11月6日 テンボチェ→ナムチェ
昨夜は上の階がガタガタとうるさく寝付かれませんでした。
それでも、疲れていたせいか朝方には短い時間でしたが前後不覚で寝たようです。
寒い食堂でさっつさと朝食を済ませて外へ出ます。
外はどんよりとした曇り空です。
風も冷たく、これなら歩いた方が体が温まるというものです。
7:45分、お寺の前から谷に向かって降ります。
その時、上を見て驚きました。
谷間の上は一面の雲ですが、その雲間から漏れた光のせいでしょうか。
上空が紫色に輝いているのです。
まるで海の底から上を見ているような不思議な光です。
写真では青くしか見えないのですが、実際には紫色です。
この谷は、タムセルクとカンティガのコルに続いている谷です。
ここから谷底へ向かってひたすら降ります。
ガイドが親戚のロッジに呼ばれて遅れているので一人で降ります。
一人で歩くのは気持ちがいいです。
8:40分、谷底にある軍隊の監視所まで来ました。
ここでチェックされるのかと思いガイドが来るのを待っていましたがなかなか来ません。
監視所を覗くと誰もいませんので、通り過ぎてしまいます。
するとその直ぐ先にある茶店からポーターさんが顔を出して茶店へ入るように手招きします。
茶店へはいるとガイドもいました。
どうやら、近道を飛ばして私を追い抜いていたようです。
茶店でお茶を飲んでから吊り橋を渡ります。
そして今度は降った分を登らなければなりません。
ゆっくり登っていると畑が目に入ります。
よく見るとキャベツとニンジンが大きく育っています。
この辺りは標高3,200mほどあります。
それでも、立派な野菜が育っています。
一度歩いた道は様子が分かっているだけに楽に歩けます。
後ろを振り返るとテェンボチェが遠くに見えます。
坂道を登りきるとゴーキョへの分岐点があります。
ここを左手に進んでいくとゴーキョへ行けます。
11:30分、ナムチェの町へ着きました。
空からポツポツと細かな雨が落ちてきます。
今日の宿は前回とは谷を挟んだ反対側にあるロッジです。
お客は私一人のようです。
直ぐ下のストーパがある広場に市が開かれているようです。
退屈なので市を見に行きます。
並べられている商品を見ると衣料品と靴が大半を占めています。
一渡り見た後、町の戻ろうとするとガイドとポーター達もやってきました。
市からメインストリートに戻った所にカフェがあります。
ちょっと洒落たカフェでしたので入ってみました。
するとこのカフェにはストーブが焚かれていたので、一番ストーブに近い席に座ります。
カプチーノを頼みます。
250ルピーとなかなかの値段ですが、ストーブがあるので文句は言いません。
暖かい場所にいられるだけで幸せな気分です。
このカフェの真向かいにあるナイトクラブ風のお店の前にあるボードに映画の案内が書かれています。
「In to thin air」(日本の題名 空へ)という映画です。
この映画の翻訳本を読んだことを思い出しました。
上映時間まで1時間以上あるのでいったん宿へ戻ります。
上映時間に会わせて店へ入るとストーブが良く燃えています。
これは良いところへ来たと思いました。
ホットココアを頼んでストーブの横へ陣取ります。
天井にプロジェクターがあるのでこれで上映するのかと思っていました。
時間が来ても上映する気配がありません。
15分ほど経ったでしょうか。
カウンターにあるテレビをいじり出しました。
どうやらテレビを使ってDVDを上映するようです。
お客さんは、カップルが2組に私の5人です。
英語版ですので私はセリフがほとんど理解できません。
でも、この映画は公募隊によるエベレスト登山ですので山を写している場面だけ見てもなかなかの迫力です。
登場人物の中に日本人女性が出てきます。
ここで話のあらましを思い出しました。
この日本人女性は難波康子さんです。
日本人女性で田部井さんの次くらいに7サミットを達成した人です。
しかも、このエベレストで7サミッターになったのですが、下山中に吹雪のため死亡するという栄光と挫折に見舞われた人です。
当時の私は、エベレストに登るには大規模な登山隊を組織しなければ登ることは出来ないと思っていました。
難波さんが使った公募隊という組織がどんなものを指しているのか興味があって翻訳本を買って読んだのです。
そして、いわゆるツァー登山でエベレストに登ったという事実を初めて知りました。
私が山に登っていない30年近くの間にツァー登山でエベレストに登るというところまで来ていたのです。
これは衝撃でした。
こんな方法でエベレストが登れるならお金さえあれば個人でも行けるはずです。
映画の中での難波さんの描かれ方は最悪でした。
ちょっと気の毒なくらい登山というものが分かってないような描かれ方でした。
興味のある方は、DVDを借りてみてください。
昨夜は上の階がガタガタとうるさく寝付かれませんでした。
それでも、疲れていたせいか朝方には短い時間でしたが前後不覚で寝たようです。
