『まんぷく』、毎日見ています。ラーメンが完成しましたね。ラーメンが食べたくなりますね。最近、日清ではなく、明星の「ノンフライ チャルメラ バリカタ麺 豚骨」をよく食べます。博多ラーメンのバリカタの細麺を、ノンフライ麺を用いてうまく再現しています。なかなか美味です。博多ラーメンは、細麺でなければいけません。しかし、岡山のいつものラーメン、11月以来食べておりません。来週か再来週にも、行けたら嬉しいのですが…。
そんなことは一応おいて、今回もドヴォルザークの室内楽曲。前回のアメリカ五重奏曲と同じくらいの時期に買ったCDです。ドヴォルザークのピアノ三重奏曲第四番ホ短調作品90「ドゥムキー」であります。エマニュエル・アックス(P)、ヤン・ウク・キム(Vn)、ヨーヨー・マ(Vc)の演奏。1987年11月1~11日ニューヨークでの録音です。なぜ、この演奏を買ったかは定かではありませんが、おそらくはこのCDがあったから、ということでしょうね。3000円でした。
そんなことを思うと、昔はお店にあるCDから買うものを選んでいた。今はネットや雑誌などで一番よさげな演奏を選び、それをネットで注文する。うーん、かなり違いますね。LPの時代などはもっと顕著でしたよね。でもそんなお店での買いものが楽しかったです。LPなら試聴させてもくれましたしね。品揃えはよくなかったが、その中から選ぶことで満足でした。
それはそれとして、ドボルザークは4曲のピアノ三重奏曲を残しています。その中で、この4番は、1891年2月に完成。アメリカに行く直前でプラハ音楽院の教授のときの作品です。ドヴォルザークが祖国チェコから大いに名誉を与えられた頃。ドゥムキー」とは、ウクライナを起源とする民族音楽で、悲しみと陽気さが交互に交替する叙事的な歌謡バラッドの「ドゥムカ」の複数形と言われています。6つの楽章から構成されていますが、ソナタ形式は見えず、調性も自由で一貫性がなく、組曲的な性格が強いと言われています。
しかし、ドヴォルザークのメロディーメーカーとしての才は、ブラームスも羨望したというだけに、さすがであります。実に耳を引く旋律が目白押しであります。この曲で最も有名な演奏としては、スーク・トリオやボザールトリオの演奏があります。残年ながら、これらの演奏は未聴ななんですが、このCDの演奏も、実にいいです。三人が実に活気に満ちて生き生きと演奏しており、それぞれが美音と相俟って、非常に快感なのでありました。そして、表情も多彩であり、曲に込めた気持ちもしっかりと伝わってくるのです。
第1楽章、まずピアノとチェロの序奏、そしてヴァイオリンに続くチェロがカノン風に語りかける。非常に美しい響き。マのチェロは、風格もあるし、落ち着いた美音でしっかりと歌う。加えて、アックスのピアノもたいそう雄弁ですねえ。第2楽章、アックスのピアノで始まり、静かに語りかける。この弱音が美の極み。この楽章は美しい。実に美しい。ドヴォルザークの美しい旋律がこれらの楽器で、極上に歌い上げられます。第3楽章、チェロの少々暗めの主題が実に子心に染み込んできます。しかし、アンダンテに続き、アンダンテ・モデラート。ゆったりとした曲が続きます。そして、第4楽章。キムのヴァイオリンの高音がいい響きで歌い、それを支えるピアノ、チェロ。三人はこのトリオの経験の豊富さがよく現れています。そして終楽章。対象的な趣きをもつ二つの主題、悲しみを、一方では単純で躍動的。二つが合わさって進む。三つの楽器は、それを高らかに歌い上げる。最後の高揚感は三人の力量を示すものであります。
2月になって、毎日のランニング、少々頑張りすぎて、膝が痛くなりました。先週は5日ほどお休みをしました。なかなか無理ができない年なんでしょうねえ。
(SONY 30DC5075 1988年)
そんなことは一応おいて、今回もドヴォルザークの室内楽曲。前回のアメリカ五重奏曲と同じくらいの時期に買ったCDです。ドヴォルザークのピアノ三重奏曲第四番ホ短調作品90「ドゥムキー」であります。エマニュエル・アックス(P)、ヤン・ウク・キム(Vn)、ヨーヨー・マ(Vc)の演奏。1987年11月1~11日ニューヨークでの録音です。なぜ、この演奏を買ったかは定かではありませんが、おそらくはこのCDがあったから、ということでしょうね。3000円でした。
そんなことを思うと、昔はお店にあるCDから買うものを選んでいた。今はネットや雑誌などで一番よさげな演奏を選び、それをネットで注文する。うーん、かなり違いますね。LPの時代などはもっと顕著でしたよね。でもそんなお店での買いものが楽しかったです。LPなら試聴させてもくれましたしね。品揃えはよくなかったが、その中から選ぶことで満足でした。
それはそれとして、ドボルザークは4曲のピアノ三重奏曲を残しています。その中で、この4番は、1891年2月に完成。アメリカに行く直前でプラハ音楽院の教授のときの作品です。ドヴォルザークが祖国チェコから大いに名誉を与えられた頃。ドゥムキー」とは、ウクライナを起源とする民族音楽で、悲しみと陽気さが交互に交替する叙事的な歌謡バラッドの「ドゥムカ」の複数形と言われています。6つの楽章から構成されていますが、ソナタ形式は見えず、調性も自由で一貫性がなく、組曲的な性格が強いと言われています。
しかし、ドヴォルザークのメロディーメーカーとしての才は、ブラームスも羨望したというだけに、さすがであります。実に耳を引く旋律が目白押しであります。この曲で最も有名な演奏としては、スーク・トリオやボザールトリオの演奏があります。残年ながら、これらの演奏は未聴ななんですが、このCDの演奏も、実にいいです。三人が実に活気に満ちて生き生きと演奏しており、それぞれが美音と相俟って、非常に快感なのでありました。そして、表情も多彩であり、曲に込めた気持ちもしっかりと伝わってくるのです。
第1楽章、まずピアノとチェロの序奏、そしてヴァイオリンに続くチェロがカノン風に語りかける。非常に美しい響き。マのチェロは、風格もあるし、落ち着いた美音でしっかりと歌う。加えて、アックスのピアノもたいそう雄弁ですねえ。第2楽章、アックスのピアノで始まり、静かに語りかける。この弱音が美の極み。この楽章は美しい。実に美しい。ドヴォルザークの美しい旋律がこれらの楽器で、極上に歌い上げられます。第3楽章、チェロの少々暗めの主題が実に子心に染み込んできます。しかし、アンダンテに続き、アンダンテ・モデラート。ゆったりとした曲が続きます。そして、第4楽章。キムのヴァイオリンの高音がいい響きで歌い、それを支えるピアノ、チェロ。三人はこのトリオの経験の豊富さがよく現れています。そして終楽章。対象的な趣きをもつ二つの主題、悲しみを、一方では単純で躍動的。二つが合わさって進む。三つの楽器は、それを高らかに歌い上げる。最後の高揚感は三人の力量を示すものであります。
2月になって、毎日のランニング、少々頑張りすぎて、膝が痛くなりました。先週は5日ほどお休みをしました。なかなか無理ができない年なんでしょうねえ。
(SONY 30DC5075 1988年)
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