タトパニは交通の分岐点になっています。
カリ・ガンダキに沿って下るとベニへ行けます。
ベニからは立派な道が通っており、ポカラへ通じています。
もう一つの道が山を越える道でゴレパニを経由してナヤプル、または、アンナプルナ内院へ通ずるガンドルク方面へ行く道です。
さて、朝食も食べ、休養十分で出発です。
今日の目的地は、ゴラパニの手前にあるシーカです。
シーカは標高1,935m、タトパニから約750mを登ります。
ビビさんと日程の調整を考えたときに、ゴラパニまで一気に登るのではなくて中間点となるシーカで1泊することにしました。
新しいガイドのネトラさんは、ゴレパニまで行けるからそこからガンドルクへ行こうと誘っていたわけです。
7:50分 いつもの時間にタトパニを出発します。
カリ・ガンダキに沿って下ります。
町外れに立派な橋がありそれを渡ってから左岸の尾根に取り付きます。
ここから延々と登りが続きます。
尾根に取り付いたところにゴンパがあります。
このゴンパには変わったものがありました。
右手のあるのがそれです。
みなさんはなんだと思いますか?
私もよく見たのですが、何を現した像なのか良く分かりませんでした。
いろいろなゴンパを見てきましたが、こんな像をおいているのは見たことがありません。
不思議な像でしたね。
1時間ほど峠道を登ると茶屋があります。
8:55分、ここで休憩することにします。
次から次にトレッカーが登ってきます。
その中に日本人の2人組の顔が見えました。
マナン以来の再会です。
O氏もN氏も元気です。
二人は一応ゴレパニまで歩くといっています。
でも、体調次第とのこと、私はシーカまでですといって、先に歩き出します。
高度が上がってくると再びダウラギルの姿を見ることが出来ました。
この姿に勇気をもらいドンドン登っていきます。
8:55分、ガーラの手前で休憩します。
上を見るとズーッと先に建物が見えています。
まだまだ先は長いです。
ダウラギリがドンドン大きく見えてきます。
10:20分、ガーラの手前で休憩します。
カリ・ガンダキの流れがドンドン遠くなり、タトパニのある谷が山陰に沈んでいきます。
ニルギリも見えています。
随分小さくなってしまいました。
この辺りから道は石段が続きます。
綺麗に作られた石段なのです。
その石段は、膝に対する負担が大きいので、歩調を合わせるように石段を斜めに右左を選んで登ります。
10:55分、シーカに到着です。
今日はここで泊まる予定なのですが、この時間ではあまりに早すぎます。
体調も良いので後羅派のまで行くことにして、シーカでは昼食を取ることにします。
ネトラさんにゴレパニまで行くことを伝えるととても喜んでくれました。
シーカにはチェックポイントがあります。
その建物の前に人だかりがしています。
塀の外にも町の人が数人中を覗いています。
いったい何なのかと思って話を聞いているとしきりに「スタンプ、スタンプ」といっています。
左側に座っているブルーの上着を着ている人が問題の人です。
話している言葉はフランス語のようです。
このチェックポイントで入域証を持っていないことが分かったようです。
チエックポイントでは、入域証にスタンプを押してサインをするようになっています。
それで、入域証を持っていなければスタンプを押せないということを理解させようとしているようです。
この男性はガイドを連れずに一人で歩いているようです。
それにしても、どんなガイドブックにもアンナプルナ周辺に入域するのは、許可が必要であり入域料を払わなければいけないことが書かれてあります。
この男性は、それを知らなかったのでしょうか?
警察官も来て、この騒ぎは続きます。
それを見ながら、食堂で昼食を取ります。
なかなか結論がでないようです。
11:50分、シーカを出発します。
ここからが、きつかったです。
ゴレパニまではまだ標高差約千メートルを登らなければならないのです。
段々畑もなくなり、道は深い森となります。
陽が当たらなくなると寒くなってきます。
空に雲が広がり標高も上がっているせいかドンドン寒くなってきます。
途中で2度ほど休み、ようやくゴレパニに着きました。
14:25分、ゴレパニの宿に着きます。
ゴレパニの町は両側が急な尾根になっており、その尾根の一方に少し登ったところが宿です。
私の部屋は2階で玄関の上です。
玄関を出入りする人がドアを開け閉めする度にガタガタとうるさいのですが、窓からの眺望はいいようです。
寒いので1階の食堂にあるストーブに当たりに行きます。
食堂にドヤドヤと大勢の人が入ってきます。
日本人20人くらいの団体です。
見るとほとんどが中年以降の女性です。
静かだった食堂が騒がしくなり、ストーブの回りで本などを読んでいる外人が眉をひそめます。
この団体が簡単なミーティングを済ませると町へ買い物に出掛けるといって、また、ドヤドヤといなくなってしまいます。
静かになったストーブの回りで「あの人達はどこの国の人?」といっているのが聞こえたので、「ジャパーニーズ」といってから、「私も!」と付け加えると、それは失礼といった表情を浮かべます。
今日はシーカに泊まる予定をゴラパニまで来てしまったのでこれからの予定をどうするか地図を見て考えます。
最初の予定では、ここで2泊して下り、さらに途中のヒレで泊まってからナヤプルまで下りポカラへ行く予定でした。
地図を見て出した結論は、明日はタダパニへ行って1泊、その次はガンドルク、さらにトルカに泊まって、ダンプスからポカラへ向かうことにしました。
それをネトラさんに伝えると、明日はタダパニの近くにある自分の家に泊まってくれという。次の日はガンドルクへ直ぐいけるという。
そして、次の日にビレタンタンティへ降りると、ポカラへ直ぐいけるという。
