こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

モーツァルト、後期交響曲集

2006年05月07日 21時23分55秒 | モーツァルト
GWも、いよいよ終わりですね。5連休となると、けっこうなお休みでした。家で仕事三昧でしたが、それなりの成果はあがったかなと思います。けっこう、職場が懐かしかったりして…。
GW最後は、モーツァルト後期交響曲集、カラヤン=BPOであります。1970年の録音でEMIからのものです。HMVのネットで1028円で買いました。このCDにはそれなりの思い出があります。
このCDは、LPで1971年に発売されました。ちょうど中学生になったころで、音楽に興味を持ち始めた時期でした。当時、一番に知った指揮者は、もちろんカラヤンでした。以前もこのブログで述べましたが、ちょうどこのころカラヤンはDG専属から離れ、EMIにも録音を再開していた時期でした。レコードをいつも買いに行ってた岡山表町の大森楽器店で、そこから毎月「レコード・マンスリー」っていう、毎月のレコードの新譜情報の載った雑誌が送られてきてました。この雑誌で新譜を知ることができました。この「レコード・マンスリー」の最初の見開きのページにEMIのカラヤンの新譜の広告が載ってました。これがカラヤンのかっこいい指揮振りの写真とともに、うー、欲しいなあって思わせるような広告でした。まず最初に「フィデリオ」、次が「モーツァルト後期交響曲集」、その後ブルックナーの4・7番、「ニュルンベルクのマイスタージンカー」、「モーツァルトの管楽器のための協奏曲集」などが矢継ぎ早に発売されました。それも、7500円以上したもので、高値の花でした。モーツァルトの後期交響曲集も、35.36.38.39.40.41の6曲の交響曲で、「ハフナー」「リンツ」「プラハ」なんて洒落た表題がついているのに、新鮮な興味が湧いたものでした…。
そんなLPが、なんと35年後に1000円ほどで買えるようになるとは、もう想像もつきませんでした。いい時代になったんでしょうね。そんなわけで、懐かしさ一杯で、購入しました。その35年の間に、こんなモーツァルトは古くなってしまったんでしょうね。古楽器で、ホッグウッド、アーノンクール、ガーディナー、ブリュッヘンなどの新鮮な演奏が一世を風靡しました。でも、こんな昔ながらの演奏のほうがスキですね。カラヤンには、のちにDGに同じような曲の録音がありますが、このEMI盤のほうが断然いいです。オケを自在に引っ張って、締まって熱気一杯の演奏になっています。カラヤンの全盛期は、このころに違いないと思っています。この6曲の交響曲は、ほんといいですね。人類の至宝とも言えるものですね、まったく。

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2 コメント

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どうもです。 (mikotomochi58)
2006-05-09 22:06:51
jsBach2005さん、ありがとうございます。 残念ながら、私はレコードは買えませんでした。カラヤンのリハーサル盤がついていたことは、いま思い出しました。そんな特典がよくありましたね。管楽器の協奏曲集では、カラヤンのサイン入り指揮棒がついてました。それは、いまでももってます。カラヤンのサインは、これがそうか!と思えるようなものでした。
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私も持っています (jsBach2005)
2006-05-09 10:51:24
はじめまして。 私もこの EMI 盤のレコードを買った一人です。 演奏の印象はもう忘れてしまっていますが、添付されていたリハーサル盤でしゃべっていたカラヤンの声が、あまりにジジむさかったのを覚えています。



天はカラヤンに、指揮の才能とハンサムな顔を与えたが、美声は与えなかったんだなーと納得しました。 それではまた。
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