寒い食堂でさっつさと朝食を済ませて外へ出ます。
外はどんよりとした曇り空です。
風も冷たく、これなら歩いた方が体が温まるというものです。
7:45分、お寺の前から谷に向かって降ります。
その時、上を見て驚きました。
谷間の上は一面の雲ですが、その雲間から漏れた光のせいでしょうか。
上空が紫色に輝いているのです。
まるで海の底から上を見ているような不思議な光です。
写真では青くしか見えないのですが、実際には紫色です。
この谷は、タムセルクとカンティガのコルに続いている谷です。
ここから谷底へ向かってひたすら降ります。
ガイドが親戚のロッジに呼ばれて遅れているので一人で降ります。
一人で歩くのは気持ちがいいです。
8:40分、谷底にある軍隊の監視所まで来ました。
ここでチェックされるのかと思いガイドが来るのを待っていましたがなかなか来ません。
監視所を覗くと誰もいませんので、通り過ぎてしまいます。
するとその直ぐ先にある茶店からポーターさんが顔を出して茶店へ入るように手招きします。
茶店へはいるとガイドもいました。
どうやら、近道を飛ばして私を追い抜いていたようです。
茶店でお茶を飲んでから吊り橋を渡ります。
そして今度は降った分を登らなければなりません。
ゆっくり登っていると畑が目に入ります。
よく見るとキャベツとニンジンが大きく育っています。
この辺りは標高3,200mほどあります。
それでも、立派な野菜が育っています。
一度歩いた道は様子が分かっているだけに楽に歩けます。
後ろを振り返るとテェンボチェが遠くに見えます。
坂道を登りきるとゴーキョへの分岐点があります。
ここを左手に進んでいくとゴーキョへ行けます。
11:30分、ナムチェの町へ着きました。
空からポツポツと細かな雨が落ちてきます。
今日の宿は前回とは谷を挟んだ反対側にあるロッジです。
お客は私一人のようです。
直ぐ下のストーパがある広場に市が開かれているようです。
退屈なので市を見に行きます。
並べられている商品を見ると衣料品と靴が大半を占めています。
一渡り見た後、町の戻ろうとするとガイドとポーター達もやってきました。
市からメインストリートに戻った所にカフェがあります。
ちょっと洒落たカフェでしたので入ってみました。
するとこのカフェにはストーブが焚かれていたので、一番ストーブに近い席に座ります。
カプチーノを頼みます。
250ルピーとなかなかの値段ですが、ストーブがあるので文句は言いません。
暖かい場所にいられるだけで幸せな気分です。
このカフェの真向かいにあるナイトクラブ風のお店の前にあるボードに映画の案内が書かれています。
「In to thin air」(日本の題名 空へ)という映画です。
この映画の翻訳本を読んだことを思い出しました。
上映時間まで1時間以上あるのでいったん宿へ戻ります。
上映時間に会わせて店へ入るとストーブが良く燃えています。
これは良いところへ来たと思いました。
ホットココアを頼んでストーブの横へ陣取ります。
天井にプロジェクターがあるのでこれで上映するのかと思っていました。
時間が来ても上映する気配がありません。
15分ほど経ったでしょうか。
カウンターにあるテレビをいじり出しました。
どうやらテレビを使ってDVDを上映するようです。
お客さんは、カップルが2組に私の5人です。
英語版ですので私はセリフがほとんど理解できません。
でも、この映画は公募隊によるエベレスト登山ですので山を写している場面だけ見てもなかなかの迫力です。
登場人物の中に日本人女性が出てきます。
ここで話のあらましを思い出しました。
この日本人女性は難波康子さんです。
日本人女性で田部井さんの次くらいに7サミットを達成した人です。
しかも、このエベレストで7サミッターになったのですが、下山中に吹雪のため死亡するという栄光と挫折に見舞われた人です。
当時の私は、エベレストに登るには大規模な登山隊を組織しなければ登ることは出来ないと思っていました。
難波さんが使った公募隊という組織がどんなものを指しているのか興味があって翻訳本を買って読んだのです。
そして、いわゆるツァー登山でエベレストに登ったという事実を初めて知りました。
私が山に登っていない30年近くの間にツァー登山でエベレストに登るというところまで来ていたのです。
これは衝撃でした。
こんな方法でエベレストが登れるならお金さえあれば個人でも行けるはずです。
映画の中での難波さんの描かれ方は最悪でした。
ちょっと気の毒なくらい登山というものが分かってないような描かれ方でした。
興味のある方は、DVDを借りてみてください。
あの映画の中での難波さんの書かれ方はひどいですよね。
まるでまったく山に登ったことがない人のような感じで。
確保されるかどうかの確認もしないで難波さんがはしごを登り足を滑らせて落ちる場面があります。
あの場面を見てビックリしました。
多少でも山に登ったことがある人ならあり得ないシチュエションでないかと思いました。