いよいよプロ野球も開幕しました。しかし、わがマリーンズ、開幕三連戦はホークスにぼこぼに打たれ、三連敗。続くライオンズにも、連敗。まあ、打てません。つながらず打線になっていない。今年のチーム力からして、こんなことはそう続かないと思っていますが、少々心配であります。そして4日からのファイターズ戦にはなんとか連勝しましたので、少し安心しました。今年は、石川・吉田・井上・吉原とルーキーの当たり年です。若い力の活躍で頑張って欲しいですね。
先日、年度末の多忙な中、ハーバーランドの北の神戸クリスタルタワーに出張で行きました。その帰りに歩いて三宮に向かい、中古やさんに行きました。よく言うのですが、激安BOXものが普通になって、安価で入手できるようになって、中古やさんのものにそれほど魅力を感じなくなったのですが、やはり行くと、これば、というものがありますねえ。だから、中古やさん通いはやめられないのですねえ…。
今回入手してよろこんだのは、クラウス・テンシュテットのライブであります。テンシュテットは、1983年以来ロンドンPOの音楽監督として活躍しますが、その前に1979年から北ドイツ放送交響楽団(NDR)の音楽監督となっています。しかし、楽団員や事務局との折り合いが悪く、1981年には辞任してしまいます。両者の録音がどれだけあるかは整理してないのですが、今回のCDは、テンシュテットとNDRのライブであります。1980年4月28日のベートーヴェンの交響曲第7番イ長調作品92です。
テンシュテットのベートーヴェンの交響曲の録音は、3・6・8番のスタジオ録音に加えて、1・3・5・7・9のライブがありますね。オケはすべてロンドンPOです。他にもあるかもしれませんが…。できたら、全集を録音してもらいたかったのですが、残念です。ただ、ライブでは燃える指揮者なので、ライブで演奏が残されていることは、実にありがたいですね。
このベートーヴェンも期待に違わぬ熱気にあふれた快演であります。少し早めのテンポであり、この曲のリズミカルなところがよく現されている。そして、はやり熱く、気合がみなぎり、オケもそんなテンシュテットによくついて行っております。加えて、NDRがいいです。このオケはヴァントとの演奏をよく聴きますが、それより以前のものですが、渋くドイツのオケという風格がよく現されております。
第1楽章、冒頭のトゥッティからオケの力量が溢れており、そして重厚さがいい。それは曲が進んでいく中でも、オケの分厚さと透明さが両立し、それが至るところで聴かれ、それ熱気にあふれ、それでいて軽快な印象が加わり、全体的には非常に気持ちがよく、爽快に曲を聴くことができる。この曲の理想的な演奏でありますねえ。第2楽章、大仰な泣き節ではないが、旋律はよく歌われ、総体として心に突き刺さるような切実さを感じる。NDRも派手さはないが、実に渋い。
第3楽章スケルツォ、分厚いオケがやはりいいです。中間部はその分厚さで存分に聴かせてくれるし、両端も重厚さと軽快さが同居しているあたりが、いいです。そして、第4楽章、終楽章にふさわしい熱気と高揚感を感じながら進む。オケは存分に力量を発揮し、熱気がと汗がほとばしる。テンポはそれほど速くはないが、重厚な中にも機動力を感じながら、高みに登っていく。
このCDには、モーツアルトのジュピターが後半に収められていますが、これも実にいい演奏です。しかし、暖かくなって、桜ももう満開ですねえ。
(Emi Ndr Archive 4767402 2004年 輸入盤)
先日、年度末の多忙な中、ハーバーランドの北の神戸クリスタルタワーに出張で行きました。その帰りに歩いて三宮に向かい、中古やさんに行きました。よく言うのですが、激安BOXものが普通になって、安価で入手できるようになって、中古やさんのものにそれほど魅力を感じなくなったのですが、やはり行くと、これば、というものがありますねえ。だから、中古やさん通いはやめられないのですねえ…。
今回入手してよろこんだのは、クラウス・テンシュテットのライブであります。テンシュテットは、1983年以来ロンドンPOの音楽監督として活躍しますが、その前に1979年から北ドイツ放送交響楽団(NDR)の音楽監督となっています。しかし、楽団員や事務局との折り合いが悪く、1981年には辞任してしまいます。両者の録音がどれだけあるかは整理してないのですが、今回のCDは、テンシュテットとNDRのライブであります。1980年4月28日のベートーヴェンの交響曲第7番イ長調作品92です。
テンシュテットのベートーヴェンの交響曲の録音は、3・6・8番のスタジオ録音に加えて、1・3・5・7・9のライブがありますね。オケはすべてロンドンPOです。他にもあるかもしれませんが…。できたら、全集を録音してもらいたかったのですが、残念です。ただ、ライブでは燃える指揮者なので、ライブで演奏が残されていることは、実にありがたいですね。
このベートーヴェンも期待に違わぬ熱気にあふれた快演であります。少し早めのテンポであり、この曲のリズミカルなところがよく現されている。そして、はやり熱く、気合がみなぎり、オケもそんなテンシュテットによくついて行っております。加えて、NDRがいいです。このオケはヴァントとの演奏をよく聴きますが、それより以前のものですが、渋くドイツのオケという風格がよく現されております。
第1楽章、冒頭のトゥッティからオケの力量が溢れており、そして重厚さがいい。それは曲が進んでいく中でも、オケの分厚さと透明さが両立し、それが至るところで聴かれ、それ熱気にあふれ、それでいて軽快な印象が加わり、全体的には非常に気持ちがよく、爽快に曲を聴くことができる。この曲の理想的な演奏でありますねえ。第2楽章、大仰な泣き節ではないが、旋律はよく歌われ、総体として心に突き刺さるような切実さを感じる。NDRも派手さはないが、実に渋い。
第3楽章スケルツォ、分厚いオケがやはりいいです。中間部はその分厚さで存分に聴かせてくれるし、両端も重厚さと軽快さが同居しているあたりが、いいです。そして、第4楽章、終楽章にふさわしい熱気と高揚感を感じながら進む。オケは存分に力量を発揮し、熱気がと汗がほとばしる。テンポはそれほど速くはないが、重厚な中にも機動力を感じながら、高みに登っていく。
このCDには、モーツアルトのジュピターが後半に収められていますが、これも実にいい演奏です。しかし、暖かくなって、桜ももう満開ですねえ。
(Emi Ndr Archive 4767402 2004年 輸入盤)
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