みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

難聴者等トータルコミュニケーション教室

2021年02月06日 16時20分18秒 | 日記
令和2年度宮城県委託事業難聴者等トータルコミュニケーション教室(2回目)を開催しました。

講師は東北文化学園大学教授で宮城県言語聴覚士会の高卓輝(たかとうひかる)先生。
テーマは講話「聞こえにくいことについて」

第1回目の難聴者等トータルコミュニケーション教室と内容は同じです。
https://blog.goo.ne.jp/mimisuppomiyagi/s/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB

情報保障は要約筆記と聴覚支援機器としてのヒアリングループ(以下、H)とコミューン
(以下、C)です。

ヒアリングループ


コミューン

前回まではHとCを同時に使用するとHのスピーカーとのハウリングが起きやすいといった
課題があり、これまでHのみ使うことが多々ありました。

これを工夫してみて、
1.Hのスピーカーを設置せず、H希望者はループからの磁気を「T」、「MT」スイッチが
内蔵している補聴器で聞く。
2.「T」、「MT」スイッチが内蔵されていない補聴器や、補聴器を使っていない方には
Cで聞く。
この2つの方法で使用してみました。

ただ、マイクはH用とC用を同時に二つ使うことになり、ちょっと面倒ですが、写真のように
工夫してみました。
(参加者からの質問でマイクを使うときは大変です・・・。今度また工夫してみます。)

そんな訳で聴覚支援機器での情報保障はバッチリ。

さて、今回は土曜日に開催したこともあり、いつもより参加者が多くなりました。

講話で参加者の中には聞こえにくくなる原因、補聴器の限界、補聴器にとって聞こえやすい
環境や機器、補聴器以外でのコミュニケーションについても学んだようです。

講話のあとはエンジョイコミュニケーション。
聞こえにくさを補う手段の一つとして、手話を学ぶにはちょっと難しいことがあるかも
しれません。
しかし、普段使っている身振り手振りはコミュニケーションの手段としても有効です。
「食べる」、「飲む」、「良い(OKサインで)」、「駄目(両手をクロスしてバツ)」、
スポーツで「野球」、「バスケ」・・・。
それから「ご苦労様」、「ありがとう」などの簡単な手話をちょっとだけ。

それから筆談のコツも。聞いたことをそのまま書くのではなく。短く簡潔にして要点が
つかめればいいということを伝えると納得していただきました。

この難聴者等トータルコミュニケーション教室を通して生活の質を高め、少しでも快適な
コミュニケーション環境が作ることができると嬉しく思います。

令和2年度で次回は2月22日月曜日13時30分から15時30分までです。
ぜひ、ご参加ください。(詳しくは以下を参照。)
http://www.mimisuppo-miyagi.org/data/r2-nan_tc.pdf

スマホで連動する補聴器が欲しくなった松本でした。


  今日のみみサポみやぎの花壇。
これから温かくなると綺麗に咲くかもです。











コメント
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