結局、明日はタダパニの近くにあるネトラさんの家に1泊、次の日はガンドルクに1泊、さらにビレタンティに1泊、翌日ナヤプルからポカラへ向かうということにした。
ネトラさんは自分の家に泊まれることが嬉しいようだ。
私に酒を飲むかと聞いてくる。
少しくらいならというと町へ飲みに行こうと誘われる。
何度も誘ってくれるのでついていくことにした。
宿から階段を下ってメインストリートにでる。
少し下ってから左手にはいると普通の民家らしい建物がある。
ドアを開けてはいると中は薄暗く、裸電球が1個天井からぶら下がっているだけだ。
中にいる人が一斉に私を見る。
外国人が飲みに来るような場所ではないのだろう。
ガタガタの椅子に座り、ロキシーを注文する。
薬缶からコップにつがれたロキシーを飲む。
お湯割りされているロキシーは甲類の焼酎と同じ酒でした。
お湯割りですので体が温まります。
しかし、このゴレパニは標高2、860mです。
お酒の酔い方も違うのでいい気になって飲むとひどい目に遭います。
干し肉を炒めたものをおつまみにしてロキシーを2杯飲んで宿へ帰ります。
宿への階段を登りだすと心臓の鼓動が早くなります。
深呼吸をしながらやっと宿へ着きました。
食堂にあるストーブ前の椅子に座って一息つきます。
夕食は、日本人2人組の人達と一緒に食べました。
O氏も、N氏も元気にトロン・パスを越えたようです。
トロンパスの手前で先行していたのがタトパニで2泊したからまた一緒になれたのです。
3人で、山のことなどいろいろな話をして盛り上がりました。
トレッキングも何回も来ているお二人から参考になる話しが沢山聞けました。
とても良い時間を過ごすことが出来ました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日の行動
7:50分 タトパニの宿を出発
8:55分 タトパニの峠
10:20分 ガーラで休憩
10:55分 シーカで昼食(1時間ほど休憩)
12:45分 2,260mで休憩
14:00分 2,665mで休憩
14:25分 ゴラパニ着
カリ・ガンダキに沿って下るとベニへ行けます。
ベニからは立派な道が通っており、ポカラへ通じています。
もう一つの道が山を越える道でゴレパニを経由してナヤプル、または、アンナプルナ内院へ通ずるガンドルク方面へ行く道です。
さて、朝食も食べ、休養十分で出発です。
今日の目的地は、ゴラパニの手前にあるシーカです。
シーカは標高1,935m、タトパニから約750mを登ります。
ビビさんと日程の調整を考えたときに、ゴラパニまで一気に登るのではなくて中間点となるシーカで1泊することにしました。
新しいガイドのネトラさんは、ゴレパニまで行けるからそこからガンドルクへ行こうと誘っていたわけです。
7:50分 いつもの時間にタトパニを出発します。
カリ・ガンダキに沿って下ります。
町外れに立派な橋がありそれを渡ってから左岸の尾根に取り付きます。
ここから延々と登りが続きます。
尾根に取り付いたところにゴンパがあります。
このゴンパには変わったものがありました。
右手のあるのがそれです。
みなさんはなんだと思いますか?
私もよく見たのですが、何を現した像なのか良く分かりませんでした。
いろいろなゴンパを見てきましたが、こんな像をおいているのは見たことがありません。
不思議な像でしたね。
1時間ほど峠道を登ると茶屋があります。
8:55分、ここで休憩することにします。
次から次にトレッカーが登ってきます。
その中に日本人の2人組の顔が見えました。
マナン以来の再会です。
O氏もN氏も元気です。
二人は一応ゴレパニまで歩くといっています。
でも、体調次第とのこと、私はシーカまでですといって、先に歩き出します。
高度が上がってくると再びダウラギルの姿を見ることが出来ました。
この姿に勇気をもらいドンドン登っていきます。
8:55分、ガーラの手前で休憩します。
上を見るとズーッと先に建物が見えています。
まだまだ先は長いです。
ダウラギリがドンドン大きく見えてきます。
10:20分、ガーラの手前で休憩します。
カリ・ガンダキの流れがドンドン遠くなり、タトパニのある谷が山陰に沈んでいきます。
ニルギリも見えています。
随分小さくなってしまいました。
この辺りから道は石段が続きます。
綺麗に作られた石段なのです。
その石段は、膝に対する負担が大きいので、歩調を合わせるように石段を斜めに右左を選んで登ります。
10:55分、シーカに到着です。
今日はここで泊まる予定なのですが、この時間ではあまりに早すぎます。
体調も良いので後羅派のまで行くことにして、シーカでは昼食を取ることにします。
ネトラさんにゴレパニまで行くことを伝えるととても喜んでくれました。
シーカにはチェックポイントがあります。
その建物の前に人だかりがしています。
塀の外にも町の人が数人中を覗いています。
いったい何なのかと思って話を聞いているとしきりに「スタンプ、スタンプ」といっています。
左側に座っているブルーの上着を着ている人が問題の人です。
話している言葉はフランス語のようです。
このチェックポイントで入域証を持っていないことが分かったようです。
チエックポイントでは、入域証にスタンプを押してサインをするようになっています。
それで、入域証を持っていなければスタンプを押せないということを理解させようとしているようです。
この男性はガイドを連れずに一人で歩いているようです。
それにしても、どんなガイドブックにもアンナプルナ周辺に入域するのは、許可が必要であり入域料を払わなければいけないことが書かれてあります。
この男性は、それを知らなかったのでしょうか?
