1月17日(火)、今年度2回目の事業者向けみみサポセミナーを開催しました。
コロナ禍が始まった3年前から実施している本セミナーは、会場参加のほか、
感染予防の観点からZoomでもご参加いただくことができます。
今回のテーマは「聴覚障害者と働く」です。
まずは、松本施設長から、
「聴覚障害の基礎知識/聴覚障害者とコミュニケーション」の講話です。

聴覚障害者といっても聞こえ方は一人ひとり違い、
そして適切なコミュニケーション方法もそれぞれ異なる、という説明がありました。
その後、社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 地域支援センターぱれっと
障害者就業・生活支援センターわ~くの北川進様より、
「聴覚障害をお持ちの方の就労に必要な配慮」というテーマで
お話をいただきました。

北川様からは、
「聴覚障害者は聞こえないだけだから」と思われがちだが、
いざ実習をしてみると、コミュニケーションを取るのに
大変時間と手間がかかることがわかり、
採用につながらない傾向がある、という説明がありました。
そして、人間一人ひとり違うことが当たり前であるように、
聴覚障害者も一人ひとり違いがあり、適切な対応方法も異なる、
まずは聴覚障害を持つ従業員に関心を持ち、
その方に適する支援をよく考えることが大切、というお話がありました。
講話の後は質疑応答。

当日は、現在、聴覚障害者を雇用されている事業者様や
今後雇用を予定している事業者様が参加され、
熱心にメモを取る姿が見られました。
参加された事業者様からは
「聴覚障害者は一人一人違うということを心に留めておきたい」などの
ご意見を頂きました。
聴覚障害者の方々はもちろん、障害者の皆さんが働きやすい環境を、
事業者をあげて一緒に考えていくことが大切なんだな、と感じました。
2回目のセミナーを終えて、やや放心状態。福元でした。