かなり前から左肩が痛いんですね。前への動きは大丈夫なんですが、後なるとかなり痛く、それなりにつらいし、不便なんですねえ。以前に右肩も痛かったんですが、いつの間にか直ったので今回も、と思っていても、痛みはおさまらない。それで整形外科に行きました。レントゲンを撮りましたが、筋肉というか筋の炎症が原因。なぜなったとかは分からず、まあ時間がかかるかもしれませんが…。ということで注射をしてもらい湿布薬をもらいました。結局、まったくどうにもならずでした、まあMRIとかでないと詳しくはわからないんでしょうね。困ったことです。
ということで、今回はフランクのピアノとヴァイオリンのソナタイ長調であります。フランクも前回のブルッフと同様、あまり聴きませんよねえ。その昔、カラヤンとパリ管の演奏で交響曲ニ短調をLPで買ったことを思い出しますが、その他は聴きませんねえ。フランクは1822年にベルギーで生まれ、生涯の大半を教会オルガニストとして暮らします。最晩年の1885年ごろからこの曲や交響曲ニ短調などを次々に作曲し、にわかに注目された。ダンディやショーソンは彼の弟子だそうです。お顔も髭かもみあげかそんなので特徴的な人であります。
そしてこの曲も、1886年ベルギーのヴァイオリニストであるウジェーヌ・イザイの結婚祝いとして作曲され献呈されたものです。このソナタはピアノとヴァイオリンが対等であり、ピアノとヴァイオリンの二重奏曲ともいうべきとも言われています。4楽章からなる30分ほどの曲ですが、、名作として名高く、ピアノ連弾用や、フルート、チェロ、ピアノ協奏曲など、さまざまな形に編曲されています。
それで、この曲の演奏ですが、前回同様チョン・キョンファのヴァイオリンとラドゥ・ルプーによるものです。デッカに録音したチョンキョンファの演奏を集めたBOXからの一枚です。1977年5月の録音。チョン・キョンファの全盛期とも言えるころのもですね。1943年と1945年生まれのお二人ですので、ともに三十才前後。気鋭のバリバリのころですので、言わば、怖いものなしで、一気に突っ切るような演奏であります。ふたりとも絶好調であります。
ただ、このフランクの曲は、ドイツの伝統的な形式ではないので、私は多少の違和感を覚えながら聴いております。うーん苦手なフランスものやなあ、と思うのでありました。全体を通して非常に美しい曲なんですがねえ。加えて、ヴァイオリンの持つ魅力も十二分に聴くことができますね。やはり、聴きどころはチョン・キョンファのヴァイオリンでしょうね。まず、音色も鮮やかで、スケールも大きく、表情も豊かですね。といってもあくまで彼女のヴァイオリンは自然体で、それほど曲の有り様を意識して、作為的に弾いている様子は感じられないのです。非常に正面から曲に向かい合って、真摯に誠心誠意、曲を再現しているのであります。それが結果的には、この曲の本質を我々に聴かせてくれているのでしょう。しかし、彼女のヴァイオリン、実にいい音で鳴っています。どの楽章も、その音楽にもっとも合った音色で歌っているような、惚れ惚れするヴァイオリンであります。しかし、私に取っては、それ以上にいいな、と思うのが、ルプーのピアノです。チョン・キョンファのヴァイオリンに一歩もひけを取らず、あるときは対峙し、あるときはヴァイオリンをサポート。またヴァイオリン以上に歌うときや、大胆に奔放にヴァイオリンを完全に食ってしまうところもいいです。「幻想的な叙唱」と題された第3楽章に雰囲気が実にいいです。ヴァイオリンもピアノも、これ以上に幻想的な風景をい醸し出すこといは無理なんではないかと思われるような演奏であります。ほんと絶品ですね。そして第4楽章では一転して転換する表情と、それにともない両者のこれ以上はないような協調した音楽がこれまたいいですね。
この土日は、寒い寒いでした。岡山に行こうと思ってたのですが、寒いのでやめました。そんな中、稀勢の里が悲願の優勝、いよいよ横綱ですね、おめでとうございます。
((DECCA 4787611 2014年 Complete Decca Recordings)
ということで、今回はフランクのピアノとヴァイオリンのソナタイ長調であります。フランクも前回のブルッフと同様、あまり聴きませんよねえ。その昔、カラヤンとパリ管の演奏で交響曲ニ短調をLPで買ったことを思い出しますが、その他は聴きませんねえ。フランクは1822年にベルギーで生まれ、生涯の大半を教会オルガニストとして暮らします。最晩年の1885年ごろからこの曲や交響曲ニ短調などを次々に作曲し、にわかに注目された。ダンディやショーソンは彼の弟子だそうです。お顔も髭かもみあげかそんなので特徴的な人であります。
そしてこの曲も、1886年ベルギーのヴァイオリニストであるウジェーヌ・イザイの結婚祝いとして作曲され献呈されたものです。このソナタはピアノとヴァイオリンが対等であり、ピアノとヴァイオリンの二重奏曲ともいうべきとも言われています。4楽章からなる30分ほどの曲ですが、、名作として名高く、ピアノ連弾用や、フルート、チェロ、ピアノ協奏曲など、さまざまな形に編曲されています。
それで、この曲の演奏ですが、前回同様チョン・キョンファのヴァイオリンとラドゥ・ルプーによるものです。デッカに録音したチョンキョンファの演奏を集めたBOXからの一枚です。1977年5月の録音。チョン・キョンファの全盛期とも言えるころのもですね。1943年と1945年生まれのお二人ですので、ともに三十才前後。気鋭のバリバリのころですので、言わば、怖いものなしで、一気に突っ切るような演奏であります。ふたりとも絶好調であります。
ただ、このフランクの曲は、ドイツの伝統的な形式ではないので、私は多少の違和感を覚えながら聴いております。うーん苦手なフランスものやなあ、と思うのでありました。全体を通して非常に美しい曲なんですがねえ。加えて、ヴァイオリンの持つ魅力も十二分に聴くことができますね。やはり、聴きどころはチョン・キョンファのヴァイオリンでしょうね。まず、音色も鮮やかで、スケールも大きく、表情も豊かですね。といってもあくまで彼女のヴァイオリンは自然体で、それほど曲の有り様を意識して、作為的に弾いている様子は感じられないのです。非常に正面から曲に向かい合って、真摯に誠心誠意、曲を再現しているのであります。それが結果的には、この曲の本質を我々に聴かせてくれているのでしょう。しかし、彼女のヴァイオリン、実にいい音で鳴っています。どの楽章も、その音楽にもっとも合った音色で歌っているような、惚れ惚れするヴァイオリンであります。しかし、私に取っては、それ以上にいいな、と思うのが、ルプーのピアノです。チョン・キョンファのヴァイオリンに一歩もひけを取らず、あるときは対峙し、あるときはヴァイオリンをサポート。またヴァイオリン以上に歌うときや、大胆に奔放にヴァイオリンを完全に食ってしまうところもいいです。「幻想的な叙唱」と題された第3楽章に雰囲気が実にいいです。ヴァイオリンもピアノも、これ以上に幻想的な風景をい醸し出すこといは無理なんではないかと思われるような演奏であります。ほんと絶品ですね。そして第4楽章では一転して転換する表情と、それにともない両者のこれ以上はないような協調した音楽がこれまたいいですね。
この土日は、寒い寒いでした。岡山に行こうと思ってたのですが、寒いのでやめました。そんな中、稀勢の里が悲願の優勝、いよいよ横綱ですね、おめでとうございます。
((DECCA 4787611 2014年 Complete Decca Recordings)
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