警察官も来て、この騒ぎは続きます。
それを見ながら、食堂で昼食を取ります。
なかなか結論がでないようです。
11:50分、シーカを出発します。
ここからが、きつかったです。
ゴレパニまではまだ標高差約千メートルを登らなければならないのです。
段々畑もなくなり、道は深い森となります。
陽が当たらなくなると寒くなってきます。
空に雲が広がり標高も上がっているせいかドンドン寒くなってきます。
途中で2度ほど休み、ようやくゴレパニに着きました。
14:25分、ゴレパニの宿に着きます。
ゴレパニの町は両側が急な尾根になっており、その尾根の一方に少し登ったところが宿です。
私の部屋は2階で玄関の上です。
玄関を出入りする人がドアを開け閉めする度にガタガタとうるさいのですが、窓からの眺望はいいようです。
寒いので1階の食堂にあるストーブに当たりに行きます。
食堂にドヤドヤと大勢の人が入ってきます。
日本人20人くらいの団体です。
見るとほとんどが中年以降の女性です。
静かだった食堂が騒がしくなり、ストーブの回りで本などを読んでいる外人が眉をひそめます。
この団体が簡単なミーティングを済ませると町へ買い物に出掛けるといって、また、ドヤドヤといなくなってしまいます。
静かになったストーブの回りで「あの人達はどこの国の人?」といっているのが聞こえたので、「ジャパーニーズ」といってから、「私も!」と付け加えると、それは失礼といった表情を浮かべます。
今日はシーカに泊まる予定をゴラパニまで来てしまったのでこれからの予定をどうするか地図を見て考えます。
最初の予定では、ここで2泊して下り、さらに途中のヒレで泊まってからナヤプルまで下りポカラへ行く予定でした。
地図を見て出した結論は、明日はタダパニへ行って1泊、その次はガンドルク、さらにトルカに泊まって、ダンプスからポカラへ向かうことにしました。
それをネトラさんに伝えると、明日はタダパニの近くにある自分の家に泊まってくれという。次の日はガンドルクへ直ぐいけるという。
そして、次の日にビレタンタンティへ降りると、ポカラへ直ぐいけるという。
結局、明日はタダパニの近くにあるネトラさんの家に1泊、次の日はガンドルクに1泊、さらにビレタンティに1泊、翌日ナヤプルからポカラへ向かうということにした。
ネトラさんは自分の家に泊まれることが嬉しいようだ。
私に酒を飲むかと聞いてくる。
少しくらいならというと町へ飲みに行こうと誘われる。
何度も誘ってくれるのでついていくことにした。
宿から階段を下ってメインストリートにでる。
少し下ってから左手にはいると普通の民家らしい建物がある。
ドアを開けてはいると中は薄暗く、裸電球が1個天井からぶら下がっているだけだ。
中にいる人が一斉に私を見る。
外国人が飲みに来るような場所ではないのだろう。
ガタガタの椅子に座り、ロキシーを注文する。
薬缶からコップにつがれたロキシーを飲む。
お湯割りされているロキシーは甲類の焼酎と同じ酒でした。
お湯割りですので体が温まります。
しかし、このゴレパニは標高2、860mです。
お酒の酔い方も違うのでいい気になって飲むとひどい目に遭います。
干し肉を炒めたものをおつまみにしてロキシーを2杯飲んで宿へ帰ります。
宿への階段を登りだすと心臓の鼓動が早くなります。
深呼吸をしながらやっと宿へ着きました。
食堂にあるストーブ前の椅子に座って一息つきます。
夕食は、日本人2人組の人達と一緒に食べました。
O氏も、N氏も元気にトロン・パスを越えたようです。
トロンパスの手前で先行していたのがタトパニで2泊したからまた一緒になれたのです。
3人で、山のことなどいろいろな話をして盛り上がりました。
トレッキングも何回も来ているお二人から参考になる話しが沢山聞けました。
とても良い時間を過ごすことが出来ました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日の行動
7:50分 タトパニの宿を出発
8:55分 タトパニの峠
10:20分 ガーラで休憩
10:55分 シーカで昼食(1時間ほど休憩)
12:45分 2,260mで休憩
14:00分 2,665mで休憩
14:25分 ゴラパニ着
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます