昨夜は寒いと思いズボン下を穿いて寝た。
そのお陰で寝袋の中は暖かく気持ちよく寝られた。
カグベニから暖かい日が続いているのでお腹の調子も良くなってきた。
8:00分、いつものように歩き出すが、朝はカリ・ガンダキの警告には陽が差さないので寒い。
パーカーを着ていても汗をかくことはない。
この谷に陽が差してくるのは1時間後くらいだろう。
カリ・ガンダキの渓谷はマルハから一旦両側が狭まり、トレッキングルートも右岸に造られている車道を歩くことになる。
この道は車が通るたびに巻き上げられる土煙で息が出来なくなるくらい。
顔を背けて息を止めて土煙が薄くなるのを待つ。
1時間ほど歩きツクチェの辺りまで来るとまた川幅が広くなってくる。
9:20分、ツクチェで一休みする。
ようやく陽が差してくる。
するとたちまち暖かくなり、パーカーを脱いでシャツだけで歩く。
日差しが強いのでサングラスが欠かせない。
ツクチェを過ぎると右側に大きな山が見えてくる。
ツクチェピーク(6,920m)です。
ツクチェピークはダウラギリヒマールの一翼を担う山で、今までよく見えていたダウラギリは、ツクチェピークの陰に隠れてしまった。
大きな氷河が流れ出しておりなかなかいい形をしている。
ラルジュンの町が見えてくる。
ここまで来るとツクチェピークが一層大きく見えてくる。
ラルジュンの標高が2,550m、ツクチェピークまで水平距離約10キロ、この距離で標高差4,500mもあります。
この時期でも花が咲く温暖な場所から氷河と万年雪の場所を一望してます。
まさに、植物の垂直分布を目の当たりにしているわけです。
それにしても中央に流れている氷河は迫力があります。
10:30分、ラルジュンに着く。
ちょっと早いけれどここで昼食を食べることにする。
この時間ではあまりお腹がすいていないので、メニューからアップルパイとブラックティーを頼む。
どんなアップルパイが出てくるか楽しみにしていると、何と、細かく刻んだリンゴを煮たものを餃子の皮で包んで油で揚げたようなものが出てくる。
パリッとした皮の中から熱々のリンゴが出てくる。
ちょっと奇妙な感じだが、これはこれでそこそこ食べられる。
いつも思うが、メニューを見て食べ物を注文する度にどんなものが出てくるかドキドキする。
これも楽しみの一つではある。
ラルジュンの町の上にある丘に日本人の経営しているホテルがある。
街に入る手前でそのホテルが丘の林の中にチラリと見えた。
ビビさんが、行ってみますかと言ってくれたが、ただホテルを見に行くことはないと思い断った。
昼食を終えたのでここから自宅へ電話することにした。
食堂の女主人に頼んでダイヤルしてもらい札幌に自宅へ電話する。
1週間振りの電話で時差(3時間15分)を考えるとちょうど3時頃で妻は自宅にいるはずだ。
呼び出し音の後、「もし、もし、」と聞き慣れた妻の声が聞こえてくる。
かいつまんでこちらの様子を伝え、自宅の様子などを聞く。
娘達が結婚式の日取りと会場を決めたようだ。
私がいなくても、自分達でドンドンいろいろなことを決めていくは良いことだ。
屈託なく過ごしている宿の子供達。
1時間ほど休んでカラパニ目指して歩く。
カリ・ガンダキを吊り橋で渡り左岸を歩く。
もうすぐカラパニかなと思った辺りで前方に見える集落の中から鉦、太鼓などが聞こえてくる。
そのリズムが日本のお祭りに聞こえてくるお囃子とよく似ている。
ビビさんに聞くとお祭りだろうという。
日本と離れているこんな場所で日本と同じようなお囃子を聴くとは思わなかった。
でも、よく考えると、この辺りの人達もモンゴリアンなのだから、日本人と同じ人種の根を持っている。
だからかもしれない。
13:13分、カラパニの宿に着く。
カラパニに来て最初に感じたのは、屋根の形が今まで歩いてきた集落とはまったく違っている。
今まで歩いてきた集落は、ほとんどが平らな屋根だったが、このカラパニでは日本と同じような入母屋造りの屋根がほとんどだ。
カラパニに来ると、やっと、アンナプルナⅠ峰が顔を見せてくれた。
宿の2階から夕日が当たるアンナプルナⅠを写す。
一番左のピークがアンナプルナⅠ(8,091m)だ。
アンナプルナヒマールで唯一8千メートルを越える山であり、フランス隊が人類初の8千メートル峰に到達した山でもあります。
宿の裏手からボールを蹴る音や掛け声が聞こえてくる。
何かと思ってよく見るとどうも学校のようだ。
サッカーのゲームをしているようで塀越しに若い男の子が走り回っていうのが見える。
地図を見ると、テクニカルスクールと書いてある。
運動競技を学ぶための学校なのだろうか?
