩からピパイロ岳の山頂までは岩稜帯となっています。
この岩稜に雪が付いているのでルート取りがなかなか難しいのです。
1箇所、今日2度目の核心部という場所が現れました。
岩稜の左は越えられるものではない傾斜となっています。
右は雪がしっかりと付いた急斜面です。
この急斜面に夏道があると思われるのですが、それもはっきりしません。
この斜面にSz氏が取り付きサイドステップで足場を造っていきます。
その後を、私達も慎重に越えていきます。
Mocoさん、On氏が挑みます。
最後が私です。
この斜面を越えるとピパイロ岳の山頂はすぐ先でした。
14:00分、やっとピパイロ岳の山頂に到着です。
ここで少し休んで、それからコルに向かって降ります。
降りはスノーシューでドンドン歩きます。
30分ほど降った所にある大きな雪庇を使って雪洞を掘ることにしました。
しかし、この雪庇が思った以上に堅くスコップで掘り抜くには相当の時間がかかりそうです。
そこで、この夜はテントだけで寝ることにします。
今日は本当に疲れました。
しかし、主稜線歩きが計画通り繋がったのですから満足な結果を得た1日でした。
さあ、明日はいよいよ下山です。
到底私には無理だなあ。
稜線つなぎ順調にすすんでますね。
こちらは3年ごしの神威~ソエマツにGW後半に挑戦です。
果たしてゴールとなるでしようか?
本州の人たちは、概して雪の上を歩くのが慣れていませんが、1歩、1歩、集中すれば大丈夫です。
私達は、GWが終わってから小名木所を歩く予定ですので、谷さんのブログを参考にさせてもらいます。
天気に恵まれ、主稜線歩きのフィナーレを気持ちよく歩けるように祈っています。
頑張ってください!!