井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

カラパタールからアイランドピークへ ・ その2

2011-11-27 21:57:02 | エベレスト街道を歩きカラパタールからアイランドピークへ
 10月25日 カトマンズ→ルクラ→パクディン

 朝5時半にホテルのロビーへ降りてガイドが向かえに来るのを待ちます。
ところが、そのガイドがなかなかこないのです。
ルクラへ飛ぶ飛行機は6時に飛ぶといわれています。

 どうしたことかとジリジリして待っていると暗かった空が明るくなってきます。
6:10分に慌ただしくガイドが車でやってきます。
私の荷物の他に大きなバックと段ボール箱などを車に積み込み出発です。

 車で混み合ってきた道路を飛ばしますが、なかなか思うように進みません。
やっと、空港へ着きましたが、国内線の玄関には人が溢れています。
その列に並んでいると進まないので、どんどん脇から進んでいきます。

 なぜこんなに混んでいるか入り口まできて分かりました。
入り口には兵士が立っており、この兵士がチケットを確認しながら空港内へ搭乗客を入れているのです。

 やっと空港の建物の中にはいることが出来ました。
まず荷物を秤の上に載せます。
ここで荷物の重量を量り、超過分の料金を銀行の窓口で払うようです。
この辺りの手続きにガイドは慣れていないようで時間ばかり掛かります。

 最初の待合所から手荷物検査と身体検査を受けて次の待合所に進みます。
この検査で私のザックに入っていたナイフを発見されてしまいます。
このナイフを預け入れた手荷物に移します。

   
    待合所は静かです。

 この待合所で待っていると7:45分の便に乗れるようです。
女性の案内人からルクラ行きのバスが出るとの声が掛かります。
これでやっとバスに乗って飛行機へ移動かと思うと、飛行場の片隅でさらに待機が掛かります。

いったいいつになったら飛行機に乗れるかと思いましたが、ここまで来たら焦っても仕方がありません。
すべては、ネパールペーストあきらめます。
やっとバスが動き、飛行機の横に泊まります。
ここから歩いて飛行機に乗り込みます。
   
    飛行機の中はこんな様子です。

 飛行機は狭い通路を挟んで17~18人位の人が乗っています。
小太りのキャビンアテンダントの女性が籠の中に綿とアメを配ります。
綿は耳鳴りを防ぐために用意しているようです。
私はアメを2個もらってさっそく舐めます。

 ほどなく飛行機は滑走路へ向かい、ルクラへ向かって離陸します。
高度を高く上げることなく前方に見える山肌を舐めるような高度で飛んでいきます。
ルクラに向かう便では左側の座席に座るとヒマラヤの山が見えると聞いていたので、何とかその席を確保しました。

 15分ほど飛んでいると前方にうっすらと白い山が見えてきます。
    
     山の形から山座同定は出来ませんが、ヒマラヤ初見参です。

 30分ほどすると操縦席の前方に深い谷が見えてきます。
その谷に向かって高度を下げていきます。
すると前方に登り坂となっている滑走路が見えてきます。
その滑走路に向かってぶつかるように高度を下げて着陸です。

 飛行機は右に曲がり駐機場へ入っていきます。
    
     ルクラの飛行場の全景です。

 ここで、積み込んだ荷物を受け取りましたが、ポーターがいません。
ガイドは私に荷物を見ているように言ってどこかへ行ってしまいます。
その間にもポーターはいらないかと言って数人の男が荷物に手を掛けようとします。
その人達に向かって「ノー、サンキュー!」といって、全てことわります。

 15分位するとガイドがやってきてポーターに荷物を渡すと私にこちらへ来いといって空港を出ます。
空港の建物がよく見えるロッジへ案内され、朝食を注文します。
このロッジの真下が滑走路です。
    
     この滑走路は谷に向かって降り坂となっています。

 朝食を済ませて9:15分、ルクラを出発します。
滑走路をぐるりと回るように歩くと右に曲がります。
そこはルクラのメインストリートでした。
お土産を売っている店や商店がある通りを抜けると道はどんどん下っていきます。

 いよいよ、トレッキングの始まりです。
所々にロッジがあります。
しばらく歩くと前方からゾッキョが数頭歩いてきました。
   
    ルクラから先はこのゾッキョか人背が荷物の運搬道具となるのです。

 1時間ほど歩くと茶店があります。
ここで休憩することにしました。
   
    前方にはこれから歩く谷が広がっています。 

 天気は良いので、歩いているとシャツ1枚で汗ばむくらいです。
寝不足気味でしたが天気が良いので気持ちよく歩けます。

    
     
    
     大きな石に経文を彫り込んだマニ石です。

 この石が出てくると3年前に歩いたアンナプルナを思い出しました。
ネパールはヒンズー教を信仰している人が多いようですが、高地に来るとチベット仏教を信仰している人が多いようです。
その厚い信仰の証がマニ石や所々にあるマニ車に現れています。

 11:50分、集落が見えてきました。
どうやらパクディンのようです。
今日はここにあるロッジに泊まります。

 ガイドが電話でなにやら話しています。
どうやらロッジの名前を聞いているようです。
連れて行かれたロッジはあまり立派とは言えないロッジでした。
   
    プリンスオブエベレストとというロッジです。

 どうやら、このロッジはガイドの妹の友達がいるロッジのようです。
今日はルクラからこのロッジまで2時間30分ほどしか歩いていませんが、朝が早かったので疲れを取るには丁度いい距離でした。

 昼食を食べて日当たりのいい場所でノンビリします。

     

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2 コメント

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確かに・・・ (みいちゃん)
2011-11-28 20:54:29
ロッジはかなり・・・。
でも、パクディンはあんまり大きな村じゃないですものね。
私はパクディンの川を挟んだ一番端のロッジに泊まりました。

懐かしいなあ!
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この宿に可愛い子が・・・ (MIKO)
2011-11-28 21:33:40
送ったCDの写真の最後の方に男の子と女の子が写っているものがありましたね。
あの子供達はこの宿の子供達です。
女の子が可愛いので写真を撮りました。
背が小さく5歳くらいにしか見えませんでしたが、小学校へ通っていました。
夜、勉強していたので持っていった鉛筆を兄弟にあげました。
この子達が大きくなった時にネパールはどんな風に変わっているでしょうか。
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