それにしても、こんなところにテクニカルスクールとは?もっと大きな町に作ればいいのになどと思ってしまった。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日の行動
8:00分 マルハの宿を出発
9:20分 ツクチェ着
10:30分 ラルジュンで昼食(1時間の休憩)
13:15分 カラパニ着
そのお陰で寝袋の中は暖かく気持ちよく寝られた。
カグベニから暖かい日が続いているのでお腹の調子も良くなってきた。
8:00分、いつものように歩き出すが、朝はカリ・ガンダキの警告には陽が差さないので寒い。
パーカーを着ていても汗をかくことはない。
この谷に陽が差してくるのは1時間後くらいだろう。
カリ・ガンダキの渓谷はマルハから一旦両側が狭まり、トレッキングルートも右岸に造られている車道を歩くことになる。
この道は車が通るたびに巻き上げられる土煙で息が出来なくなるくらい。
顔を背けて息を止めて土煙が薄くなるのを待つ。
1時間ほど歩きツクチェの辺りまで来るとまた川幅が広くなってくる。
9:20分、ツクチェで一休みする。
ようやく陽が差してくる。
するとたちまち暖かくなり、パーカーを脱いでシャツだけで歩く。
日差しが強いのでサングラスが欠かせない。
ツクチェを過ぎると右側に大きな山が見えてくる。
ツクチェピーク(6,920m)です。
ツクチェピークはダウラギリヒマールの一翼を担う山で、今までよく見えていたダウラギリは、ツクチェピークの陰に隠れてしまった。
大きな氷河が流れ出しておりなかなかいい形をしている。
ラルジュンの町が見えてくる。
ここまで来るとツクチェピークが一層大きく見えてくる。
ラルジュンの標高が2,550m、ツクチェピークまで水平距離約10キロ、この距離で標高差4,500mもあります。
この時期でも花が咲く温暖な場所から氷河と万年雪の場所を一望してます。
まさに、植物の垂直分布を目の当たりにしているわけです。
それにしても中央に流れている氷河は迫力があります。
10:30分、ラルジュンに着く。
ちょっと早いけれどここで昼食を食べることにする。
この時間ではあまりお腹がすいていないので、メニューからアップルパイとブラックティーを頼む。
どんなアップルパイが出てくるか楽しみにしていると、何と、細かく刻んだリンゴを煮たものを餃子の皮で包んで油で揚げたようなものが出てくる。
パリッとした皮の中から熱々のリンゴが出てくる。
ちょっと奇妙な感じだが、これはこれでそこそこ食べられる。
いつも思うが、メニューを見て食べ物を注文する度にどんなものが出てくるかドキドキする。
これも楽しみの一つではある。
ラルジュンの町の上にある丘に日本人の経営しているホテルがある。
街に入る手前でそのホテルが丘の林の中にチラリと見えた。
ビビさんが、行ってみますかと言ってくれたが、ただホテルを見に行くことはないと思い断った。
昼食を終えたのでここから自宅へ電話することにした。
食堂の女主人に頼んでダイヤルしてもらい札幌に自宅へ電話する。
1週間振りの電話で時差(3時間15分)を考えるとちょうど3時頃で妻は自宅にいるはずだ。
呼び出し音の後、「もし、もし、」と聞き慣れた妻の声が聞こえてくる。
かいつまんでこちらの様子を伝え、自宅の様子などを聞く。
娘達が結婚式の日取りと会場を決めたようだ。
私がいなくても、自分達でドンドンいろいろなことを決めていくは良いことだ。
屈託なく過ごしている宿の子供達。
1時間ほど休んでカラパニ目指して歩く。
カリ・ガンダキを吊り橋で渡り左岸を歩く。
もうすぐカラパニかなと思った辺りで前方に見える集落の中から鉦、太鼓などが聞こえてくる。
そのリズムが日本のお祭りに聞こえてくるお囃子とよく似ている。
ビビさんに聞くとお祭りだろうという。
日本と離れているこんな場所で日本と同じようなお囃子を聴くとは思わなかった。
でも、よく考えると、この辺りの人達もモンゴリアンなのだから、日本人と同じ人種の根を持っている。
だからかもしれない。
13:13分、カラパニの宿に着く。
カラパニに来て最初に感じたのは、屋根の形が今まで歩いてきた集落とはまったく違っている。
今まで歩いてきた集落は、ほとんどが平らな屋根だったが、このカラパニでは日本と同じような入母屋造りの屋根がほとんどだ。
カラパニに来ると、やっと、アンナプルナⅠ峰が顔を見せてくれた。
宿の2階から夕日が当たるアンナプルナⅠを写す。
一番左のピークがアンナプルナⅠ(8,091m)だ。
アンナプルナヒマールで唯一8千メートルを越える山であり、フランス隊が人類初の8千メートル峰に到達した山でもあります。
宿の裏手からボールを蹴る音や掛け声が聞こえてくる。
何かと思ってよく見るとどうも学校のようだ。
サッカーのゲームをしているようで塀越しに若い男の子が走り回っていうのが見える。
地図を見ると、テクニカルスクールと書いてある。
運動競技を学ぶための学校なのだろうか?
それにしても、こんなところにテクニカルスクールとは?もっと大きな町に作ればいいのになどと思ってしまった。
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今日の行動
8:00分 マルハの宿を出発
9:20分 ツクチェ着
10:30分 ラルジュンで昼食(1時間の休憩)
13:15分 カラパニ着
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